1983年7月16日付ビルボード All American Top40、前週に引き続き2週目の1位はThe Policeの"Every Breath You Take"。The Policeですが、この曲で6曲目のTop40ヒット、最もヒットしたのは1981年に最高位3位を記録した"Every Little Thing She Does Is Magic"、もちろん初めてのNo.1です。
2位は前週と変わらずこれで2位は3週目、Eddy Grantの"Electric Avenue"。Eddy Grant、イギリスでは70年代後半からヒット曲がありますが、アメリカでは初めてのヒットが大ヒットになりました。
3位は6週間の1位からダウンして2週連続の3位、年度を代表する大ヒットになりました、Irene Caraの"Flashdance ... What A Feeling"、映画『フラッシュダンス』の主題歌です。Irene Caraですが、1980年のこちらも映画『フェーム』の主題歌で最高位4位を記録して以来の2曲目のTop5ヒット、もちろん初めてのNo.1獲得です。
4位も前週と変わらずSergio Mendesの"Never Gonna Let You Go"。Sergio Mendesですが、1960年代から活躍、1968年にSérgio Mendes and Brasil '66.の名前で3曲のTop40ヒット、そのうち"The Look of Love"は最高位4位を記録しています。それ以来の16年ぶりのTop5ヒットです。
5位は6位からアップ、Michael Jacksonの"Wanna Be Startin' Somethin'"。ご存知世界で最も売れたアルバム『Thriller』から、2位を記録したPaul McCartneyとのコラボシングル"The Girl Is Mine"、7週間の1位の特大ヒット"Billie Jean"、3週間の1位の"Beat It"に続く4曲目のシングルにしてこの曲もTop5入りです。
この週23位はThe Tubesの"She's A Beauty"。
最高位は7月2日の第10位。年間チャートは58位の彼らの最もヒットしたシングルとなりました。
The Tubesですが、サンフランシスコ出身のロックグループ。
デビューは1975年、アルバム『The Tubes』。このアルバムはアルバムチャート100位以内には入れず、シングルもアメリカでは全くヒットしませんでした。
その後、ステージ活動を続け、コンスタントにアルバムを発表、100位以内に上昇するアルバムも出てきますが、シングルヒットまでには結びつかない時期が続きます。
彼らのアルバムがヒットしたのは通算5枚目のアルバム『The Completion Backward Principle』から。このアルバムは最高位36位を記録、シングル"Don't Want to Wait Anymore"が初めてのTop40入りして最高位35位を記録します。
この成功はDavid Fosterの影響によるものが大きいですね。アルバムのプロデューサーが彼David Fosterが務めています。シングルヒットの"Don't Want to Wait Anymore"も彼らとDavid Fosterの共作です。
曲を聞くとわかりますが、これぞDavid Fosterと言える曲で、彼の影響が強く感じられます。
そして次の6枚目のアルバム『Outside Inside』に収録されたのがこの曲"She's A Beauty"。
曲の作者はDavid FosterとSteve Lukather、そしてバンドメンバーFee Waybillの3者の共作です。
曲はテンポよく明るい曲、覚えやすく口ずさめる良い曲ですね。
残念ながらこの曲が最後のTop40ヒットになりましたが、記憶に残る素晴らしい曲でした。
そしてこの曲が1981年に最高位35位を記録した"Don't Want to Wait Anymore"。
美しいメロディのロックバラードです。1981年のチャートで紹介し忘れましたのでこの機会に是非聞いてみてください。
今週 先週 song / artist
1 1 EVERY BREATH YOU TAKE / POLICE
2 2 ELECTRIC AVENUE / EDDY GRANT
3 3 FLASHDANCE ... WHAT A FEELING / IRENE CARA
4 4 NEVER GONNA LET YOU GO / SERGIO MENDES
5 6 WANNA BE STARTIN' SOMETHIN' / MICHAEL JACKSON
6 8 COME DANCING / KINKS
7 5 TOO SHY / KAJAGOOGOO
8 10 OUR HOUSE / MADNESS
9 13 IS THERE SOMETHING I SHOULD KNOW / DURAN DURAN
10 7 TIME (CLOCK OF THE HEART) / CULTURE CLUB
11 14 STAND BACK / STEVIE NICKS
12 12 I'M STILL STANDING / ELTON JOHN
13 15 1999 / PRINCE
14 18 SHE WORKS HARD FOR THE MONEY / DONNA SUMMER
15 20 SWEET DREAMS (ARE MADE OF THIS) / EURYTHMICS
16 19 BABY JANE / ROD STEWART
