文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

Nokia N73 でGMailを送受信する為の設定方法

2009-10-01 | Weblog
まず,PC側でGoogleのホームページへ行って,GMailのアカウント設定で,IMAPを有効にしておきます。そして,Nokia N73 端末側のメールボックスの設定を次のとおりにします。

[接続設定]

  [受信E-mailサーバ]
  ユーザ名          xxxxxxxx@gmail.com
  パスワード         あなたのパスワード
  受信メールサーバ      imap.gmail.com
  使用するアクセスポイント  Access Internet
  メールボックス名      GMail
  メールボックスタイプ    IMAP4
  セキュリティ(ポート)   SSL/TLS
  ポート           993

  [送信E-mailサーバ]
  自分のE-mailアドレス    xxxxxxxx@gmail.com
  ユーザ名          xxxxxxxx@gmail.com
  パスワード         あなたのパスワード
  送信メールサーバ      smtp.gmail.com
  使用するアクセスポイント  Access Internet
  セキュリティ(ポート)   StartTLS
  ポート           587

[ユーザ設定]

  自分の名前         あなたの名前
  メッセージ送信       直ちに送信
  自分にコピー送信      いいえ
  署名添付          いいえ
  新着E-mailの通知      オン

[受信設定]

  受信するE-mail       ヘッダーのみ
  受信件数          30
  IMAP4フォルダパスとフォルダ登録はいじらないでそのままにしておく。       

[自動受信]

  ヘッダー受信        常に有効
  接続曜日          毎日
  接続時間          06:00-23:30
  接続間隔          2時間毎

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以上の設定を行うことにより,次の使い勝手を得ることができます。

朝6時~夜の11時半までの間,Nokia N73端末が,自動的にAccess Internetへ接続してGMailのinboxを2時間毎に見に行きます。新着メールが届いていない場合には,Access Internetから切断します。新着メールが届いていた場合には,ヘッダーのみ受信した後Access Internetから切断し,メール着信音を鳴らしてくれます。

Nokia N73で,着信しているGMailのメールボックスを開いて,「接続」を選ぶとAccess Internetへ接続したのちGMailのIMAP4サーバへ接続します。新着メールのヘッダーを選ぶとAccess Internetへ接続したのちGMailのIMAP4サーバへ接続して残りを受信します。このようにして,GMailのIMAP4サーバへ一旦接続すると,切断しない限り,つながったままにとなりますので,これより以降は2時間毎ではなく,リアルタイムのオンライン状態となりますから,リアルタイムでGMailを使ってメールでのやりとりが可能になります。ここがPOPと違うところ。IMAP4で接続した状態というのは,あたかも日本の携帯電話キャリアがそれぞれの端末専用に提供している電子メールの使い勝手と同じになります。いわゆるプッシュ型で,メールが降って来る感じの使い勝手。ただし,電池の消耗は日本の携帯電話キャリアが提供する電子メール方式に比べれば多くなりますので,ひとしきりメールのやりとりが終わったら,「切断」を選んでAccess Internetの接続を切っておくと節電になるでしょう。切断した後は,2時間毎にN73がGMailの新着メールを見に行くことになります。

というのが目論見なのですが,問題があってこうすんなりいきません。
その問題と言うのは,自動的にGMailのinboxを見に行ったところで,「このサイトは信頼されていない証明書を送信しました。続行しますか?」と聞いてきちゃうので,ここで止まってしまうんです。だからGMailだとせっかくIMAP4を提供しているのでに上記の目論見が実現できないというわけです。これは,N73に限った事ではなくて,E61(日本語版で症状確認済み)でも同様に起こりました。

ちなみに,Nokia 3120classic は,「このサイトは信頼されていない証明書を送信しました。続行しますか?」のような馬鹿なことは言って来ません。従って目論見どおり,GMailでIMAP4プロトコルを使って快適なメール環境を得る事ができます。

これはまさに,主に三つの企業すなわちノキア,携帯電話通信網提供事業者,IMAP4プロコルサービスプロバイダ(この場合はGoogle)との間のインタフェースのことであり,それはまさにエコシステム構築という理念を備えていないと利用者利益を実現できないということの象徴であると見てとれますね。