文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

サイクリング:BROMPTONで箱根へ行く

2018-10-07 | 自転車
自転車師匠と二人で箱根へポタリングに行こうという話になりました。ポタリングなので機材にはミニベロがよいのではないかということになりました。

箱根には、公共交通機関を利用して何度も観光にきておりましたし、その都度、箱根を走るサイクリストを見かけまして、いつか小生も自転車で来てみたいものだと思っておりました。

ついにそれを実現させる機会がやってまいりましたことを嬉しく思います。背中を押してくださったのは師匠でした。

選択肢は多くありませんが、その中から選んだ服装は次のとおりです。LOTTO SOUDALのサイクルキャップ、KABUTOのヘルメット、手袋(FREESE販売、指切り春夏用)、パールイズミのサイクリング用靴下、カペルミュールの伸縮性が高い七部丈で裾を絞れるボタン付きの普段着ズボン、カペルミュールのサイクリング用春秋用長袖ジャージ、サングラス、ハンドタオル。露出する部分の肌には日焼け止めクリーム。

ブロンプトンM6Rの装備は、トップチューブ内蔵型工具セット、フロントライトにはCATEYE HL-EL140(単三エネループ2本)、バックライトにはキャリア下に収まる単四乾電池2本式。これらは他の車両等への存在喚起を目的にしてどちらも点滅モードで作動させます。箱根が坂道なのは知っていましたから、ミニベロ(ブロンプトンM6R)のフロントチェーンリングを44歯に交換しておきました。購入時にブロンプトンM6Rにもともと付いていたのは50歯でした。ハンドルバーにはGPS(Garmin eTrex30x)を取り付けました。

ブロンプトンS−BAGに詰め込んだものは、輪行バッグ、キャメルバックボトル保冷ボトル2本(自家製スポートドリンクとルイボスティー)、パナレーサーミニフロアポンプ空気圧ゲージ付、全長1.5m多用途ダイヤルコンボカラビナロック(4桁ダイアル)鍵、バルブタイプCO2ボンベセット(ボンベは1本だけ)、着替え(ゴアテックスウィンドブレーカー、半袖サイクルジャージ)、マキロン、塩、清浄綿、ポケットティッシュ、ソイプラス、岩屋堂一口羊羹、軍手、タオル、手ぬぐい、万が一夜の走行となるとHL-EL140は役に立たないのでCATEYE VOLT 1600、Androidスマホ、ガラケー、iPhone5 (Zero SIM)、充電ケーブル、モバイルバッテリー、メガネケースに収めた普段がけ用メガネ。ちょっとずっしりと重たいです。

自宅から最寄りJR駅まで自走、JR小田原駅まで輪行です。

小田原駅前から走り出しまして、師匠からのご提案もあり、まずは糖分補給用に美味しい薄皮あんぱんを柳屋ベーカリーでゲットしておこうと向かうも本日はお休みでした。仕方がありませんのでそのまま一路箱根湯本へと向かいました。R1(東海道)で箱根湯本が近くなってくると、だらだらと比較的ゆるい坂道となり湯本大橋まて到着しました。すこし向かい風があったので、速度が出ませんでした。自転車師匠のが右側のBD-1で、小生のが左側のBROMPTON M6Rです。箱根湯本駅の前の道(R1 : 東海道)をひたすら登ります。



箱根湯本駅の前の道(R1 : 東海道)をひたすらのぼっていきますと、箱根登山鉄道の塔ノ沢駅と大平台駅との間にあって早川をR1(東海道)から温泉ホテル金乃竹塔ノ澤へと渡る鉄橋があります。その北側を箱根登山鉄道が走っています。


ペダルを踏みR1(東海道)をえっちらおっちらのぼっていきますとへピンカーブがありますが、そこまでとてもきつかったので、とうとう手前で進めなくなり、しばし休憩。持参した岩谷堂の一口羊羹で糖分補給。ヘアピンカーブを登った先が箱根登山鉄道の大平台駅です。

大平台駅前
師匠は健脚だしベテランなので当然小生よりも先を走ります。小生は方向音痴ですし特にのぼり坂では師匠についていくことが全然できません。なので師匠が先で待っていてくださるのですが、今回もそうしてくださいました。師匠いつもありがとうございます。大平台駅前でもしばし休憩させていただきました。



引き続きそのままR1(東海道)を進みますが、宮ノ下は直進(宮ノ下交差点の二股路を右の道)してR138(箱根裏街道)へと入ります。富士屋ホテル(2018-10-07現在工事中)の前を通り橋を渡って早川に沿ってR138(箱根裏街道)を進みます。R723への分岐の二叉路(木賀坂下バス停のところ)は右の道(R138)を進みます。

レストラン「ぱんのみみ」
宮城野橋バス停のところの二叉路も右の道(R138)(橋で早川を渡る)を進みます。目指すは強羅の東側に位置する宮城野地区、そこにあるレストランです。宮城野交差点を右折。左手に花泉(ハナセン)という花屋さんと郵便局を見て右折。水路を渡るとすぐ右手に「ぱんのみみ」の看板が見えます。その奥の方に「ぱんのみみ」店舗入り口が見えます。



今回は箱根を自転車で走行すること自体が目標であり目的ですが、たどり着けた時には、レストラン「ぱんのみみ」さんで「ぱんグラタン」をいただくというのも目標にしていました。「ぱんグラタン」がどんなものなのかは実際にいただいてみないとわかりませんからね。お店の開店時刻に到着する計画にはなっていたのですが、坂道を計画時間通りに登れなかったので少々遅れをとりました。しかし到着した時には、当然満席でしたが、待ち行列の先頭から二番目でしたらか、よかったと思います。その後数分のうちに行列がどんどん伸びていきました。すごい人気なのだなあと感心しました。



