ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1980年11月1日付 ビルボード 全米 Top40 Queen - Another One Bites The Dust「地獄へ道づれ」

2016-11-06 20:14:50 | 1980年ビルボードTop40
1980年11月1日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はBarbra Streisandの"Woman in Love"。Barbra Streisand、Donna Summerとのコラボ曲"No More Tears"以来のNo.1獲得です。この曲、プロデュースはBarry Gibb、作はBarry & Robin Gibbのビージーズ、ビージーズの曲が1位になったのは1979年6月9日のThe Bee Gees"Love You Inside Out"以来です。

2位は前週と変わらず、3週連続の1位の大ヒット、Queenの"Another One Bites The Dust"。Queen、"Crazy Little Thing Called Love"に続く2曲目のNo.1です。クイーン最大のヒットとなりました。
3位も先週と変わらず、The Pointer Sistersの"He's So Shy"。1979年に2位を記録した大ヒット"Fire"以来の大ヒットです。
4位は6位からアップ、Kenny Rogersの"Lady"。Kenny Rogersお得意のバラードでKim Carnesとのデュエット曲"Don't Fall In Love With A Dreamer"に続くTop5ヒットです。
5位は前週と変わらず、The Doobie Brothersの"Real Love"。1位を記録した"What A Fool Believes"以来のTop5ヒットです。

この週2位はQueenの"Another One Bites The Dust"邦題は「地獄へ道づれ」。3週連続の1位を記録、年間チャートは年度途中により1981年の65位に終わりましたが、ビルボードが発表した「Billboard Hot 100 55th Anniversary Top 100」、55年間の歴代Top100では39位に入るクイーンの最大のヒットです。
この曲はクイーンのヒット曲の中でも異色中の異色の曲です。
作詞作曲はベースのジョン・ディーコン、ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズのシックの影響を大きく受けたといわれ、ベースがきいた曲ですが、決してディスコではなくビートが効いたクイーン独自の世界を作っています。


今週 先週 song / artist
1 1 WOMAN IN LOVE / BARBRA STREISAND
2 2 ANOTHER ONE BITES THE DUST / QUEEN
3 3 HE'S SO SHY / POINTER SISTERS
4 6 LADY / KENNY ROGERS
5 5 REAL LOVE / DOOBIE BROTHERS
6 7 THE WANDERER / DONNA SUMMER
7 4 UPSIDE DOWN / DIANA ROSS
8 10 NEVER KNEW LOVE LIKE THIS BEFORE / STEPHANIE MILLS
9 11 I'M COMING OUT / DIANA ROSS
10 15 MASTER BLASTER / STEVIE WONDER
11 12 JESSE / CARLY SIMON
12 8 ALL OUT OF LOVE / AIR SUPPLY
13 16 DREAMING / CLIFF RICHARD
14 14 LOOK WHAT YOU'VE DONE TO ME / BOZ SCAGGS
15 19 LOVELY / JACKSONS
16 9 I'M ALRIGHT / KENNY LOGGINS
17 20 DREAMER / SUPERTRAMP
18 13 DRIVIN' MY LIFE AWAY / EDDIE RABBITT
19 21 WHIP IT / DEVO
20 26 MORE THAN I CAN SAY / LEO SAYER
21 23 YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEELING / DARYL HALL & JOHN OATES
22 22 ON THE ROAD AGAIN / WILLIE NELSON
23 25 OUT HERE ON MY OWN / IRENE CARA
24 27 THAT GIRL COULD SING / JACKSON BROWNE
25 33 HIT ME WITH YOUR BEST SHOT / PAT BENATAR
26 29 LET ME BE YOUR ANGEL / STACY LATTISAW
27 17 XANADU / OLIVIA NEWTON-JOHN
28 32 SHE'S SO COLD / ROLLING STONES
29 18 LATE IN THE EVENING / PAUL SIMON
30 38 WITHOUT YOUR LOVE / ROGER DALTREY
31 40 NEVER BE THE SAME / CHRISTOPHER CROSS
32 - LOVE ON THE ROCKS / NEIL DIAMOND
33 35 COULD I HAVE THIS DANCE / ANNE MURRAY
34 28 GIVE ME THE NIGHT / GEORGE BENSON
35 41 I'M HAPPY THAT LOVE HAS FOUND YOU / JIMMY HALL
36 39 YOU SHOOK ME ALL NIGHT LONG / AC/DC
37 24 MIDNIGHT ROCKS / AL STEWART
38 - JUST LIKE STARTING OVER / JOHN LENNON
39 45 GOOD OL' BOYS (DUKES OF HAZZARD THEME) / WAYLON JENNINGS
40 50 SOMETIMES A FANTASY / BILLY JOEL

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6 コメント

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Unknown (めった)
2016-11-07 00:11:52
クイーンのアルバムが出ると、ジョンディーコンの作品がなにげに楽しみだったりします。僕好みのメロディアスなポップソングを書くのがジョン、というイン生姜あったのですが、この曲にはビックリ!ほんとジョンの書いた曲なのか?信じられませんでした。そして、なんと全米一位、しかも四週間!嬉しいけどこの曲でクイーンを理解しないでくれ!とか思ったものです、。
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クイーンはすごい! (ミュウ)
2016-11-07 05:37:45
クイーンは次々と新しいことにチャレンジするところがすごかったですよね。
この曲もレベルが高いです。
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ジョン・ディーコン (星船)
2016-11-07 22:56:51
めったさんこんばんは。
ジョン・ディーコン、彼の作の曲は沢山はないのですが特徴のある面白い曲がありますね。「マイ・ベスト・フレンド」が代表曲でしょうか。
この「地獄へ道づれ」はクイーンの曲の中の最大のヒットですが、イレギュラーな曲ではありますね。
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偉大なロックグループ (星船)
2016-11-07 22:59:00
ミュウさんこんばんは。
そうですよね、クイーンはいろいろな新しいことに挑戦し続けた素晴らしい偉大なロックグループですよね。
この曲が出た時には「これがクイーン?」っとホント驚きました。
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Unknown (太ったボンジョビ(・ε・` ))
2020-02-02 15:35:54
今ごろすみません
結局クイーンはこのヒットで道を迷ったのでしょうか?
愛欲だけでなくこちらも1位とったことでクイーンの超トップスター、というのは良かったですね。
そのあとの夜の天使もフォリナーのルアンヌみたく遊びシングルとしては上々です。
ただ次が分かりにくかった。
全英は制したアンダープレッシャー
真面目に取り組んだサントラ、フラッシュのテーマ
そして黒い仕上がり、ボデーランゲージ
うーんアンダープレッシャー路線がよかったような…
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ジョン・ディーコン作 (星船)
2020-02-02 20:05:55
太ったボンジョビさんこんばんは。
道を迷ったというか、この曲はクイーンの曲の中でも異色の曲でしたね。ジョン・ディーコンのソングライターとしての才能を全世界の皆さんが急に認めた曲になりましたのではないでしょうか。
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