ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

Naked Eyes - Promises, Promises(1983年の洋楽 Part36)

2019-10-10 20:35:16 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart36はNaked Eyesの"Promises, Promises"。
最高位は10月8日付の第11位。年間チャートは64位。年間チャート46位の"Always Something There To Remind Me"に続く大ヒットになりました。

Naked Eyesですが、80年代初頭に結成されたイギリス出身のニューウエイブポップロックデュオ。
メンバーはボーカルの Pete Byrne とキーボードの Rob Fisherです。

"Promises, Promises"ですが、メンバー二人の共作。
彼らのファーストアルバム『Burning Bridges』からの3枚目のシングルとなります(セカンドシングルは"Voices in My Head"、残念ながら100位以内に入れなかったようです)。
ファーストシングルの"Always Something There to Remind Me"はBurt BacharachとHal Davidによって1960年代に作られた曲でしたが、次のシングルは彼らのオリジナルで勝負です。

この曲、冒頭の切れの良いギター、途中のギターソロも音色が心地よいですね。
ボーカルがちょっと暗めなのですが、ギターが効いています。
彼らですが、活動期間は2年ほど。アルバムを2枚、シングルを4枚リリースしただけで解散してしまいました。
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Frank Stallone - Far From Over(1983年の洋楽 Part35)

2019-10-03 23:10:12 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart35はFrank Stalloneの"Far From Over"。
最高位は10月1日と8日の第10位。年間チャートは93位。年度途中にかかりましたが、何とか100位以内に入りました。

この曲"Far From Over"ですが、映画『Staying Alive』サウンドトラック収録曲。
『Staying Alive』といえば、もちろん1977年に全世界で大ヒットした映画『Saturday Night Fever』の主題歌、The Bee Geesの大ヒット曲です。
ということで、この映画はその『サタデイナイト・フィーバー』の続編です。
主演はもちろんJohn Travolta。監督はあのSylvester Stalloneです。
映画は1作目ほどではありませんが、それでもまずまずのヒットでありました、が、評判はいまいちでした。なのでなのか、私も見ていませんで映画が終わってしまいました。

サウンドトラックは、A面をBee Geesが担当。B面はいろんな人が担当しているのですが、そのB面の1曲目がこの曲です。
Frank Stallone、この映画の監督のSylvester Stalloneの弟ですね。
自分の映画の挿入曲を弟に歌わせるって、良いのでしょうか、気になるところではありますが、曲はテンポよくメロディアスなカッコよい曲で、私もお気に入りでした。
曲は、Frank StalloneとVince DiColaという人の共作。
Frank StalloneのTop40ヒットはこの曲のみ。残念ながら一発屋で終わってしまいました。
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

George Benson - Lady Love Me(1983年の洋楽 Part34)

2019-09-27 23:04:37 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart34はGeorge Bensonの"Lady Love Me"。
最高位は9月10日の30位。残念ながら年間チャートは圏外でした。

George Bensonですが、60年代にデビュー、ジャズギタリストとして活躍していました。
転機は1976年にリリースしたアルバム『Breezin'』。フュージョン系のスタイルによる新しい音楽として大ヒットしました。
アルバムは1位を記録、アルバム年間チャートでも76年と77年の2年連続でエントリー、フュージョン系アーチストでは初めての大ヒットでした。
シングル"This Masquerade"も最高位10位を記録するなど、大ヒットしましたね。

この曲"Lady Love Me"ですが、アルバム『In Your Eyes』からのシングル。
曲の作者はDavid PaichとJames Newton Howard。バックにはKeyboardsのDavid Paich、DrumsのJeff PorcaroとTOTOのメンバーも入っています。
AOR系フュージョンで、もちろんおしゃれなギターはGeorge Benson、彼のボーカルも素晴らしいです。
残念ながらこの曲が最後のTop40ヒットになってしまいました。
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jackson Browne - Lawyers in Love(1983年の洋楽 Part33)

2019-09-20 21:42:14 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart33はJackson Browneの"Lawyers in Love"。
最高位は9月10日と17日の13位。年間チャートは87位。1982年10月に最高位7位、年間68位を記録した"Somebody's Baby (Fast Times At Ridgemont High)"に続くヒットになりました。

Jackson Browneですが、このブログをご覧の方ならご存知だと思います、ウエストコーストを代表するシンガーソングライター、フォークシンガーです。
1960年代中頃から活躍していたようですが、ファーストアルバムのリリースは1972年。でも、すでにその時にはウエストコーストでは名が知れたソングライターでした。そう、あのEaglesのデビューシングル"Take It Easy"はGlenn FreyとJackson Browneの共作なのです。

Jackson Browneのファーストアルバム『Jackson Browne』からのシングル"Doctor My Eyes"がいきなり最高位8位となる大ヒットを記録します。
その後しばらくヒットが出ませんでしたが、彼の4枚目のアルバム『The Pretender』が最高位5位を記録する大ヒット。続いて出した『Running on Empty』が3位、そして『Hold Out』がついにアルバムチャートで1位を記録します。

そして彼の7枚目のアルバムが『Lawyers in Love』そのアルバムからのファーストシングルがアルバムタイトルのこの曲です。アルバムも8位とヒットしました。
シングルの方の"Lawyers in Love"ですが、曲の作者はもちろんJackson Browne。
曲調は"Somebody's Baby"の路線の軽快なロック。彼の曲の中ではフォークバラード系の曲も良いですが、こういったロック系の曲が大好きです。
コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Paul Anka(& Peter Cetera) - Hold Me 'Til The Morning Comes(1983年の洋楽 Part32)

2019-09-12 22:25:44 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart32はPaul Anka(& Peter Cetera)の"Hold Me 'Til The Morning Comes"。
最高位は9月3日と10日の40位。残念ながら年間チャートは圏外でした。
この曲最高位は40位どまりでしたが、この週で既にHot100に13週目のチャートイン。最終的にHot100に16週滞在するロングヒットでした。

さてこの曲"Hold Me 'Til The Morning Comes"ですが、Paul AnkaとPeter Ceteraという異色の組み合わせ。
最高位40位でたった2週のTop40ヒットということで、あんまり目立ちませんでしたが、素晴らしバラードです。是非聞いてみてください。
曲の作者はポール・アンカとデビット・フォスター、プロデュースはDenny Diante。

Paul Ankaですが、もちろん超有名な歌手です。ポップス歌手としてはニール・セダカなどとともにもっとも古くから活躍するしています。
初めてのヒットは1657年にNo.1を記録した"Diana"で、それ以降も、1959年には"Lonely Boy"が1位を記録、さらに1970年代に入り1975年には女性ポップス歌手Odia Coatesとのデュエット曲"(You're) Having My Baby"で3曲目のNo.1を記録するなど、デビュー以来20年以上ヒット曲を出し続ける世界的な人気の歌手であります。

この曲"Hold Me 'Til The Morning Comes"邦題は「朝のとばりの中で」。
1983年に発表したアルバム『Walk a Fine Line』収録曲です。
このアルバムですが、ポール・アンカがほとんどの曲を手掛け、David FosterやMichael McDonaldが参加する、AOR色の強いアルバムです。
一部のファンにはAORの名盤とも言われている素晴らしいアルバムです。


この曲は同じアルバム『Walk a Fine Line』収録曲で、Michael McDonaldとの共作になります。
是非曲を聞いてみてください。間奏のサックス素晴らしい、曲もまさにMichael McDonaldです。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする