平成二十年十一月(九州)場所(於・福岡国際センター)は、千秋楽。
日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
優勝者(◎)と同点者(千秋楽に決定戦)、幕下以上の状況など。
・幕下
中野(東24)は5勝で終了。上位へ?
大天霄(東14)も5勝目。
・十枚目(十両)
龍皇(西10)は東幕下2枚目の片山に敗れ、4勝11敗に終わった。
北桜、今場所も負け越した…。
新十枚目の四ツ車は6勝で終了、残留はできる。
春日王が勝ち越し。
白馬は負け越し。
新十枚目大翔湖は9勝目。
磋牙司(東12)は敗れて5勝10敗。
3敗で並んでいた2人のうち、まず翔天狼が土佐豊を破って3敗を守る。これで玉鷲は圏外へ。土佐豊(西2)は惜しい負け越し。
負ければ幕下陥落必至の玉飛鳥(東8)、岩木山を倒して5勝目。残留は? 岩木山が4敗で、新十枚目翔天狼の優勝が決定。
◎12勝3敗
翔天狼(西9)
陥落者が少ないので、入幕は無理か?
十枚目年間最多勝“争い”、対象者の星取は下記のとおり(シコ名・十枚目での年間勝敗・今場所の星取を示す)。
玉鷲 46-27 ○○○○○○○●●○○●●○●
首位の玉鷲は46勝で終了。来年は?
各段の決定戦など。序ノ口は13日目に決定済み。
・序ノ口
◎7勝
若駿河(西24)
・序二段
透川[とおるがわ](東49)と慶[けい]の対戦。投げの打ち合いで同時に落ちたが、透川の肘が先に付いていて、団扇をもらった慶が優勝。
◎7勝
慶
(西122)
・三段目
乾王・東心山(西89)の対戦。熱戦の末、乾王が優勝決定。部屋は序二段・序ノ口と、3階級制覇。
◎7勝
乾王(東19)
・幕下
琴国と千昇(東42)の対戦。一気に押し出して、琴国が優勝。昇進枠は狭いが、大銀杏を結えるか!?
◎7勝
琴国(東10)
・幕内
玉鷲が一気に出るところ、土佐ノ海が肩透かしで逆転。十枚目の玉鷲は10勝5敗で終了。
豊真将を山本山が圧倒。豊真将は西16枚目で負け越し、山本山は西十枚目3枚目で9番。
北太樹の網打ちは豊桜を呼び込んで不発。豊桜(西十枚目筆頭)は6番、北太樹は2番に終わった。
光龍を一気に押し出して、千代白鵬9勝目。
木村山を押し出して、武州山嬉しい勝ち越し。東15枚目の木村山は6番止まりで、陥落へ。
一時は優勝争いの首位を走った雅山を、しがみついて寄り切って高見盛10勝目。技能賞は無理だったが、善戦賞でもあげたい(笑)。
押し合いから垣添が引いても引いても朝赤龍は崩れず。押し出して、ともに5勝。
北勝力は今日もあっさり敗れた。時天空は7勝目だが、年間6場所とも負け越し。
嘉風がサッと出るが、強敵琴奨菊に後ろを向かされて惜敗。4敗となって、優勝がなくなった…が、敢闘賞受賞。
豪風の首投げがきれいに決まって9勝目。若の里は2枚目で6番だった。
普天王が出島を寄り切って、7連敗から5勝10敗に戻して終了。出島はついに6連勝から白星が出なかった。
今場所活躍した、豊ノ島と稀勢の里の一番。稀勢の里が“どうだ!”とばかりに寄り切って11勝。この2人が小結復帰か?
初日に白鵬を破ったものの、あまり星が上がってない安美錦。旭天鵬が10勝目、殊勲賞の安美錦は8勝止まり…でも関脇復帰へ。
今日も速攻、豪栄道が栃ノ心を倒して5勝目。終盤2日間だけ見れば、まあ、収穫はあったのかなあ…と。来年がんばれ?
