宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、持続的な宇宙探査の実現を目的とした月面資源のその場利用(ISRU: In-Situ Resource Utilization)に係る技術の獲得を目指している。特に、現在、月面での存在の可能性が期待されている水資源を用い、抽出した酸素・水素を離着陸機等の推進薬として利用する推薬生成プラント構築のための検討を進めている。
同情報提供要請(RFI)では、この月面推薬プラントの実現に向けて必要な要素技術、研究課題に関し、国内の大学・研究所や民間企業の知見・技術の把握や意見を聞くことを目的としており、意見・情報の提供組織とは対話の上で、段階的に研究開発計画に取り込む予定。
なお、同RFIはJAXA宇宙探査イノベーションハブが実施している公募型共同研究制度での情報提供要請(RFI)としても位置付けており、宇宙探査イノベーションハブへの参加を希望する組織に対する研究提案募集(RFP)につなげられるようにしている。