名古屋大学などが開発した超小型衛星「ChubuSat-2衛星(金シャチ2号)」が、2月12日にJAXAより種子島から打ち上げられるX線天文衛星「ASTRO-H」の相乗り副衛星の1つとして打ち上げられる。
超小型衛星「ChubuSat-2衛星(金シャチ2号)」は、「ChubuSat-1衛星」につづく、超小型衛星「ChubuSatシリーズ」の2号機。大きさは50cm角程度、重さは約50kg。
2014年8月にX線天文衛星「ASTRO-H」の相乗り副衛星の1つとして3号機とともに採択され、以降、名古屋大学、大同大学、MASTT(Monozukuri AeroSpace Technology Team)によって本格的な開発がすすめられてきた。
「ChubuSat-2」衛星の目的は、主衛星である「ASTRO-H」と同時期、同軌道に打ち上げることで、「ASTRO-H」の天体観測の妨げとなる放射線をモニタし、ASTRO-H観測をサポートすることにある。
さらに、アマチュア無線アンテナを搭載し、アマチュア無線によるメッセージ交換などを行う。
このほか、「ChubuSat」実践プログラムの中で大学院生から提案があった、太陽から到来する中性子の観測を行うことも計画している。