1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年5月28日付、2位から上がっての1位はGeorge Michaelの"One More Try"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算12曲目のTop40ヒットで、10曲目のTop3ヒット、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など、この曲で7曲目のNo.1となりました。
2位は3位からアップ、Johnny Hates Jazzの"Shattered Dreams"。8位→2位→3位→2位と、一度落ちてからの2位へのカムバックです。Johnny Hates Jazzですが、イギリス出身のポップスバンド。デビューアルバムからのシングルで、すでにイギリスでは大ヒットしていましたが、アメリカでは88年になってからチャートを上がり、初のヒットシングルが2位まで上がりました。
3位は2週間の1位からダウン、Gloria Estefan and Miami Sound Machineの"Anything for You"。Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、まずは1985年に、Miami Sound Machineとして最高位10位を記録した"Conga"が初のTop40ヒット、1987年に最高位5位の"Rhythm Is Gonna Get You" から、アーチスト名をGloria Estefan and Miami Sound Machineとしましたが、この曲で通算で8曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop5ヒット、ついに初のNo.1獲得です。
4位は5位からアップ、Samantha Foxの"Naughty Girls (Need Love Too)"。Samantha Foxですが、歌手の前にモデル(ページ・スリー・ガール)としてすでに有名でしたが、歌手としてのデビューシングル"Touch Me (I Want Your Body)" が最高位4位を記録、この曲で2曲目のTop5ヒットとなりました。
4位は5位からアップ、Samantha Foxの"Naughty Girls (Need Love Too)"。Samantha Foxですが、歌手の前にモデル(ページ・スリー・ガール)としてすでに有名でしたが、歌手としてのデビューシングル"Touch Me (I Want Your Body)" が最高位4位を記録、この曲で2曲目のTop5ヒットとなりました。
5位は6位からアップ、Foreignerの"I Don't Want To Live Without You"。Foreignerですが、皆さんご存じ、アメリカ出身とイギリス出身のロックミュージシャンの混成グループ。 1977年に最高位4位の衝撃のデビューシングル"Feels Like the First Time" 以来、この曲で16曲目のTop40ヒットで、No.1となった"I Want to Know What Love Is" を含め、6曲目のTop5ヒットとなりました。
この週6位はPet Shop Boysの"Always on my mind"。最高位は5月21日付の第4位、年間チャートは80位。Hot100に15週間と短めのヒットで、最高4位としては低めの年間チャートでしたが、最高位2位を記録したDusty Springfieldが参加した"What Have I Done to Deserve This?"に続くTop5ヒットになりました。"What Have I Done To Deserve This?"についてはこちらをご覧ください→→→
Pet Shop Boysですが、イギリス出身のシンセポップ・デュオ。デビューは1984年、デビューシングル"West End Girls"を発表しますが、イギリス・アメリカともにヒットはしませんでしたが、1986年になって"West End Girls"のニューバージョンを発売、これがイギリスで火が付き、アメリカでもNo.1、年間チャート15位の特大のヒット、日本を含む全世界的な大ヒットになりました。
続くセカンドアルバム『Actually』からも、ファーストシングル"It's a Sin"が9位を記録、前述の"What Have I Done To Deserve This?"が第2位を記録する大ヒットとなるなど、この曲で5曲目のTop40ヒットで、すべてがTop10内入り、3曲目のTop5ヒットとなりました。
続くセカンドアルバム『Actually』からも、ファーストシングル"It's a Sin"が9位を記録、前述の"What Have I Done To Deserve This?"が第2位を記録する大ヒットとなるなど、この曲で5曲目のTop40ヒットで、すべてがTop10内入り、3曲目のTop5ヒットとなりました。
"Always on my mind"ですが、全米Top40ファンの方なら、1982年に最高位5位、年間チャートでは22位を記録した大ヒット、Willie Nelsonバージョンがおなじみだと思います。
ただ、オリジナルはもっとずっとさかのぼり、1972年、アメリカのカントリー歌手Gwen McCraeの曲です。曲の作者もそのGwen McCraeと、Mark James、Johnny Christopherのいずれもカントリー系のミュージシャンの共作です。
さらに、Brenda Lee 、Elvis Presley もこの曲をレコーディングしています。まさに、カントリーのスタンダードナンバーですね。
そしてそのカントリーの名曲を、驚いたことにイギリスのシンセポップデュオPet Shop Boysがカバー、このバージョンはカントリーではなくなりましたが、イイ雰囲気の新しい曲として、楽しく聞くことができました。
Pet Shop Boys版の"Always on my mind"は、通常のアルバムに入っているわけではありませんで、ペット・ショップ・ボーイズ出演の1987年の映画『夢色の幻想 It Couldn't Happen Here』で使われた曲です。PVがその映画ですね。
こちらはエルビス・プレスリーバージョン、1973年に、カントリーチャートにエントリーしていました。さすがエルビス・プレスリー、このバージョンにはグッとくるものがありました。
今週 先週 song / artist
1 2 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
2 3 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
3 1 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
4 5 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
5 6 I DON'T WANT TO LIVE WITHOUT YOU / FOREIGNER
