SoftBankの705NKは,残念ながらSoftBankの店頭では購入できません。NOKIA社が日本市場から去ってしまったので,その後継機種の入手もできません。SoftBankの705NKは,その端末表面左上のNOKIAブランドの下に印刷されているとおりN73と言います。もちろんSoftBankブランドでなくNOKIAブランドとしては,通販で,あるいは海外へ行ったときについでに購入していくことは可能です。 SoftBankブランド705NKとノキアブランドN73との違いは次の通りだろうと想像します。
1
705NKはキーパッド並びに基本ファームウェアがネイティブで日本語化されている。(英語版のN73でも+Jというサードパーティソフトウェアにて日本語環境を追加できる。試用可能,無料でははい。)
2
SoftBank社は,パケット定額サービスを提供してくれています。SoftBankは頑張っていると思います,ありがたいことです。しかし,このサービスは,トラフィックが増えて応答時間が増えてしまって使いにくくなったり,あるいはSoftBankのサーバがパンクする危険もはらむ可能性があると想像されます。それを管理可能にするひとつの案は,SoftBankのSIMとSoftBankブランドの端末との組み合わせのときに,SoftBank端末内で動いているアプリケーションにのみパケット定額サービスを適用するということだろうと想像しました。想像ですが,SoftBankのSIMかどうかというのは,通話と同じことでしょうから,パケット接続のときに判明すると思われます。課題はパケット接続した後でしょう。PCのモデムとしてパケット接続して,PC側から大量のデータアクセスが行われてしまうと,通信路としての機能不全を招く恐れがある。それを経済的に現実的な方法で防ぐにはどうしたらいいか。具体的には,webのアクセスということになると思うので,SoftBankブランドの端末上で稼動するブラウザからのアクセスでそれを管理するという発想になるんだろうと想像します。すなわち,HTTPプロトコルでUser clientに名乗らせて,SoftBankブランドでないとHTTPプロトコルによる接続を拒否するという仕掛けにしてあるんじゃなかろうかと思われます。合わせて,webアクセスポイントの情報は,積極的な開示を行わないのはその一環になると思われます。技術スキルの高い利用者は,開示されていた方が楽ですが,結構高度な部類に入るであろうこの種の技術スキルに対して,カスタマーサポートで対応することは不可能ですから,現状SoftBankが採っている措置は現実解なんだと思われます。
3
705NKのOSは,N73と同じSymbian S60プラットフォームなので,便利アプリケーションソフトウェアの追加をする機能を備えています。しかし705NKはSoftBankがサポートの範囲について責任分解できるように,追加可能ソフトウェアに一線を引いています。すなわち,Symbian OSが提供している,追加アプリケーションソフトウェアの署名という機能でそれを実現している。
★ということは,3を解決できれば,NOKIAブランドのN73と同様の強力なスマートフォン機能を,SoftBank網で利用できるようになるということ。2もなんとかなったら,それはそれで,新しい秩序が必要になるでしょうね。
【業界事情を勝手解釈】
docomoからでなくSoftBankから出たのには,理由があると想像しています。それは,SoftBankが採用している3G方式は,FOMAではなくてヨーロッパ国際標準方式だから,NOKIA端末の導入に際しては,言語のローカライズ及び上記2で済む。それに対してdocomoの場合は,ヨーロッパ国際標準方式のメール(SMSとMMS)機能を削除して代わりにdocomo独自仕様のiモードを新規追加させねばならない,ちょうどNM850iGやNM705i, NM706iみたいに。
携帯電話端末を,特定の携帯電話事業者の非公開仕様に基づいて製造させるのではなく,国際標準に準拠させて,NOKIAなど複数のメーカから安く大量に提供させるという,ヨーロッパが作ったビジネスモデルがあるのではなかろうか。これに巻き取られまいとしているので,docomoはガラパゴスだと言われるのではなかろうか。それに対してSoftBankは,2Gではdocomo方式を利用していたが,3Gへの移行を機にFOMA方式でなく国際標準仕様の方式を採用。
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705NKはキーパッド並びに基本ファームウェアがネイティブで日本語化されている。(英語版のN73でも+Jというサードパーティソフトウェアにて日本語環境を追加できる。試用可能,無料でははい。)
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SoftBank社は,パケット定額サービスを提供してくれています。SoftBankは頑張っていると思います,ありがたいことです。しかし,このサービスは,トラフィックが増えて応答時間が増えてしまって使いにくくなったり,あるいはSoftBankのサーバがパンクする危険もはらむ可能性があると想像されます。それを管理可能にするひとつの案は,SoftBankのSIMとSoftBankブランドの端末との組み合わせのときに,SoftBank端末内で動いているアプリケーションにのみパケット定額サービスを適用するということだろうと想像しました。想像ですが,SoftBankのSIMかどうかというのは,通話と同じことでしょうから,パケット接続のときに判明すると思われます。課題はパケット接続した後でしょう。PCのモデムとしてパケット接続して,PC側から大量のデータアクセスが行われてしまうと,通信路としての機能不全を招く恐れがある。それを経済的に現実的な方法で防ぐにはどうしたらいいか。具体的には,webのアクセスということになると思うので,SoftBankブランドの端末上で稼動するブラウザからのアクセスでそれを管理するという発想になるんだろうと想像します。すなわち,HTTPプロトコルでUser clientに名乗らせて,SoftBankブランドでないとHTTPプロトコルによる接続を拒否するという仕掛けにしてあるんじゃなかろうかと思われます。合わせて,webアクセスポイントの情報は,積極的な開示を行わないのはその一環になると思われます。技術スキルの高い利用者は,開示されていた方が楽ですが,結構高度な部類に入るであろうこの種の技術スキルに対して,カスタマーサポートで対応することは不可能ですから,現状SoftBankが採っている措置は現実解なんだと思われます。
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705NKのOSは,N73と同じSymbian S60プラットフォームなので,便利アプリケーションソフトウェアの追加をする機能を備えています。しかし705NKはSoftBankがサポートの範囲について責任分解できるように,追加可能ソフトウェアに一線を引いています。すなわち,Symbian OSが提供している,追加アプリケーションソフトウェアの署名という機能でそれを実現している。
★ということは,3を解決できれば,NOKIAブランドのN73と同様の強力なスマートフォン機能を,SoftBank網で利用できるようになるということ。2もなんとかなったら,それはそれで,新しい秩序が必要になるでしょうね。
【業界事情を勝手解釈】
docomoからでなくSoftBankから出たのには,理由があると想像しています。それは,SoftBankが採用している3G方式は,FOMAではなくてヨーロッパ国際標準方式だから,NOKIA端末の導入に際しては,言語のローカライズ及び上記2で済む。それに対してdocomoの場合は,ヨーロッパ国際標準方式のメール(SMSとMMS)機能を削除して代わりにdocomo独自仕様のiモードを新規追加させねばならない,ちょうどNM850iGやNM705i, NM706iみたいに。
携帯電話端末を,特定の携帯電話事業者の非公開仕様に基づいて製造させるのではなく,国際標準に準拠させて,NOKIAなど複数のメーカから安く大量に提供させるという,ヨーロッパが作ったビジネスモデルがあるのではなかろうか。これに巻き取られまいとしているので,docomoはガラパゴスだと言われるのではなかろうか。それに対してSoftBankは,2Gではdocomo方式を利用していたが,3Gへの移行を機にFOMA方式でなく国際標準仕様の方式を採用。