「僕はもともと、夢という言葉が好きではないです。見ることはできても、かなわないものが夢だと思っていますので。 僕はここで投げられることをずっと信じてやってきたので、今、ここにいるのだと思います」
この言葉を聞いたときにどうしようもなく違和感を覚えた。中田英寿の「自分探しの旅」並に違和感を覚えた。「ずっと信じてやってきた」という後半の件はともかく、「夢」と言う言葉の解釈についてどうしようもない距離感を感じたのだ(だから彼は1000万ドルプレーヤーになれたとも言えるが)。夢というのは何だかわからないもので、自分でも何だかわからないものだから、人はそれを胸に大事にしまいつつ、少しずつ理解し、変化させ、生きていく。
例えば、あってもなくってもいいものに対して、あってもいいと言うか、なくていいと言うか。一見あってもなくってもいいものの中にこそ真実がある。
内田樹さんの『下流志向』(講談社)を読んでいて、松坂大輔の言葉を思い出した。
読み進んでいくうちに、どうしても暗澹たる想いになるが、それでも鮮やかに核心を突きまくりの言葉の数々には笑ってしまう。今朝の朝日新聞の書評で中条省平さんが同書を取り上げている。こちらも読んでいて爽快になるほど鮮やか。
この言葉を聞いたときにどうしようもなく違和感を覚えた。中田英寿の「自分探しの旅」並に違和感を覚えた。「ずっと信じてやってきた」という後半の件はともかく、「夢」と言う言葉の解釈についてどうしようもない距離感を感じたのだ(だから彼は1000万ドルプレーヤーになれたとも言えるが)。夢というのは何だかわからないもので、自分でも何だかわからないものだから、人はそれを胸に大事にしまいつつ、少しずつ理解し、変化させ、生きていく。
例えば、あってもなくってもいいものに対して、あってもいいと言うか、なくていいと言うか。一見あってもなくってもいいものの中にこそ真実がある。
内田樹さんの『下流志向』(講談社)を読んでいて、松坂大輔の言葉を思い出した。
読み進んでいくうちに、どうしても暗澹たる想いになるが、それでも鮮やかに核心を突きまくりの言葉の数々には笑ってしまう。今朝の朝日新聞の書評で中条省平さんが同書を取り上げている。こちらも読んでいて爽快になるほど鮮やか。