東西1人ずつの日本人を入れた、三役揃い踏み。西の要の把瑠都がぎこちない?
大関昇進は“内定”。なので気にせず賜盃を目指すのみ。凄まじい当たりで、大きな把瑠都を吹っ飛ばす。これで13勝、まずは決定戦に進出。10番で次の大関争いに名乗りをあげられた把瑠都は9勝止まり、まだゼロのまま。
前後の取り組み比べて、はっきり言ってどうでも良い大関対決。千代大海をタイミング良く引き落とし、琴欧洲がまるで台本のない予定調和で勝ち越し。文句は言わないけど不満だ…。
これぞ横綱。白鵬が琴光喜を豪快に上手投げ。圧勝で13勝2敗、安馬と並んで平成19年3月以来の優勝決定戦へ。
決定戦。攻防溢れる大熱戦。疲れが見えた白鵬が、強引に上手投げ。経験豊富な白鵬が、かろうじて優勝を決めた。これで7月から3連覇となった。
◎13勝2敗
白鵬(横綱、3場所連続9回目)
☆殊勲賞
安美錦(小結、5月以来4回目)
☆敢闘賞
嘉風(前12、初)
☆技能賞
安馬(関脇、7月以来5回目)
※雷電賞(関脇以下の最高成績者)
安馬(関脇、3場所連続3回目)
安馬が大関に上がった場合、改名予定。「旭馬」の「アマ」は強引に見えるが、部屋名が同じだけの「清國」なども、イメージが違う。さて?
大関に安馬が上がれば、関脇には安美錦が復帰か。小結は豊ノ島と稀勢の里が有力。
幕内から十枚目へは、春日錦・北太樹・木村山、十枚目から幕内へは岩木山・山本山・玉鷲か。
十枚目から幕下へは龍皇・磋牙司、幕下から十枚目へは安壮富士・福岡・琴国か。落ちる力士が足りないので、下に6枚ある玉飛鳥(5勝)か下に2枚ある白馬(7勝)を落とすかどうか。
最高の相撲で幕を閉じた、平成20年11月場所。本場所記事はあと2回あります。
日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
優勝者(◎)と同点者(千秋楽に決定戦)、幕下以上の状況など。
・幕下
中野(東24)は5勝で終了。上位へ?
大天霄(東14)も5勝目。
・十枚目(十両)
龍皇(西10)は東幕下2枚目の片山に敗れ、4勝11敗に終わった。
北桜、今場所も負け越した…。
新十枚目の四ツ車は6勝で終了、残留はできる。
春日王が勝ち越し。
白馬は負け越し。
新十枚目大翔湖は9勝目。
磋牙司(東12)は敗れて5勝10敗。
3敗で並んでいた2人のうち、まず翔天狼が土佐豊を破って3敗を守る。これで玉鷲は圏外へ。土佐豊(西2)は惜しい負け越し。
負ければ幕下陥落必至の玉飛鳥(東8)、岩木山を倒して5勝目。残留は? 岩木山が4敗で、新十枚目翔天狼の優勝が決定。
◎12勝3敗
翔天狼(西9)
陥落者が少ないので、入幕は無理か?
十枚目年間最多勝“争い”、対象者の星取は下記のとおり(シコ名・十枚目での年間勝敗・今場所の星取を示す)。
玉鷲 46-27 ○○○○○○○●●○○●●○●
首位の玉鷲は46勝で終了。来年は?
各段の決定戦など。序ノ口は13日目に決定済み。
・序ノ口
◎7勝
若駿河(西24)
・序二段
透川[とおるがわ](東49)と慶[けい]の対戦。投げの打ち合いで同時に落ちたが、透川の肘が先に付いていて、団扇をもらった慶が優勝。
◎7勝
慶
(西122)
・三段目
乾王・東心山(西89)の対戦。熱戦の末、乾王が優勝決定。部屋は序二段・序ノ口と、3階級制覇。
◎7勝
乾王(東19)
・幕下
琴国と千昇(東42)の対戦。一気に押し出して、琴国が優勝。昇進枠は狭いが、大銀杏を結えるか!?
