移動体衛星通信サービス大手の英国インマルサットならびにH-IIAロケットによる打上げ輸送サービスを提供する三菱重工業は、三菱重工のH-IIAロケット45号機(H-IIA F45)によるインマルサット社の第6世代通信衛星「Inmarsat-6」シリーズ初号機衛星(I-6 F1)の打上げを、以下のとおり実施する。
インマルサット社が提供する第6世代通信衛星(I-6)は、Lバンド通信とKaバンド通信を同時に実現する世界で初めての通信衛星シリーズ。I-6によるこれらの通信機能は、世界中で利用されている衛星通信サービスの利便性を飛躍的に向上させるととともに、インマルサット社独自のグローバルかつ多次元でダイナミックなネットワーク通信網構想「ORCHESTRA (オーケストラ)」実現に向け、重要なピースになると期待されている。
三菱重工の打上げ輸送サービスは、H-IIA/H-IIB合わせて約98.1%の高い打上げ成功率を誇り、47回の連続成功と高い確率での定刻打上げによる信頼と実績により、ユーザーに高く評価されている。今回のI-6 F1打上げでは、直径4メートルのコア機体と、その周囲の4本の固体ロケットブースタ(SRB-A)、そして直径4メートルの衛星フェアリングで構成される「H2A204/4S」タイプを使用。
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打上げ予定日 2021年12月21日(火曜)
打上げ予定時間帯 23時33分52秒 ~ 翌日1時33分26秒 (日本標準時)
打上げ場所 宇宙航空研究開発機構 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場