1986年8月23日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はMadonnaの"Papa Don't Preach"。Madonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからたった3年ですが、この曲で10曲目のTop40ヒットで、8曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒット、Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"に続き、4曲目のNo.1となりました。
2位は4位からアップ、Steve Winwoodの"Higher Love"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、グループではアメリカでのシングルヒットはありませんが、81年に、"While You See A Chance"が最高位7位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、初のTop3ヒットとなりました。
3位は6位からアップ、Bananaramaの"Venus"。Bananaramaですが、イギリス出身のガールグループ。Top40には、84年に"Cruel Summer"が最高位9位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初めてTop3まで上がってきました。
4位は2週間続けた3位からダウン、Belinda Carlisleの"Mad About You"。Belinda Carlisleですが、もちろんThe Go-Go'sのリードボーカルです。The Go-Go'sが1985年に解散して、ソロでの初めてのヒットがこの曲で、最高位3位の大ヒットになりました。
5位は2位からダウン、2週間の1位を記録した大ヒット、Peter Ceteraの"Glory of Love"。映画『The Karate Kid Part II』の挿入曲です。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、この曲がソロ初めてのヒットでもちろん初めてのNo.1です。Chicagoでは、この時点で、2曲のNo.1ヒットを含め9曲のTop5ヒットを持っています。
この週2週目の1位はMadonnaの"Papa Don't Preach"。最終的にもこの2週間の1位で、年間チャートは29位。年間35位の前ヒット"Live To Tell"を上回る順位を記録しました。
Madonnaですが、もちろん皆様ご存知のスーパースター。初めてのレコードのリリースは、シングル"Everybody"が1982年、アルバムは、翌年1983年の7月にデビューアルバム『Madonna』をリリース。シングルの初のヒットは、1983年の12月に"Holiday"をリリースして、最高位は16位でした。それからこの時まで、まだ3年弱しか経っていないのですが、この時点で既にこの曲で4曲目のNo.1ヒット、10曲のTop40ヒットを持っています。
そのMadonnaですが、3枚目のアルバム『True Blue』を1986年6月にリリース。まずはファーストシングルの"Live to Tell"が1週間の1位を記録、前述のように年間チャートも35位を記録します。そして"Papa Don't Preach"が2曲目のシングルで、2曲連続の1位を記録しました。 アルバムのプロデューサーは、Madonna自身に、アメリカのミュージシャンでプロデューサーのStephen Bray、ソングライターのPatrick Leonardの3人が担当しています。『True Blue』ですが、それまでのアルバムが、ダンスミュージック主体の音楽であったのに比べ、ストリングスが参加するなど、大人の雰囲気たっぷりのアルバムでした。
この曲"Papa Don't Preach"ですが、題名の「Papa Don't Preach」にまずは驚きました。早速「Preach」を辞書で引くと「説教」。「お父さんお説教しないでね」ですか。で、軽薄な曲かなぁ、と思いきや、イントロからストリングスが流れます、この異色のイントロから驚きの連続でした。うーん、凄い曲を作るものです。はっきり言って、この曲で、本当の意味でのマドンナファンになったかもしれません。
曲の作者はMadonnaに、ソングライターのBrian Elliot。曲は、"未婚、未成年での出産"という、当時のアメリカ社会の問題を取り上げたものでした。そんなことを知ってから聞くと、また、ぞくぞくするような曲でありました。
この『True Blue』ですがですが、5週間の1位、アルバム年間チャートでも、1986年が37位で、1987年が11位。2年連続の年間チャート入りの大ヒットアルバムとなりました。
このアルバムからのファーストシングル"Live to Tell"についても、大人の雰囲気たっぷりの良い曲でした。私のブログでは紹介しませんでしたが、この曲"Papa Don't Preach"の方が、インパクトありすぎました。"Live to Tell"については、また機会があったら紹介します。
マドンナですが、"Like a Virgin"の時には、いつまでこの人気、続くのかなぁ、と、思っていましたが、この『True Blue』で、まさに真のスーパースターになったのではないでしょうか。
今週 先週 song / artist
1 1 PAPA DON'T PREACH / MADONNA
2 4 HIGHER LOVE / STEVE WINWOOD
3 6 VENUS / BANANARAMA
4 3 MAD ABOUT YOU / BELINDA CARLISLE
5 2 GLORY OF LOVE(THEME FROM "THE KARATE KID PART Ⅱ) / PETER CETERA
6 7 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
7 9 TAKE MY BREATH AWAY(LOVE THEME FROM "TOP GUN") / BERLIN
8 5 WE DON'T HAVE TO TAKE OUR CLOTHERS OFF / JERMAINE STEWART
9 8 RUMORS / TIMEX SOCIAL CLUB
10 10 THE EDGE OF HEAVEN / WHAM!
