徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

敵対的

2005-03-23 07:57:17 | News
「ライブドアには他社より優れたIT技術も、独創的なアイデアもない、ライブドアと提携する意味がない」Yahoo news(毎日新聞)
「フジテレビに影響力を及ぼそうという意図のもと、ニッポン放送を支配しようというライブドアの行為は容認できない」毎日新聞(3月19日)

あからさまに敵対的で挑発的なのはフジテレビの方じゃないのか。

「堀江さんが嫌いとかではなくて、買収されたニッポン放送は今までのニッポン放送ではなくなるということ。他のラジオ局と同じになってしまうので出演する理由はない、という気持ちが(みゆきには)あったようです」
(中略)今回のみゆきの証言は「企業価値」を訴える書面として、同局が東京高裁に提出していた。書面中には、みゆきのほか、同じくオールナイトの人気パーソナリティーだったタモリや、脚本家の市川森一氏、倉本聰氏の証言もあった。同局は高裁に対し、「人気パーソナリティーを確保することは極めて困難で、降板は聴取率の低下を意味する」などと主張したという。スポーツ報知

いくらニッポン放送に思い入れがあるとしても、そんな理由で出演しない方が不自然だし、そんな理由はあり得ないと思うのだが。中島みゆきも女を下げたか。というか事務所の人間がここまで代弁しちゃって大丈夫なのか? 発言すればするほど、行動すればするほど、何らかの力が働いていると思わざるを得ない。タレントは損ですな。
自分に被害が及ばないときは、ホリエモンを面白がって取り上げていたくせに……テレビでホリエモンに対して攻撃的なコメントを吐くニッポン放送(OBを含む)の社員さんへの違和感はそのへんにある。このおっちょこちょいぶりは放送メディア全体に共通しているが。

人気お笑いコンビ「ナインティナイン」が連日のニッポン放送騒動について、25日までに独自の見解を示した。同局のレギュラー番組「オールナイトニッポン」の公式HPで、ライブドアへ経営が移った場合に降板を示唆するタレントに対してクギを刺した。「“リスナーを大事にしている”のであれば、リスナーを無視して、経営が変わったらパーソナリティーを降りるということを発表するのはよくないと思う。それでなくてもリスナーは不安やろうに…。ナインティナインは今のところその意向はないので、皆さん毎週ラジオ聴いて下さいね」としている。
デイリースポーツ
オールナイトニッポン公式HP

ナイナイ、見直したよ。本当の現場の声という気がするです。
ソフトバンクにどうこうないが、拍手で迎えるフジ社員って何なんだ? 単なるブランド好き?

4ちゃんねる

2005-03-23 07:09:30 | Music
馴染みの中古レコード屋さんでバーブラ・ストライサンドの「Funny Girl」を買ってみたら、ジャケットにでかくSQ方式と印刷されていた。だから買ったというわけではまったくないのだけれども、調べてみたらソニーに開発した4チャンネル仕様のレコードなのだという。70年代、レコード会社各社は規格の統一もないまま、競って4チャンネル開発していたそうだ。さすがにそれは記憶にない。
岩崎宏美ファンの方がHPに書いていた解説がわかりやすかったのでちょっと引用。

4チャンネル方式というのは,現在でいえば,映画のLDやDVD等で使われているドルビー・サラウンドみたいなもので,前後にスピーカーを各2本づつ置いて,音に囲まれている状態で音楽を聴こうというもので,一般的には後方スピーカーからはホールの反射音に相当するものを出しました。当時,これをやるには4トラック式テープレコーダーを使うのが技術的には一番簡単で,また,各スピーカーの音の分離も良かったのですが,テープは高いので,LPででも同様な効果を出そうということで,3つの方式、すなわち,ビクターの「CD-4方式」,ソニーの「SQ方式」,それ以外の会社の「QS方式」が考案され,販売されました。そのうち,SQ及びQS方式は従来のカートリッジを使用しましたが,CD-4方式は「シバタ針付のカートリッジ」という5万Hzまで再生できる(普通は2万Hzまで)特殊なものを開発しました。4チャンネルで再生するにはこのシバタ針付のカートリッジとそれを4チャンネルに戻すデコーダーがなければいけませんが,現在はそれらを入手することはほぼ不可能です。

それから当時のエンジニアさんの証言「4チャンネル方式によるステレオ録音と再生」

中学生の頃はレコパルも読んでいたが、経済的理由と住居の問題でオーディオは早々に諦めたので、最近のオーディオマニア事情にはまったく疎いのだけれども、70年代~80年代にはまだ確実にいたマニアの人たちはホームシアターに行っちゃったんでしょうか。ひたすら「再現」「臨場感」を追求するオーディオマニアの方々には、寺島靖国さんのジャズ本じゃないけれども、業を感じたりする。
いつか踏み入れそうな予感を覚えつつ、普通に聴くぶんには2チャンネルでもオッケーらしいのでオレはほぼ問題なしです。ということで、El Chicano「Revolucion」「Celebration」、Sonny&Cher「LIVE」、OST「On A Clear Day You Can See Forever」「Funny Girl」「Funny Lady」「the Wizard Of Oz」「Pele」購入。