水曜日。原稿。
夜はスカパーで「
名古屋対清水」戦。
ここのところ2点以上獲っているオフェンスを責めるわけにはいかない。かと言って失点も、完全にエアポケット状態だったとしか思えない1失点目以外は何だかよくわからないもので、グランパス君のラッキーポイントという感じで負けた気がしない(現実的には負けたけれども)。健太は自嘲的に「自滅ですよ」と言うが、何だかそうとばかりも言えない印象が残る。
勝負の世界には<勝者のメンタリティ>という誇り高き言葉がある。しかし<2年連続4位のメンタリティ>などというガラスのハートみたいな言葉はない。名古屋にすでに<勝者のメンタリティ>があるとはとても思えないが、少なくともそれに準じる勢いだけは手に入れている。なかなか勢いを手に入れることのできない健太エスパルスは、こればかりは、やっぱり、どうしたって、とにかくタイトルを獲って本物の<メンタリティ>を手に入れるしかないのである。
それも、ピクシー・バブルで炎上する名古屋より先に、である。
上手く行けばナビの決勝で今季2敗の雪辱は充分果たせる。
名古屋に先を越されると癪に障るのである。クラブ出身のカリスマを擁して体質を変えるという、ほとんど2005年、2006年の清水と同じような道筋を辿りつつ、さらに<20点FW><5年太鼓判>という詐欺的発言を残して、よりによって名古屋へ行った久米のオヤジ(前強化部長、現名古屋強化部長)が関わっていると思うと、これは先を越されるわけにはいかないのである。
この先、誰に何を言いたいのかは、わかる人にはわかる。
いや、確かに名古屋は強くなった。しかし、タイトルは先に獲る。
名古屋番のへんてこな女ライターに同情される必要はまったくはない。