畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

韓国自然農業

2009-06-29 21:00:41 | 暮らし
6月29日(月)  ときどき 

昨日の予報と違い、梅雨の晴れ間となる。畑の土は、しっかり水分を含み、耕したりは難しい。草刈。トマトの畝間にもみ殻を撒き、ついでに米ぬかも撒く。カボチャの畝間は、防虫ネットを掛けてあるので、機械で、中耕できなかった。草がびっしりと、かなり伸びているので、草取り。そんなことで、一日終わる。

もう、15年以上も前になったと思うが、韓国の自然農業が紹介され、かなり衝撃を受けた。そして、その農業を実践している指導者が、日本で、講習会を開催した。その時、私もその講習会に参加した。参加者は、30名弱くらいだったと思う。4~5泊の講習会だった。
農業の講習会なので、当然、何らかの実践もあるだろうと思って参加したのだが、朝から、夜まで、びっしりと部屋での講義だけ。今までの農業をやってきた常識を、経験を、一切捨てることから始めるということで、延々と講義、討論。でも、その時間はそれほど長くは感じなかった。目からうろこというか、とてもよかったし、面白かった。
だけど、なぜ、唐突に、こんな事を?というのは、この講習会、なんと、朝食抜きだったのです。そんなことは、案内に何も書いていません。全員のそろった、講習のスケジュールの発表の時、突然に、さも当たり前のように、発表されたのです。参加者は、バリバリの農家のおやじさんたち。私をのぞいて、朝飯を食わせないなど、詐欺だ、と言わんばかり。講師の趙先生、曰く。「朝は、排泄の時」
作物や、家畜などの命、その自然の摂理、命のあるがままの最善の生育を、人間はただ手助けするだけという、農業の在り方を、実践し、大きなうねりを作りだしてきた、趙氏の、朝飯は食べない、という生活。びっくりはしたが、私自身のこの10年近くの生活。納得の印を再度、押したしだい。
コメント (1)
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