17 17 ALL THIS LOVE / DEBARGE
18 9 DON'T LET IT END / STYX
19 25 MANIAC / MICHAEL SEMBELLO
20 22 CUTS LIKE A KNIFE / BRYAN ADAMS
21 23 HOT GIRLS IN LOVE / LOVERBOY
22 11 FAMILY MAN / DARYL HALL & JOHN OATES
23 16 SHE'S A BEAUTY / TUBES
24 28 FASCINATION / HUMAN LEAGUE
25 32 IT'S A MISTAKE / MEN AT WORK
26 26 WISHING / FLOCK OF SEAGULLS
27 29 TAKE ME TO HEART / QUARTERFLASH
28 30 SAVED BY ZERO / FIXX
29 34 ROCK OF AGES / DEF LEPPARD
30 39 ROCK 'N' ROLL IS KING / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
31 38 CHINA GIRL / DAVID BOWIE
32 35 STOP IN THE NAME OF LOVE / HOLLIES
33 24 BEAT IT / MICHAEL JACKSON
34 21 AFFAIR OF THE HEART / RICK SPRINGFIELD
35 48 I'LL TUMBLE 4 YA / CULTURE CLUB
36 27 ROLL ME AWAY / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
37 33 ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME / NAKED EYES
38 44 THE BORDER / AMERICA
39 43 THE SALT IN MY TEARS / MARTIN BRILEY
40 59 LAWYERS IN LOVE / JACKSON BROWNE
2位は前週と変わらずこれで2位は3週目、Eddy Grantの"Electric Avenue"。Eddy Grant、イギリスでは70年代後半からヒット曲がありますが、アメリカでは初めてのヒットが大ヒットになりました。
3位は6週間の1位からダウンして2週連続の3位、年度を代表する大ヒットになりました、Irene Caraの"Flashdance ... What A Feeling"、映画『フラッシュダンス』の主題歌です。Irene Caraですが、1980年のこちらも映画『フェーム』の主題歌で最高位4位を記録して以来の2曲目のTop5ヒット、もちろん初めてのNo.1獲得です。
4位も前週と変わらずSergio Mendesの"Never Gonna Let You Go"。Sergio Mendesですが、1960年代から活躍、1968年にSérgio Mendes and Brasil '66.の名前で3曲のTop40ヒット、そのうち"The Look of Love"は最高位4位を記録しています。それ以来の16年ぶりのTop5ヒットです。
5位は6位からアップ、Michael Jacksonの"Wanna Be Startin' Somethin'"。ご存知世界で最も売れたアルバム『Thriller』から、2位を記録したPaul McCartneyとのコラボシングル"The Girl Is Mine"、7週間の1位の特大ヒット"Billie Jean"、3週間の1位の"Beat It"に続く4曲目のシングルにしてこの曲もTop5入りです。
この週23位はThe Tubesの"She's A Beauty"。
最高位は7月2日の第10位。年間チャートは58位の彼らの最もヒットしたシングルとなりました。
The Tubesですが、サンフランシスコ出身のロックグループ。
デビューは1975年、アルバム『The Tubes』。このアルバムはアルバムチャート100位以内には入れず、シングルもアメリカでは全くヒットしませんでした。
その後、ステージ活動を続け、コンスタントにアルバムを発表、100位以内に上昇するアルバムも出てきますが、シングルヒットまでには結びつかない時期が続きます。
彼らのアルバムがヒットしたのは通算5枚目のアルバム『The Completion Backward Principle』から。このアルバムは最高位36位を記録、シングル"Don't Want to Wait Anymore"が初めてのTop40入りして最高位35位を記録します。
この成功はDavid Fosterの影響によるものが大きいですね。アルバムのプロデューサーが彼David Fosterが務めています。シングルヒットの"Don't Want to Wait Anymore"も彼らとDavid Fosterの共作です。
曲を聞くとわかりますが、これぞDavid Fosterと言える曲で、彼の影響が強く感じられます。
そして次の6枚目のアルバム『Outside Inside』に収録されたのがこの曲"She's A Beauty"。
曲の作者はDavid FosterとSteve Lukather、そしてバンドメンバーFee Waybillの3者の共作です。
曲はテンポよく明るい曲、覚えやすく口ずさめる良い曲ですね。