6 4 ALWAYS ON MY MIND / PET SHOP BOYS
7 9 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
8 14 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
9 8 WAIT / WHITE LION
10 11 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
11 10 TWO OCCASIONS / THE DEELE
12 7 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
13 17 MAKE IT REAL / JETS
14 18 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
15 22 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
16 16 DREAMING / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
17 29 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
18 25 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
19 27 ALPHABET ST. / PRINCE
20 23 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
21 21 STRANGE BUT TRUE / TIMES TWO
22 20 MY GIRL / SUAVE
23 24 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
24 12 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
25 13 PINK CADILLAC / NATALIE COLE
26 30 KISS ME DEADLY / LITA FORD
27 15 ANGEL / AEROSMITH
28 32 NITE AND DAY / AL B. SURE!
29 33 THE FLAME / CHEAP TRICK
30 37 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
31 31 I'M STILL SEARCHING / GLASS TIGER
32 39 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
33 19 WHERE DO BROKEN HEARTS GO / WHITNEY HOUSTON
34 44 MERCEDES BOY / PEBBLES
35 35 DA 'BUTT / E.U.
36 38 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
37 43 UNDER THE MILKY WAY / CHURCH
38 47 NEW SENSATION / INXS
39 41 WHEN WE KISS / BARDEUX
40 36 NIGHTIME / PRETTY POISON
1 2 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
2 3 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
3 1 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
4 5 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
5 6 I DON'T WANT TO LIVE WITHOUT YOU / FOREIGNER
6 4 ALWAYS ON MY MIND / PET SHOP BOYS
7 9 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
8 14 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
9 8 WAIT / WHITE LION
10 11 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
11 10 TWO OCCASIONS / THE DEELE
12 7 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
13 17 MAKE IT REAL / JETS
14 18 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
15 22 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
16 16 DREAMING / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
17 29 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
18 25 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
19 27 ALPHABET ST. / PRINCE
20 23 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
21 21 STRANGE BUT TRUE / TIMES TWO
22 20 MY GIRL / SUAVE
23 24 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
24 12 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
25 13 PINK CADILLAC / NATALIE COLE
26 30 KISS ME DEADLY / LITA FORD
27 15 ANGEL / AEROSMITH
28 32 NITE AND DAY / AL B. SURE!
29 33 THE FLAME / CHEAP TRICK
30 37 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
31 31 I'M STILL SEARCHING / GLASS TIGER
32 39 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
33 19 WHERE DO BROKEN HEARTS GO / WHITNEY HOUSTON
34 44 MERCEDES BOY / PEBBLES
35 35 DA 'BUTT / E.U.
