文珠川慧久の道楽帳2

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英辞郎 第九版(辞書データVer.148/2016年4月8日版)をMacBookに導入しました

2016-08-11 | Macintosh
小生は、第1版(2002年)、第2版、第4版、第6版と、Windows環境で英辞郎を愛用してまいりました。2010年08月にMacBookPro 13インチを購入してMacでも利用しようとしましたが、なんとなくWindows御用達的な流れで暮らしておりました。MacBook 12インチearly 2015を購入したのを機に、手元にあった第6版をインストールしたところ辞書検索アプリが動作しませんでした。ググってみますと第6版の辞書検索アプリがMac OSX 10.11 (El Capitan)との互換性を無くしたようです。調べたところ、今販売中の第9版ならば動作するということが分かったのでジュンク堂で買い求めました。

英辞郎 第九版(辞書データVer.148/2016年4月8日版)

調べ方が足らず、買ってからわかりましたが、Mac OSXでの英辞郎の利用においては、OSX純正の辞書アプリに英辞郎辞書データ(約4GB)を追加して、他の辞書と統合的に利用可能になりました。これはいかにもMacintoshらしくて洗練されていると感じました。実際のところも本当に便利です。

インストールにあたっては、取扱説明書にある通りやれば大体OKです。どうして大体OKというふうに形容詞が付いてしまうのかといえば、インストールの最後の段階で取扱説明書と違った状況に陥るからです。それはインストールスクリプトが進捗率0%を表示して進行中のまま終わらないという現象でした。およそ4GB分の辞書データの生成には数分かかりましたがその後30分放置しても終わりませんでした。諦めてMacBookを再起動したところ実際にはインストールが完了していたという状況でした。だからいつ終わったのか判断できないのですが、もしかすると数分かけて辞書データの生成が終わった後その4GB分をHDDへコピーする時間を経て完了していたのかもしれません。


オックスフォード現代英英辞典第8版(OALD8)をMacOSX El Capitanで動くようにする方法

2016-08-11 | Macintosh
OALDは英単語を発音してくれるところが気にいっているのですが、MacBook 12インチで動かすには工夫が必要でした。MacBook 12インチにインストールされているOSXは、EI Capitanです。

手順1
OALD8のDVDから必要なファイルをMacBookへコピーします。インストーラーなんてありません。
ご参考:
MacBookにオックスフォード現代英英辞典をインストール
Oxford Advanced Learner's Dictionary for Macintosh and Windows
アプリケーションフォルダにOALD8という名前のフォルダを作って、その中へ、OALD8アプリ及びoald8.dataフォルダをコピーし、コピーしてきたoald8.appを2本指クリックしてパッケージの内容を表示を選択し、正しいフォルダにadobe flashのパッチを入れます。

手順2
El CapitanにはJavaはプリインストールされてませんので、Oracleのサイトから最新版のJavaをインストールします。小生は、Java SE Development Kit 8u102 (Java 8)をインストールしました。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

手順3(MacBookをリカバリモードで起動する)
OS X 10.11 El Capitanで新たに追加されたセキュリティ機能のせいです。System Integrity Protection (SIP)という機能です。Rootlessとも呼ばれるもので、root権限のあるユーザであってもカーネルレベルでのアクセスに制限がかけられます。例えば、sudoをつけても /usr /sbin /System に書き込み操作ができないという制限です。結果、El Capitanでは、sudoを付けてmkdirしてもOperation not permittedが出るので、Rootlessの処置をしてから、ことに当たらねばなりません。以下の手順で、SIP を無効にすることができます。但しSIPを無効にするコマンドは、リカバーモードでないと実行できません。
まず、MacBookを再起動します。そして再起動中に Command+R を押しておくことでリカバリーモードで起動します。

手順4
リカバーモードで起動したMacBookの画面の上部にあるメニューバーから[ユーティリティ]→[ターミナル]を選択します。ターミナルアプリを起動するということです。

手順5
以下のコマンドを使って現在のSIPの状態を確認します。enabledとなっているはず。
  % csrutil status
  System Integrity Protection status: enabled.

手順6
以下のコマンドを使ってSIPを無効にします。
  % csrutil disable
Successufully disabled System Integrity Protection. Please restart the machine for the changes to take effect.

手順7
以下のコマンドを使ってMacBookを再起動します。
  % reboot
今度は Command+R しません。いつも通りのログイン画面が出てきたら、いつもどおりにログインしてください。
そして、ターミナルを起動し、以下のコマンドを使って現在のSIPの状態を確認します。disabledとなっているはず。
  % csrutil status
System Integrity Protection status: disabled.

手順8
OALD8をMacOSX 10.11 El Capitan環境で動作させるには、Java 6 ランタイムが必要だとOALD8が言ってきます。手順2で、Java6でなくJava8をインストールしましたがこれでOKです。以下は、OALD8にJava6だと思わせるおまじないです。
$ sudo mkdir -p /System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk
$ sudo mkdir -p /System/Library/Java/Support/Deploy.bundle

手順9
MacBookを再びリカバリーモードで起動し、ターミナルを起動し、以下のコマンドを使ってSIPを有効に戻します。
  % csrutil enable

手順10
以下のコマンドを使ってMacBookを再起動します。
  % sync
  % reboot
今度は Command+R せず、いつも通りのログイン画面が出てきたら、いつもどおりにログインしてください。

ご参考:
OS X 10.11 El Capitan Developer BetaにJava SE 6をインストールする方法
OALD8 を MacOSX LION で動くようにする方法
オックスフォード現代英英辞典第8版DVD-ROM付きの活用方法Comments