<出棺前、参列者が遠巻きに囲む棺の上に、愛用のマントとギターが置かれると「雨あがりの夜空に」がかかった。「OK、チャボ!」。清志郎さんの仲井戸への掛け声に続いて歌声が流れた瞬間。それまで沈んでいた仲井戸が棺の前に飛び出した。言葉にならない声とともに両手を上げ、一心不乱に跳びはね続けた。(中略)清志郎さんの往年のステージパフォーマンスが乗り移ったかのような仲井戸の姿に、参列者は涙声で大合唱した。家族以外では仲井戸だけが清志郎さんの最期をみとっていた。>(asahi.com 5月5日付)
取材記者やカメラマンが取材先のすべてを把握するなんて無理に決まっている。いつものお仕事として現場へ急行してきた人もいるだろう。
だが、オレたちは密葬のようすを描写したちょっとした一文に安堵し、涙し、心無いキャプションに憤る。
年に数回、記者会見なるところへ行くと、そこで見かける芸能系のカメラマンのバイタリティに気圧される。ちょっと人種が違うんじゃないかと感じる。またそうでなければ生き残れない世界なのだと思う。
でも、だから、何したっていいってわけじゃない。
清志郎は日本のロックをメディアに踊らされることなく(あえて踊りながら)自ら利用してメジャーにした人だと思うけれども、記者の個人的な思いに溢れた良い記事もあるものの、やはり彼の死が芸能マスコミの見出しの論理で語られることに関しては残念ながら違和感を覚える。
清志郎の死でさえも芸能マスコミのフォーマットに収められてしまうんだな。
もっと頑張れよ、同世代のマスコミ。大人だろ。
9日のイマーノ・キヨシロー、THE GREAT RC SUCCESSIONの最後のライブはカメラマンさんにいっぱい撮ってもらおう。
(追記)
反骨、反骨と報じられるわけだが、それは<気骨>であって、その名の通り、清<志>郎なのだと思う。やはり大事なのはキーポン・ロッキンですよ。
取材記者やカメラマンが取材先のすべてを把握するなんて無理に決まっている。いつものお仕事として現場へ急行してきた人もいるだろう。
だが、オレたちは密葬のようすを描写したちょっとした一文に安堵し、涙し、心無いキャプションに憤る。
年に数回、記者会見なるところへ行くと、そこで見かける芸能系のカメラマンのバイタリティに気圧される。ちょっと人種が違うんじゃないかと感じる。またそうでなければ生き残れない世界なのだと思う。
でも、だから、何したっていいってわけじゃない。
清志郎は日本のロックをメディアに踊らされることなく(あえて踊りながら)自ら利用してメジャーにした人だと思うけれども、記者の個人的な思いに溢れた良い記事もあるものの、やはり彼の死が芸能マスコミの見出しの論理で語られることに関しては残念ながら違和感を覚える。
清志郎の死でさえも芸能マスコミのフォーマットに収められてしまうんだな。
もっと頑張れよ、同世代のマスコミ。大人だろ。
9日のイマーノ・キヨシロー、THE GREAT RC SUCCESSIONの最後のライブはカメラマンさんにいっぱい撮ってもらおう。
(追記)
反骨、反骨と報じられるわけだが、それは<気骨>であって、その名の通り、清<志>郎なのだと思う。やはり大事なのはキーポン・ロッキンですよ。