この前四国に行ってきた帰り、高松からジャンボフェリーに乗る前に5時間の長い船旅の暇つぶし用に買ったこちらの本。
四国に来たんだしそれっぽいの買ってみよって程度で選んだんですが、かなり興味深い内容でして。
交通新聞社新書 「振子気動車に懸けた男たち」
国鉄解体によって誕生したJR四国。誕生した時から先行きが明るいとはいえず…
数年後には大きなライバルである高速道路が開通する、それまでにまだどこもやったことのない"気動車による"振り子特急を導入するぞ!
といった感じの、プロジェクトX的なわくわくする開発秘話っぽい感じの本です。非常に面白いので是非。
090 振子気動車に懸けた男たち 交通新聞社オンラインショップ
この本を読んだら、試行錯誤の上誕生した試作の振り子気動車である2000系TSEに会いに行きたくなり、松山行きを決定。
弁天町からコスモスクエアを通ってニュートラムへ乗車。
新車を見るのは初めてです。丸いライトがかわいい。
どことなくダイハツキャストみたいに見えるのは私だけでしょうか…?
フェリーターミナル駅からまっすぐ伸びる歩道橋を進みます。高まる。
オレンジフェリー 大阪南港→東予港
乗船券等には四国開発フェリーと固めの名称が。
乗船口はアナログなタラップですが船内に入るとエスカレーターが備えられており開始早々立派でした。
フェリーといえばこの中央の広々とした階段。
ロビーはフロントの方もきっちり決まってちょっとお高いホテルのような雰囲気でした。
3階は全て大きな窓が配された展望席。お風呂後にごゆるりとするのが最高なスペースです。
早々にまずはご飯。
22時に出港なのですが、早めに乗船しておいしいご飯食べてゆっくり大浴場で癒されてなーという粋な計らいで20時(土日は19時半)から乗り込めます。
ただ、私はお仕事終わりで大阪へ向かったため食堂につく頃には21時15分くらい。
出港までまだ時間はあるのですが食堂はピークを過ぎたようで、お楽しみの新鮮なお刺身類は残っていませんでした…
いやー、やっぱりフェリーのご飯はカレーライスですよねぇ。
なんだかんだこれがおいしかった。
その後、大浴場であったまってからお部屋へ。
今までカーペットしか取ったことないのですが今回はちょっとお金を積んで(1000円くらいの差でしかなかった)寝台にしました。
とはいえ2等寝台、1等や特等とは違い8人部屋の開放寝台です。鉄道で言うところの開放B寝台。
この日は月曜日の夜ってこともありお客さんもそこまで多くないようで、下段のみの1部屋4人使用でした。
カーテンを閉めると、これは雰囲気出ますねぇ。
雰囲気こそ寝台特急や寝台急行はまなすみたいな感じがしますが、ちゃんとコンセントがついているのが優秀。
寝る前に、マップで現在地を見ると明石海峡手前だったので外に出てみることに。
くっそ寒かったですが、七色に光り輝く明石海峡大橋をしたからくぐるのはいいもんです。
あと海上だと光源が少なく、星もきれいなんです。素敵でした。
〈翌朝〉
朝は6:10に愛媛県の東予港につきます。
高速バスとかではあるあるですが、あんまり早く着き過ぎちゃってどうしようマックでも探すかぁ(ここそもそもマックすら…)みたいなアレが怖い早さです。
冬ということでまだ日も出ていないですし。
ただ、朝もオレンジフェリーさんは粋な計らいが。7時まで滞船休憩できるからゆっくり朝飯でも食べなはれってことのようです。
朝食は和食か洋食の2つから選ぶスタイルでした。洋食セットを注文。
ただの食パンじゃなくメープルっぽいパンなのがおいしかったです。
スクランブルエッグにサラダやらウインナーやら、あと奥に見えるのはバナナです。
結構なボリュームで大満足です。美味しかった。
ハムがあのまんまるなやつじゃなく肉の塊切ったみたいなタイプの分厚いやつでよかったです(語彙力
そんなこんなでゆっくり朝ご飯をいただいてから7時に下船。
乗船券は回収が原則ですが、事前にフロントで申告すればお持ち帰りが可能です。
旅の記念に、ありがたいサービスです。感謝。
オレンジフェリー。なかなか素敵でした。
1等、特等は専用室で区分けされており専用のラウンジもあるなどVIPな扱いがされているようでした。今度はそっちを使ってみたいなぁ…
あと、次乗るときは早めに乗り込んで海鮮を食べたいです。カレーもおいしかったけど。
四国上陸後のお話は次回に持ち越します。
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