iPad用のアップル純正スマートカバー(Smart Cover)は 3,980円 です。小生には、まちがいなくこれが一番使いやすいです。純正スマートカバーよりも値段が安くて、見た目が似ているサードパーティー製品は、たくさんありますが、やはりアップル純正のスマートカバーが一番です。
その理由は、使いやすさ(機能性)と品質と耐久性において、現時点では、サードバーティー製よりもずっと優れているからです。値段で決めることじゃないということです。自分の中ではそういう結論が出ましたが、ここは道楽帳ですから、値段だけで見たらどういう景色になるか試してみる事にしました。
そこで、出かけたのは、秋葉原、道楽帳の脇道にふさわしいお店として選んだのが三月兔魔窟。ここに、見た目は、梱包まで含めて、アップル純正スマートカバーとそっくりの品物がありました。価格は 1,780 円です。念のため申し上げておきますが、秋葉原のこういうお店は、きちんと専門的知識のある人の為にあり、そうでない人は利用するべきでありません。そうでないと、こういう道楽にふさわしい商品のことを、偽物だと誤解するからです。これは、いわゆる偽物という単純でつまらない整理をするのは野暮という者です。純正品と比較して、いろいろな側面を見たり類推したりして楽しむのがまさに知的な道楽です。
上が純正、下が魔窟です。純正品には何か文字が印刷されていますし、製造の精度が高いようですね。また、樹脂の製造精度や取り付け精度も違ってますね。この樹脂は、魔窟の方にも付いてますが機能は低そうです。
上が純正、下が魔窟です。文字列の大きさに違いが認められますね。それからiPadのガラス面にあたる部分の材質が見た目にも異なるのがわかります。
それから、ふたを閉めたとき、純正品の場合はピタッとガラス面に接触していかにもカバーしてくれているという状態になるのですが、魔窟の方はそうならスキマがあいてしまいます。おそらくカバーの材質と厚みが関係するのだろうと思われます。
また、磁石の強さも純正に比べて魔窟は弱いです。
以上、「純正/魔窟」という表記を用いましたが、なにも魔窟を悪く言っているわけではありません。また、この 1,780 円のiPadカバーは、魔窟だけが販売しているわけではなく、イケショップにもありますし、他にもあります。