11 12 SWEET FREEDOM(THEME FROM "RUNNING SCARED") / MICHAEL MCDONALD
12 15 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
13 14 YOU SHOULD BE MINE / JEFFREY OSBORNE
14 18 BABY LOVE / REGINA
15 24 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
16 20 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
17 11 LOVE TOUCH(THEME FROM "LEGAL EAGLES") / ROD STEWART
18 23 YANKEE ROSE / DAVID LEE ROTH
19 13 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
20 30 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
21 25 THAT WAS THEN, THIS IS NOW / THE MONKEES
22 27 MAN SIZE LOVE(FROM "RUNNING SCARED") / KLYMAXX
23 31 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
24 33 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
25 19 ALL THE LOVE IN THE WORLD / OUTFIELD
26 16 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
27 34 THE CAPTAIN OF HER HEART / DOUBLE
28 39 DREAMTIME / DARYL HALL
29 28 RUMBLESEAT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
30 17 SUZANNE / JOURNEY
31 40 TWO OF HEARTS / STACEY Q
32 32 TAKEN IN / MIKE + THE MECHANICS
33 21 INVISIBLE TOUCH / GENESIS
34 22 ONE STEP CLOSER TO YOU / GAVIN CHISTOPHER
35 35 HANGING ON A HEART ATTACK / DEVICE
36 46 WHEN I THINK OF YOU / JANET JACKSON
37 42 OH PEOPLE / PATTI LABELLE
38 54 THROWING IT ALL AWAY / GENESIS
39 47 PRESS / PAUL MCCARTNEY
40 44 HEAVEN IN YOUR EYES / LOVERBOY
2位は4位からアップ、Steve Winwoodの"Higher Love"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、グループではアメリカでのシングルヒットはありませんが、81年に、"While You See A Chance"が最高位7位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、初のTop3ヒットとなりました。
3位は6位からアップ、Bananaramaの"Venus"。Bananaramaですが、イギリス出身のガールグループ。Top40には、84年に"Cruel Summer"が最高位9位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初めてTop3まで上がってきました。
4位は2週間続けた3位からダウン、Belinda Carlisleの"Mad About You"。Belinda Carlisleですが、もちろんThe Go-Go'sのリードボーカルです。The Go-Go'sが1985年に解散して、ソロでの初めてのヒットがこの曲で、最高位3位の大ヒットになりました。
5位は2位からダウン、2週間の1位を記録した大ヒット、Peter Ceteraの"Glory of Love"。映画『The Karate Kid Part II』の挿入曲です。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、この曲がソロ初めてのヒットでもちろん初めてのNo.1です。Chicagoでは、この時点で、2曲のNo.1ヒットを含め9曲のTop5ヒットを持っています。
この週2週目の1位はMadonnaの"Papa Don't Preach"。最終的にもこの2週間の1位で、年間チャートは29位。年間35位の前ヒット"Live To Tell"を上回る順位を記録しました。
Madonnaですが、もちろん皆様ご存知のスーパースター。初めてのレコードのリリースは、シングル"Everybody"が1982年、アルバムは、翌年1983年の7月にデビューアルバム『Madonna』をリリース。シングルの初のヒットは、1983年の12月に"Holiday"をリリースして、最高位は16位でした。それからこの時まで、まだ3年弱しか経っていないのですが、この時点で既にこの曲で4曲目のNo.1ヒット、10曲のTop40ヒットを持っています。
そのMadonnaですが、3枚目のアルバム『True Blue』を1986年6月にリリース。まずはファーストシングルの"Live to Tell"が1週間の1位を記録、前述のように年間チャートも35位を記録します。そして"Papa Don't Preach"が2曲目のシングルで、2曲連続の1位を記録しました。 アルバムのプロデューサーは、Madonna自身に、アメリカのミュージシャンでプロデューサーのStephen Bray、ソングライターのPatrick Leonardの3人が担当しています。『True Blue』ですが、それまでのアルバムが、ダンスミュージック主体の音楽であったのに比べ、ストリングスが参加するなど、大人の雰囲気たっぷりのアルバムでした。