◎7勝
琴国(東10)
・幕内
玉鷲が一気に出るところ、土佐ノ海が肩透かしで逆転。十枚目の玉鷲は10勝5敗で終了。
豊真将を山本山が圧倒。豊真将は西16枚目で負け越し、山本山は西十枚目3枚目で9番。
北太樹の網打ちは豊桜を呼び込んで不発。豊桜(西十枚目筆頭)は6番、北太樹は2番に終わった。
光龍を一気に押し出して、千代白鵬9勝目。
木村山を押し出して、武州山嬉しい勝ち越し。東15枚目の木村山は6番止まりで、陥落へ。
一時は優勝争いの首位を走った雅山を、しがみついて寄り切って高見盛10勝目。技能賞は無理だったが、善戦賞でもあげたい(笑)。
押し合いから垣添が引いても引いても朝赤龍は崩れず。押し出して、ともに5勝。
北勝力は今日もあっさり敗れた。時天空は7勝目だが、年間6場所とも負け越し。
嘉風がサッと出るが、強敵琴奨菊に後ろを向かされて惜敗。4敗となって、優勝がなくなった…が、敢闘賞受賞。
豪風の首投げがきれいに決まって9勝目。若の里は2枚目で6番だった。
普天王が出島を寄り切って、7連敗から5勝10敗に戻して終了。出島はついに6連勝から白星が出なかった。
今場所活躍した、豊ノ島と稀勢の里の一番。稀勢の里が“どうだ!”とばかりに寄り切って11勝。この2人が小結復帰か?
初日に白鵬を破ったものの、あまり星が上がってない安美錦。旭天鵬が10勝目、殊勲賞の安美錦は8勝止まり…でも関脇復帰へ。
今日も速攻、豪栄道が栃ノ心を倒して5勝目。終盤2日間だけ見れば、まあ、収穫はあったのかなあ…と。来年がんばれ?
東西1人ずつの日本人を入れた、三役揃い踏み。西の要の把瑠都がぎこちない?
大関昇進は“内定”。なので気にせず賜盃を目指すのみ。凄まじい当たりで、大きな把瑠都を吹っ飛ばす。これで13勝、まずは決定戦に進出。10番で次の大関争いに名乗りをあげられた把瑠都は9勝止まり、まだゼロのまま。
前後の取り組み比べて、はっきり言ってどうでも良い大関対決。千代大海をタイミング良く引き落とし、琴欧洲がまるで台本のない予定調和で勝ち越し。文句は言わないけど不満だ…。
これぞ横綱。白鵬が琴光喜を豪快に上手投げ。圧勝で13勝2敗、安馬と並んで平成19年3月以来の優勝決定戦へ。
決定戦。攻防溢れる大熱戦。疲れが見えた白鵬が、強引に上手投げ。経験豊富な白鵬が、かろうじて優勝を決めた。これで7月から3連覇となった。
◎13勝2敗
白鵬(横綱、3場所連続9回目)
☆殊勲賞
安美錦(小結、5月以来4回目)
☆敢闘賞
嘉風(前12、初)
☆技能賞
安馬(関脇、7月以来5回目)
※雷電賞(関脇以下の最高成績者)
安馬(関脇、3場所連続3回目)
安馬が大関に上がった場合、改名予定。「旭馬」の「アマ」は強引に見えるが、部屋名が同じだけの「清國」なども、イメージが違う。さて?
大関に安馬が上がれば、関脇には安美錦が復帰か。小結は豊ノ島と稀勢の里が有力。
幕内から十枚目へは、春日錦・北太樹・木村山、十枚目から幕内へは岩木山・山本山・玉鷲か。
十枚目から幕下へは龍皇・磋牙司、幕下から十枚目へは安壮富士・福岡・琴国か。落ちる力士が足りないので、下に6枚ある玉飛鳥(5勝)か下に2枚ある白馬(7勝)を落とすかどうか。
最高の相撲で幕を閉じた、平成20年11月場所。本場所記事はあと2回あります。