36 38 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
37 43 UNDER THE MILKY WAY / CHURCH
38 47 NEW SENSATION / INXS
39 41 WHEN WE KISS / BARDEUX
40 36 NIGHTIME / PRETTY POISON
そうだったですか、U2のカバーは知りませんでしたが、Neil Tennantのボーカルとアレンジで、全く別の曲になりますよね。
Village Peopleのコテコテディスコ"Go West"のカバーは覚えています。あれも見事に違う曲になっていました。
Johnny Hates Jazz、この頃では、久々の下がったり、あがったりでしたね。そんなチャートの動き、久しぶりの面白いチャートでした。
79年頃ですね。Chicの"Le Freak"、当時のチャートを見てみたら、1位→2位→1位2週→2位2週→1位3週でした。Johnny Hates Jazzさんももうちょっと頑張ってほしかったですね。
あと、エモーションズの"Best of My Love"と、アンディ・ギブの"I Just Want to Be Your Everything"が、9週間、1位を交互に取り合う、っていうこともありました。懐かしいです。
The Churchは、やっぱりFENで聞いたのだと思いますが、テープにも録音してありました。よく覚えていませんが、NHKで流してくれたのでしょうね。
良いか悪いかは別として、この人たちの手にかかれば、全部、ペット・ショップ・ボーイズの楽曲にされちゃいますよね。
この適応力、中国のラーメンやインドのカレーをすべて日本食に変えてしまった日本人の適応力に、なんとなく通ずるものを感じてしまいます。
Johnny Hates Jazzのチャートアクションは当時としては珍しかったですね。
8位→2位の翌週に3位にダウンは予想もできませんでしたが、翌週また2位にアップですね。
78年末の♪Le Freak♪を思い出しました。
70年代後半はこんチャートアクションもままありましたね。
テレビがうまく映らなくて、当時まだビデオデッキも持っていなかった私としては、FENで認識できなかったのでこれはもったいなかったなあ。
ちなみにデス夫さんの豪州3曲の上と下に私の♥️♥️♥️な女性のみなさんが…。
楽しみにしておきヤス。こちらもやはりFENからでした。
いやー、気が付きませんでしたが、30位後半にオーストラリア勢3曲並んでいました。それもロックグループが。The Churchですか、一発屋ではありましたし、そんなに上位に行ったわけではありませんが、なかなか楽しい曲ではありました。
そうか、アンディ・ギブの人気はすざまじかったですよね。デビューから3曲連続の1位ですし、それも、年間チャートでは、2位→8位→1位ですからねー、Top10連続も6曲でした。兄の人気もありましたが、それは凄い記録でしたね。
年間テープであんまりいい曲ばっかり入れると、そのテープばっかり聞いて、すぐヘロヘロになった覚えが、それは、70年代だったかもしれませんが。
「7位でスルーしたメタリックなラップ」ですか、なんだろー、と思ったら、ああ、あれか。歌っている奴らが気に入らなかったのかなぁ。まあ、そんな嫌い、っていうわけじゃあないですよ。
38-37-36位と3曲オーストラリアが並んでいますね。
ザ・チャーチのこの曲が当時お気に入りでした。90年代にドリームポップと言われていたジャンルの先駆けといったサウンドだったなぁ、と思っています。忘れ難い一発屋です。
PSBのヒットはシンセポップ系としては珍しく大ヒット連発でした。
80年代前半のブリテッシュインベーションの頃にもシンセポップ系のグループがありましたけど、ここまでのヒット連発はなかったですね。
デビューから7曲連続ヒットも凄いですが、シングルがせいぜい3枚程度だった70年代後後半のA.Gibbの3曲連続№1はそれ以上に凄いですね。
ガガッガガーも、ベイベッ❗も、ガラゴナミシュユーも、ブレミノンザレンも、ジョージマイケラーマービゲイも、みんな愛していたのです、白状します。
来年のボクは暴れますよー😃
そーですか、⭐⛴️さんは年間テープ、後ろに行くほどハアハアな曲てすか、なるほろ。でもA面トップはキレキレソングでしょー、その年の代表の1曲のはず。だいたいハードロック系統か派手ソングになるかな?