この曲"Papa Don't Preach"ですが、題名の「Papa Don't Preach」にまずは驚きました。早速「Preach」を辞書で引くと「説教」。「お父さんお説教しないでね」ですか。で、軽薄な曲かなぁ、と思いきや、イントロからストリングスが流れます、この異色のイントロから驚きの連続でした。うーん、凄い曲を作るものです。はっきり言って、この曲で、本当の意味でのマドンナファンになったかもしれません。
曲の作者はMadonnaに、ソングライターのBrian Elliot。曲は、"未婚、未成年での出産"という、当時のアメリカ社会の問題を取り上げたものでした。そんなことを知ってから聞くと、また、ぞくぞくするような曲でありました。
この『True Blue』ですがですが、5週間の1位、アルバム年間チャートでも、1986年が37位で、1987年が11位。2年連続の年間チャート入りの大ヒットアルバムとなりました。
このアルバムからのファーストシングル"Live to Tell"についても、大人の雰囲気たっぷりの良い曲でした。私のブログでは紹介しませんでしたが、この曲"Papa Don't Preach"の方が、インパクトありすぎました。"Live to Tell"については、また機会があったら紹介します。
マドンナですが、"Like a Virgin"の時には、いつまでこの人気、続くのかなぁ、と、思っていましたが、この『True Blue』で、まさに真のスーパースターになったのではないでしょうか。
今週 先週 song / artist
1 1 PAPA DON'T PREACH / MADONNA
2 4 HIGHER LOVE / STEVE WINWOOD
3 6 VENUS / BANANARAMA
4 3 MAD ABOUT YOU / BELINDA CARLISLE
5 2 GLORY OF LOVE(THEME FROM "THE KARATE KID PART Ⅱ) / PETER CETERA
6 7 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
7 9 TAKE MY BREATH AWAY(LOVE THEME FROM "TOP GUN") / BERLIN
8 5 WE DON'T HAVE TO TAKE OUR CLOTHERS OFF / JERMAINE STEWART
9 8 RUMORS / TIMEX SOCIAL CLUB
10 10 THE EDGE OF HEAVEN / WHAM!
11 12 SWEET FREEDOM(THEME FROM "RUNNING SCARED") / MICHAEL MCDONALD
12 15 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
13 14 YOU SHOULD BE MINE / JEFFREY OSBORNE
14 18 BABY LOVE / REGINA
15 24 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
16 20 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
17 11 LOVE TOUCH(THEME FROM "LEGAL EAGLES") / ROD STEWART
18 23 YANKEE ROSE / DAVID LEE ROTH
19 13 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
20 30 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
21 25 THAT WAS THEN, THIS IS NOW / THE MONKEES
22 27 MAN SIZE LOVE(FROM "RUNNING SCARED") / KLYMAXX
23 31 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
24 33 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
25 19 ALL THE LOVE IN THE WORLD / OUTFIELD
26 16 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
27 34 THE CAPTAIN OF HER HEART / DOUBLE
28 39 DREAMTIME / DARYL HALL
29 28 RUMBLESEAT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
30 17 SUZANNE / JOURNEY
31 40 TWO OF HEARTS / STACEY Q
32 32 TAKEN IN / MIKE + THE MECHANICS
33 21 INVISIBLE TOUCH / GENESIS
34 22 ONE STEP CLOSER TO YOU / GAVIN CHISTOPHER
35 35 HANGING ON A HEART ATTACK / DEVICE
36 46 WHEN I THINK OF YOU / JANET JACKSON
37 42 OH PEOPLE / PATTI LABELLE
38 54 THROWING IT ALL AWAY / GENESIS
39 47 PRESS / PAUL MCCARTNEY
40 44 HEAVEN IN YOUR EYES / LOVERBOY