食パン半斤をくりぬいて中に注ぎ込まれているグラタンにはブラックタイガーだと思いますがエビが入っており美味しかったです。食パン自体も美味しかったです。残さず全部食べることができましたが、食パン半斤ともなるとちょっと小生には食べ過ぎでした。小生は普段の食パン量は1枚程度です。セットメニューにしてコーヒーをつけました。コーヒーは泡立っていて美味しかったです。しかしなんと言っても一番美味しかったのは水でした。箱根の水がいいのかしらん。というかサイクリング途中の食堂でとにかく水が一番うまいという経験はよくありますからきっと今回もそれかもしれません。食事が済んだので、待っている方が大勢いらっしゃるので速やかに席を空けてR138(箱根裏街道)を次のポイント仙石原へ向けて走り始めました。

R138(箱根裏街道)をひたすらのぼり、箱根ガラスの森美術館を過ぎたらすぐに左折してしばらく進みますとR75(湯河原箱根仙石原線)に出るので左折してR75を小田原警察署高原駐在所(コンビニのブロック)まで進みますとそこがススキ見物の道の入り口です。

仙石原のススキ
だいぶ見頃になっています。もうキラキラと少ししていますが、もうほんの少し経つともっともっとキラキラしてくると思います。何年か前にも(10年以上前かもしれません)仙石原のススキをシーズン中に見に来たことがあります。その頃はたしか見学コースにそれは無かったような気がしますが、通路の両側に小さな灯篭が点々と設置されており、もしかしたら夜はライトアップするのかもしれません。また、見学コースの入り口の道路の反対側のコンビニも無かったような気がします。ブラタモリでもやってましたが、箱根はどんどん進化していくんですね。






桃源台
ススキを見学した後は、R75(湯河原箱根仙石原線)で芦ノ湖畔の桃源台を目指して坂を20分程のぼりますと今度はくだりになって湖畔に出ます。箱根湖尻ターミナルのお土産売り場で地元産のビン入り牛乳(160円)をいただきました。

箱根湖尻ターミナルから歩行者&自転車専用道で箱根園まで
途中に箱根九頭龍神社や白龍神社などがあるためか観光客がポツポツ歩いてました。自転車といえば電動アシストのママチャリ2人組とすれ違ったのみでした。木々が生い茂った中を通る路なで、小枝や落ち葉があります。コケの生えているところも多く、ペダルを踏めないくらいの急なのぼり坂もありました。

箱根園
家族連れが多くお見えでした。ポニーに乗らせてもらって芝生の上を一周するイベントも開催されてました。小生はBROMPTONに乗れれば満足なのでポニーには乗りませんでした。ちなみにレストランのななかまどがあるんですね、目がカレーうまそうと言いましたが、先ほど「ぱんグラタン」したばかりなのでお腹はいっぱいだと言いました。今度にしませう。





元箱根
元箱根からR732(旧東海道)へと入ります。お玉ヶ池、甘酒茶屋、見晴らし茶屋の脇を通り、七曲をくねくねと降り、三枚橋交差点(箱根湯本)へと向かいます。



箱根湯本
三枚橋交差点(箱根湯本)でR1(東海道)に入りJR小田原駅へと向かいます。降りてくると蒸し暑いなあと感じましたが帰りはもうスイスイと走ることができました、くだりですもんね。

JR小田原駅前
小田原駅前をスタートして小田原駅前にゴールしました。走行距離は 49.9 km でした。小生自身のGPS過去ログを参照してみますとほぼ平地ならば休憩を入れて5〜6時間で走れる距離でした。のぼり坂が多かったし、のぼり坂では 4 km/hということも多かったので、もっと時間がかかっているのではなかろうかと腑に落ちませんでしたが、おそらく、くだりで相殺されて平均が同程度の数字になっているのだろうと思われます。平地サイクリングよりも明らかに足と腕にきています。下のグラフは、GPSロガーが記録しくれた速度と高度です。これを見ますと、のぼりはノロノロですが、確かにくだりでそれを挽回していることがわかります。くだりでは、師匠が先行して速度を抑えて安全走行をリードしてくださいましたので、くだり速度は、これでも結構抑制されています。



今回のコースを走行中にGarmin eTrex30xが採取してくれたGPSログをGarmin BaseCampアプリで表示したのが下の絵図です。


感想
走行してきたコースの中には、小生の実力ではペダルを踏めないのぼり坂が何箇所かありましたが、ほとんどののぼり坂ではペダルを踏みクランクを回すことができました。したがいまして44Tのフロントチェーンリングの効果は確かにあったと思います。ただし、ブロンプトンは16インチという本当に小さい車輪なので車輪の回転慣性といった勢いがつかないので、のぼり坂ではペダルを踏み続けていないとすぐに止まってしまい前へ進むことができません。また、小生のブロンプトンのハンドルはM型なので、坂道をのぼる際にはグリップ位置が高すぎだなと感じました。それから、ブロンプトンS−BAGの容量が大きいものだから、ついつい何でもかんでも詰め込んでしまい、かなり走行時の総重量が増えてしまいました。必要最小限にすればもっと自転車重量全体を軽くできて、のぼり坂がもう少し楽だったのかもしれません。ゴールした当初は、とにかく箱根サイクリングはもういいやという感想でしたが、時間が経ってくるとなぜか、また行きたい気がするようになりました。装備重量を今回よりも軽くして再挑戦したらどうだろうとか、ロードバイクだとどんな感じかしらんとか、クロスバイクだとどうだろうかと色々考えるのが楽しい状態です。

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