「はやぶさ2プロジェクト」では、小惑星の自転パラメータを募集する。
「はやぶさ2」はリュウグウに向けて飛行を続けている。リュウグウ到着までは1年半ほどあるが、到着時の運用のためのいろいろな準備を行っている。その準備の一つに、着陸地点を決めるための訓練がある。リュウグウに到着したときには、リュウグウを観測してどこにタッチダウンするかを決めるわけだが、あらかじめそのための練習を行おうというもの。この訓練のことを「LSS(Landing Site Selection)運用訓練」と呼んでいる。
実際のリュウグウがどうなっているのかは「はやぶさ2」が到着するまで分からない。それで、運用訓練では仮想のリュウグウを設定し、その仮想リュウグウを「はやぶさ2」が観測したとして疑似の観測データを作る。その疑似観測データから逆に仮想リュウグウを推定することを訓練として行う。もちろん、訓練をするプロジェクトメンバーには、どのようなリュウグウが設定されたのかは事前には知らせないでおく。
仮想リュウグウとしては、形や大きさ、表面の様子、自転軸の向きなどを想定することになるが、この中の自転軸に関係したパラメータを一般から募集する。募集するパラメータは、自転軸の向き(λ,β)と初期位相θ0。
<応募方法>
・ツイッターでのみ応募できる。
・一人あたり3件の応募ができる。
・応募期間は、2017年2月12日(日)12:00か~2月20日(月)12:00(時刻は日本時間)。
・詳細は、http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20170209/