徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

セーラーさん

2007-02-17 21:51:53 | LB中洲通信2004~2010
全日空ホテルへ移動。次の取材まで2時間ほど時間が空いたのでカフェで『カラスのジョンソン』読了。とっても切ない物語だ。

14時から映画『アルゼンチンババア』の長尾直樹監督の取材。CMディレクターという印象の方が強いが、PFFの第一回組というベテラン監督。CMの仕事が多いということもあるのだろうけれども、シーンの絵作りに関して完成度は高い。長尾さんは「観客が観ていて疲れないように抜くところは抜かないと」とは言うが、やはり映像としては良くも悪くも濃密である。長尾さんはこちらが思っていた以上に物語のリアリティを意識していたけれども、それでもファンタジー風な印象を抱かせる理由は、たぶんこの映像の濃さなのだと思う。
それから、堀北真希のセーラー服がとにかく眩しかった。早朝に試写用のDVDを観ていて目が醒めた。やはり小洒落た制服よりもベーシックな制服を選んで正解だったんじゃないかと思う。可愛くてイイです。

仮眠

2007-02-17 21:27:13 | Works
10時から日本橋にあるKIZUカイロプラクティックの取材。ここにはNAPIAという仮眠スペースがある。今回の取材のメインはこちら。居眠り、うたた寝の類はビジネスマンにとってはネガティブな印象を抱く人が多いだろうけれども、NAPIAでは、ウィークデイの仕事中でも、午後3時までに30分程度の仮眠を取ることを推奨している。眠気を抑えてストレスを抱えながら仕事をするよりも、昼間に適度な睡眠を取る事でリフレッシュできるということらしい。
ま、要するにインド人に学べってことです(NAPIAではそんなことは主張してませんが)。
カイロプラクティックと併せればより効果的。歩いて5分ほどの本店には高気圧エアチェンバーシステム、別名ベッカムカプセルもあり。

取材後、入江、湯川君と昼飯。入江オメデタ。

回転レストラン

2007-02-17 20:35:05 | Works
金曜日。有楽町駅前にある回転展望レストラン「銀座スカイラウンジ」の取材。オープンは東京オリンピックの翌年ということで、創業42年経つという歴史あるレストランなのだけれども、一見して「昭和の香り」のするようなものはない。ガチンコのフレンチ・レストランである。取材に応対していただいたAさんやSさんに粘って訊いてみても「ない」という。ないはずである。改装したときにあれやこれやと処分してしまったそうなのだ。ん、まあそれでも充分なロケーションではあるのだけれども…。
しかし一番身近な「昭和」があった。そう、床(客席のみ)が回転しているのだ。しかも時々微妙なノッキングを起こしながら。交通会館は他のビルを見下ろすほど圧倒的に高いビルではない。ビル街に肩を並べる程度の高さだ。しかしこれがザ・東京。客席が約1時間に1周回転するという「イベント」も考えてみればザ・昭和。Sさんも言っておられたが、ビルの谷間でクルージングしているような気分になるのだ(だから乗り物に弱い人は「船酔い」するかもしれない)。
ちなみにこちらの回転盤は三菱製で、構造的には「砲台」と同じなのだという。軍ヲタにはたまりませんな。