この前ぼくの家にしろんママが遊びに来たんだ
僕はしろんママの事大好きなんだよ
しろんママがいなければ、僕はYちゃんママと会えなかったかもしれないんだもの
でもしろんママが遊びに来ると2人で出かけてぼくはずっとお留守番なんだよね
Yちゃんママが旭川へ行った時はもっと長い間バァバとお留守番なんだ
だから時々不愛想になっちゃうんだよね
おまけにしろんママってば、なまじ猫族の扱いを熟知してるから
(ココちゃんって言う大先輩猫と16年も暮らした事があるんだもの)
僕の扱いも優しく乱暴ってスゴ技を使うんだ
この日だってさ、見てよこの扱い
誰も僕の事こんな風に抱っこしたり、高い高いしたりしないんだよ
この時だって、ちゃんと抱っこしてるつもりらしいけど僕の耳を見たら完全に怒ってるの分かるでしょ
最愛のYちゃんママに抱っこされたって僕の憂鬱な気分は晴れやしない
その日の夜も疲れちゃって、Yちゃんママと全然遊べなかったんだ
だからお友達のジュジュ君にいっぱい愚痴を聞いてもらったんだよ
みんなジュジュ君の事覚えてる
ジュジュ君はテディベア家の遠縁にあたるクマさんで
きれいなベージュの毛色をしてるからって、笑っちゃうくらい単純な理由で命名されたんだよ
優しくて穏やかで僕の大好きなお友達なんだ