東京大学大学院工学系研究科中須賀真一教授研究室、次世代宇宙システム技術研究組合およびアクセルスペースは、超小型衛星「ほどよし1号機」に搭載された光学センサにより、地球観測画像を取得することに成功した。
同衛星は、昨年度まで行われた内閣府最先端研究開発支援プログラムの一環で開発され、2014年11月の打ち上げ後、衛星機能の初期確認を進めていた。
今後、1~2か月以内の超小型衛星画像利用実験開始に向けて地上システム検証などの準備を進めることにしている。
今回撮影に成功した場所は、サウジアラビア王国東部州最大の都市ダンマームとオーストラリア南東部の森林地帯の2ヶ所。
ダンマームでは航行している船の他、モスクやジャンクションを確認することができる。
オーストラリアの森林地帯では森林の区画や林道の他、複雑な川の様子を確認することができる。