残念ながらこの曲が最後のTop40ヒットになりましたが、記憶に残る素晴らしい曲でした。
そしてこの曲が1981年に最高位35位を記録した"Don't Want to Wait Anymore"。
美しいメロディのロックバラードです。1981年のチャートで紹介し忘れましたのでこの機会に是非聞いてみてください。
今週 先週 song / artist
1 1 EVERY BREATH YOU TAKE / POLICE
2 2 ELECTRIC AVENUE / EDDY GRANT
3 3 FLASHDANCE ... WHAT A FEELING / IRENE CARA
4 4 NEVER GONNA LET YOU GO / SERGIO MENDES
5 6 WANNA BE STARTIN' SOMETHIN' / MICHAEL JACKSON
6 8 COME DANCING / KINKS
7 5 TOO SHY / KAJAGOOGOO
8 10 OUR HOUSE / MADNESS
9 13 IS THERE SOMETHING I SHOULD KNOW / DURAN DURAN
10 7 TIME (CLOCK OF THE HEART) / CULTURE CLUB
11 14 STAND BACK / STEVIE NICKS
12 12 I'M STILL STANDING / ELTON JOHN
13 15 1999 / PRINCE
14 18 SHE WORKS HARD FOR THE MONEY / DONNA SUMMER
15 20 SWEET DREAMS (ARE MADE OF THIS) / EURYTHMICS
16 19 BABY JANE / ROD STEWART
17 17 ALL THIS LOVE / DEBARGE
18 9 DON'T LET IT END / STYX
19 25 MANIAC / MICHAEL SEMBELLO
20 22 CUTS LIKE A KNIFE / BRYAN ADAMS
21 23 HOT GIRLS IN LOVE / LOVERBOY
22 11 FAMILY MAN / DARYL HALL & JOHN OATES
23 16 SHE'S A BEAUTY / TUBES
24 28 FASCINATION / HUMAN LEAGUE
25 32 IT'S A MISTAKE / MEN AT WORK
26 26 WISHING / FLOCK OF SEAGULLS
27 29 TAKE ME TO HEART / QUARTERFLASH
28 30 SAVED BY ZERO / FIXX
29 34 ROCK OF AGES / DEF LEPPARD
30 39 ROCK 'N' ROLL IS KING / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
31 38 CHINA GIRL / DAVID BOWIE
32 35 STOP IN THE NAME OF LOVE / HOLLIES
33 24 BEAT IT / MICHAEL JACKSON
34 21 AFFAIR OF THE HEART / RICK SPRINGFIELD
35 48 I'LL TUMBLE 4 YA / CULTURE CLUB
36 27 ROLL ME AWAY / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
37 33 ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME / NAKED EYES
38 44 THE BORDER / AMERICA
39 43 THE SALT IN MY TEARS / MARTIN BRILEY
40 59 LAWYERS IN LOVE / JACKSON BROWNE
何とも、楽しそうな曲だし、楽しそうに歌っているし。
このバンド、先入観で「ヴィジュアル先行?」って思ってしまうのですが、
けっしてそうではなさそうですよね。
この曲のヒットは嬉しかったです。
80年代の典型的な音のバンドですね。なぜか懐かしさを感じさせます。
個人的にはチャートインしてきたジャクソン・ブラウンの「Lawyers in Love」に1票を(笑)。
Tubesといえば、Al KooperやTodd Rundgrenをプロデューサーに迎え、マニア受けのするグループの印象が強く、少し散漫な感じがして苦手なタイプです(といいつつCD5枚持っていますが...)。
そんな中、3枚目のアルバム"Now"の冒頭を飾る"Smoke (La Vie en Fumer)"は出色です。
David BowieやBauhausを彷彿させるような退廃的な疾走感が堪りません。
他のアルバムがCD化される中、"Now"はなかなかCD化されず、この"Smoke"聴きたさにあんまり好きでもないのに(苦笑)ライブ盤まで買っちゃいました。結局、2004年にようやくCD化されましたが、その前に"Smoke"が含まれる2枚組のベスト盤が発売され、ようやくデジタル音源で聴くことができた、という想い出があります。
"She's A Beauty"に全く触れずにスミマセンでした。
そうなんですよね、この曲、とっても楽しそうに歌っているところが良いですよねぇ!アメリカンロックはこうでなくっちゃ!
