ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1986年8月16日付 ベリンダ・カーライル Belinda Carlisle - Mad About You

2022-08-14 21:23:37 | 1986年ビルボードTop40
1986年8月16日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はMadonnaの"Papa Don't Preach"。Madonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからたった3年ですが、この曲で10曲目のTop40ヒットで、8曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒット、Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"に続き、4曲目のNo.1となりました。

2位は2週間の1位からダウン、Peter Ceteraの"Glory of Love"。映画『The Karate Kid Part II』の挿入曲です。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、この曲がソロ初めてのヒットでもちろん初めてのNo.1です。Chicagoでは、この時点で、2曲のNo.1ヒットを含め9曲のTop5ヒットを持っています。
3位は前週と変わらず2週目の3位、Belinda Carlisleの"Mad About You"。Belinda Carlisleですが、そうですよね、The Go-Go'sのリードボーカルです。The Go-Go'sが1985年に解散して、ソロでの初めてのヒットがこの曲で、3位まで上がってきました。
4位は8位からアップ、Steve Winwoodの"Higher Love"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、グループではアメリカでのシングルヒットはありませんが、81年に、"While You See A Chancce"が最高位7位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、初のTop5ヒットとなりました。
5位は前週と変わらず、2週目の5位、Jermaine Stewartの"We Don't Have To Take Our Clothes Off"。Jermaine Stewartですが、デビューシングルが1984年に41位まで上がりましたが、この曲が2曲目のシングルヒットで始めてのTop40ヒット、5位まで上がってきました。

この週3位はBelinda Carlisleの"Mad About You"。最高位はこの2週間続けた第3位。年間チャートは36位。The Go-Go'sが1985年に解散して、初のソロヒットが大ヒットになりました。

Belinda Carlisleですが、1978年に結成されたThe Go-Go'sのオリジナルメンバーでメインボーカリスト。
The Go-Go'sでは、3枚のアルバムで、シングルは、最高位2位を記録した"We Got the Beat"を含め、5曲のTop40ヒットで、そのうち2曲がTop10ヒットとなっています。

そのThe Go-Go's、85年には活動を停止し、解散してしまい、各メンバーはソロ活動を開始、そのメンバーのソロ活動では、最も成功したのがBelinda Carlisleです。
86年にファーストアルバム『Belinda』を発表、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Mad About You"です。

"Mad About You"ですが、Paula Jean Brownに、James Whelan、Mitchel Young Evansの、3人の共作。そのうち、Paula Jean Brownですが、The Go-Go'sの解散直前に、一足早くバンドを脱退したJane Wiedlinの代わりにバンドに加入したベーシストです。

この曲、"Mad About You"、このPVに出てくる男性ですが、Morgan Masonで、俳優兼プロデューサーですが、彼女Belinda Carlisleの夫、この時、まさに結婚したばかりの方です。
また、この曲のギターソロはAndy Taylor、もちろんDuran Duranのギタリストで、このPVにも登場しています。私としては、ギターソロはもうちょっと長くても良かったのでは、とは思いました。

アルバム『Belinda』もヒットして、アルバムチャートでは最高13位。このアルバムには、Paula Jean Brownの他にも、The Go-Go'sのメンバーCharlotte Caffeyが曲を提供、さらには、バングルスのSusanna Hoffsや、リンジー・バッキンガムなども曲を提供しています。
また、バックには、Andy Taylorの他にも、David Lindley、こちらもThe Go-Go'sのメンバーのJane Wiedlinなどが参加しています。ヒットするべくしてヒットしたアルバムでしょうか。


今週 先週 song / artist
1 2 PAPA DON'T PREACH / MADONNA
2 1 GLORY OF LOVE(THEME FROM "THE KARATE KID PART Ⅱ) / PETER CETERA
3 3 MAD ABOUT YOU / BELINDA CARLISLE
4 8 HIGHER LOVE / STEVE WINWOOD
5 5 WE DON'T HAVE TO TAKE OUR CLOTHERS OFF / JERMAINE STEWART
6 9 VENUS / BANANARAMA
7 13 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
8 10 RUMORS / TIMEX SOCIAL CLUB
9 18 TAKE MY BREATH AWAY(LOVE THEME FROM "TOP GUN") / BERLIN
10 12 THE EDGE OF HEAVEN / WHAM!
11 6 LOVE TOUCH(THEME FROM "LEGAL EAGLES") / ROD STEWART
12 15 SWEET FREEDOM(THEME FROM "RUNNING SCARED") / MICHAEL MCDONALD
13 4 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
14 16 YOU SHOULD BE MINE / JEFFREY OSBORNE
15 23 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
16 7 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
17 20 SUZANNE / JOURNEY
18 26 BABY LOVE / REGINA
19 22 ALL THE LOVE IN THE WORLD / OUTFIELD
20 27 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
21 11 INVISIBLE TOUCH / GENESIS
22 24 ONE STEP CLOSER TO YOU / GAVIN CHISTOPHER
23 28 YANKEE ROSE / DAVID LEE ROTH
24 33 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
25 29 THAT WAS THEN, THIS IS NOW / THE MONKEES
26 14 NASTY / JANET JACKSON
27 31 MAN SIZE LOVE(FROM "RUNNING SCARED") / KLYMAXX
28 30 RUMBLESEAT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
29 19 OPPORTUNITIES(LET'S MAKE LOTS OF MONEY) / PET SHOP BOYS
30 43 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
31 36 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
32 32 TAKEN IN / MIKE + THE MECHANICS
33 40 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
34 37 THE CAPTAIN OF HER HEART / DOUBLE
35 35 HANGING ON A HEART ATTACK / DEVICE
36 21 DIGGING YOUR SCENE / THE BLOW MONKEYS
37 17 MODERN WOMAN(FROM "RUTHLESS PEOPLE") / BILLY JOEL
38 25 TAKE IT EASY / ANDY TAYLOR
39 44 DREAMTIME / DARYL HALL
40 46 TWO OF HEARTS / STACEY Q
コメント (26)
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