と言っても82年がヒーローブザモーメン、しか覚えてないなあ。
おっと87年は7位まで行ったのに⭐⛴️さんが毛嫌いされたメタリックなラップがA①でした。アレは実はラップではなかったでしたけどね。
またしても好き放題レス、ごめんなさい😫
「キーラーゴー」ですか、それは思いもよらなかったですな。
ちなみに、私は、テープもおかずも、好きなのは後に持っていくタイプなので、とにかく後半に好きな曲を集中しましたが。
正真正銘7曲だと、これからが本格的なTaylor Dayneさんでしょうかねぇ。あとはRichard Marx 、そのくらいでしょうか。口パクさんは、7曲ヒットを出す前にバレてしまったんでしたか。
1982の年間テープ、A面ラストがこの曲、B面ラストがジャーニーのオプナー。テープラストは明るめでゆっくりめで希望が出るヤツというヘキがありました。普段はクサクサソングにばかり惚れるのに。んでこの88年のB面ラストはバラとピストルでしたがA面ラストは何だったかな~🐽
また自分日記でごめんなさい😫
マライヤは別として…。
思い付いたのはイーグルズ絡みで出てきてヒット連発のRさんてすな。次週辺りにNo.1ソングぶち込んで来そうなヤツ。でもそのあともう一枚切っていたらデビキブさんみたくアチャーかも。
それから新人なのに中堅みたいなグループのEのみなさん。これは6と7曲めが怪しいなあ。成績知らないけどヒョイヒョイトップ10に入ってそうですよね。
ダウトなのがこの週もチャートに居るTさん。6曲めでNo.1獲ってますが、やはり7曲めが自信ないなあ。でもまぁ売れ過ぎですよねみなさん。
そういえば、両者とも独特なボーカルではありますね。ウイリー・ネルソンバージョンは、最高位5位ながら、年間22位の特大のヒットになりました。FENからも良く流れてきていました、でも日本ではヒットはしていなかったですね。
Air Supplyは7曲連続ですが、下積みが長く、初ヒットまでには長い時間がかかっていました。太ボンさんはデビューから7曲連続っていうことじゃないですか。7曲連続は、リチャード・マークスがそうだったんじゃあないかなぁ。
オリジナルは聴いたことないので、やはりW.Nelsonヴァージョンですが、彼のヴォーカルはちょっと抜けたような感じでした。
N.Tennantのヴォーカルもちょっと抜けた感じがあるので、ヴァーカル感が合っているのかもですね。
7曲連続ですか。
Air Supplyは♪Lost In Love♪から♪Even The Nights Are Better♪まで7曲連続でしたね。
♪Lost In Love♪がアメルカデビュー曲かは?
やっぱりそうですか、私も、Willie Nelsonの"Always on My Mind"の記事の時には、ペット・ショップ・ボーイズバージョンを「違う曲として楽しみましょう。」って書いていましたっけ。
そうですねー、デビューしてから目が出るまで、アメリカだと時間がかかりますからね、そうそういないでしょう。で、デビー・ギブソンは4曲までで5曲目が22位か。でもねえ、いるかもしれないんですよ、これが、7曲連続Top10じゃあないかなぁ。もしかするとTop40にも入らなかったシングルがあるかもしれませんが。
この曲はやっぱりウィリー・ネルソンです。PSBそして星船さん、ごめんなさい🙏
しかし5つ連続してトップ10???これはすごいですねえ😃ちょろっと思い返しても男性陣だとワムさんしか思い当たらないですなあ。
いや女性陣でもウィッニーは黒デビューが仇となっているらしいし(主ぺディア)、シンディは5つ目であちゃー😵だし、マドンナもやはりデビュー曲で……。
となるとすごいですな、お見事です。ワムと共通するのはメインはあっちの人でサブメンはのんけだということでしょか?
下世話でごめんなさい😫
Pet Shop Boysですが、独特な雰囲気を持っています。Neil Tennantのボーカルがまた、特別なのですよね。スタンダードナンバーですら、彼らの曲になってしまいます。そんなところが大ヒットにつながるのでしょう
PSBはよく登場しますね。
シングルは3曲連続の登場です。
そして、2曲連続の往年のカヴァー曲。
この曲はやはりW.Nelsonのイメージが強いですが、PSBのカヴァーは不思議とPSBワールドに引き込まれます。