そんなところがこの曲がヒットした理由でしょうか。
私もこの曲が上位に入ってきたのにはうれしかったです。
この曲は曲づくりにDavid FosterとSteve Lukatherが入っていて、プロデュースもDavid Foster、といえば、典型的な80年代初めころの曲です。そんなところが懐かしさを感じる理由でしょうか。
ジャクソン・ブラウンの「Lawyers in Love」は私も応援していました。思ったよりも上位に食い込むヒットになりました。
実はThe Tubesですが、私は70年代の彼らの曲は聞いたことがありませんでした。初めて彼らの曲を聞いたのは81年のDavid Fosterプロデュースのなってからの『The Completion Backward Principle』でした。
今回初めてAl KooperやTodd Rundgrenのプロデュースの時の曲を聞きましたが、まさに別のグループのようですね。ホントDavid Bowieを感じさせてくれます。新しい情報ありがとうございます。
僕が音楽を聴き始めた頃は雑誌ミュージックライフに載っている情報は隅から隅まで頭にインプットしていました。チューブスと言えば、ステージに裸の女のひとを登場させるエロいバンド!とずっと思っていました。だからトップ40に入ってきたときはビックリ。また、調べてビックリなのは、YMOがチューブスの前座をやっていたという話。米国でもそうですが、チューブスの日本公演でも同様だったという話です。
この曲は歌詞はやっぱりエロ?ですがサウンドは楽しい!和訳しましたのでお越しください。
僕もTubesのことはマニア受けするキワものバンドと思っていましたが、D.Fosterとのコラボレーションで絶妙のアメリカンロックに仕上がりました。
せっかくこれからヒット連発と思ったのですが、最後のヒット曲になったのが残念です。
J.Browneの♪Lawyers In Love♪は最高位8位でしたか。
♪I Hear The USSR Will Be Open Soon As Vacations Land For Lawyers In Love♪の歌詞が印象に残ります。
イマイチこの曲にはノレなかったのですが、Dフォスターと聞いて、だから脳が拒否していたのかな?て思いましたよ
フォスターやDウォレンみたいな作り手の大御所はちょと困るのです、偏見なんですけどね
夏らしくてイケイケでさらにエロスとは本来大好きのはずなのに、残念なリスナーでした、すみません
83年を語るうえでは、サーガ、ビショップ、チューブ、ビッグカントリー、シリングあたりは外せないんですよね
ちな久し振りに聴いて、ヒューイルイスのヤコブに似ているなあと思いましたがセンスないですかね?う~ん
星船さま こんばんは。
今からちょうど36年前のチャート、何年か前のAT40 80sで録音した音源をスマホに入れて聴いています。
チューブスのこの曲もしっかり聴きました。PVも面白かったですね。少年がうらやましい。(笑)バンヘイレンのホットフォーティーチャーも子供が出ているぶっ飛んだビデオでした。
なお、この週で最もマイナーなのは39位の曲かな?