無人補給船「こうのとり」を搭載した国産大型ロケット「H2B」6号機が、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、H2Bは「こうのとり」の分離に成功した。
三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機(HTV6)を搭載したH-IIBロケット6号機(H-IIB・F6)の打上げについて、下記のとおり決定した。
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打上げ日:平成28年12月9日(金)
打上げ時刻:22時26分47秒(日本標準時)
打上げ予備期間:平成28年12月10日(土)~平成28年12月31日(土)
国立天文台、東京大学、アストロバイオロジーセンターを中心とする研究グループは、国立天文台 岡山天体物理観測所の188cm望遠鏡と系外惑星観測用の最新装置MuSCAT(マスカット)を利用して、生命がいるかもしれない太陽系外惑星「K2-3d」のトランジット現象(惑星が主星の手前を通過する現象、言わば惑星の“影”)を地上の望遠鏡で初めて捉えることに成功した。
同研究チームは今回の観測により、惑星の軌道周期を誤差約18秒という高い精度で測定し、将来のトランジットの予測時刻の精度を大幅に高めることに成功した。
これにより、次世代の大型望遠鏡を用いてこの惑星の大気を調査できる見通しが高まった。今回の研究成果により、将来の地球外生命探索に繋がる重要な足がかりが得られたと言える。
ロシアの国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機「プログレス」が墜落した。
国際宇宙ステーションには備蓄があるため、当面は支障はないという。
PDエアロスペース、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)、ANAホールディングス(ANAHD)の3社は、民間主導による宇宙機開発を行うことに合意し、宇宙旅行をはじめとする宇宙輸送の事業化に向けて、10月28日に資本提携した。
PDエアロスペースは、低コストで利便性の高い宇宙輸送インフラの構築に向けて事業展開しており、現在、世界初となるジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることの出来る次世代エンジンと、完全再使用型弾道宇宙往還機を開発中。
H.I.S.とANAHDは、宇宙旅行・宇宙輸送実現にむけて、国内唯一の有人宇宙機開発会社であるPDエアロスペースと資本提携し、民間主導による宇宙機開発を推進し、2023年12月の商業運航開始を支援する。
民間月面探査国際レース「Google Lunar XPRIZE」は、今年中に打上げ契約を締結し、レース主催のXPRIZE財団の審査を受けて承認を得なければ、レース失格となる。
現在のところ、2017年末までのレース資格を持っているのは、SPACEIL、MOON EXPRESS、SYNERGY MOONの3チームのみ。
日本の「HAKUTO(ハクト)」を含む他の13チームは、今着々と準備を進めているところ。
「ハクト」は、現在、9月下旬に実施した鳥取砂丘フィールド試験のデータ解析および設計へのフィードバックの洗い出しを行っている。
カメラについては、光が当たる方向によっては障害物が見にくくなることが分かったため、ローバーの走行方法などオペレーションにフィードバック。オペレーションについては、外部の専門家からのチェックを受けて、取り入れるところや具体的な方法を議論。地上局の操作画面の設計にもフィードバックしている。通信については、今回の試験によって現在使用しているモデルの妥当性が確認できたため、それを元にアンテナの高さを検討。現在は最終調整の段階に入っている。
「ハクト」は、これらのフィードバックを順次盛り込み、12月上旬からローバーの製造を始める予定。