ロシア国営宇宙企業のロスコスモスは、国際宇宙ステーション(ISS)の実験棟「ナウカ」をロケットでカザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げ、7月29日にISSにドッキングさせることに成功した。
ナウカは、全長は約13mで、実験棟の内外でさまざまな実験が可能で、宇宙飛行士の居住空間も備えている。
一方で、ロシアは、2021年4月に、2025年以降ISSから離脱の意向を表明しており、中国とは月基地建設で協力する覚書に署名している。
このように、ロシアの宇宙開発は現在、ISS陣営と中国との二つの方向性を持ち合わせており、同国の今後の動向が注目されている。