1982年11月20日付ビルボード All American Top40、3週目の1位となりました、Joe Cocker and Jennifer Warnesの"Up Where We Belong"。映画『愛と青春の旅だち』主題歌。60年代から活躍しているJoe Cockerですが、これまでの最高のヒットは1975年に5位を記録した"You Are So Beautiful"、この曲でもちろん初めてのNo.1です。Jennifer Warnesもこれまでの最高が6位を記録した"Right Time Of The Night"ですので彼女にとっても初めてのNo.1です。
2位は前週と変わらず、Lionel Richieの"Truly"。Lionel Richieですが、The Commodoresでは数々の大ヒットを持っています。そしてDiana Rossとのデュエットソング"Endless Love"はご存知9週間の1位の特大のヒットでした。
この週は1位から6位まで前週と変わりませんでした。
3位はこれで3週目の3位、Olivia Newton-Johnの"Heart Attack"。"Physical"をはじめ数々の大ヒットを持っている彼女、5位を記録した"Make a move on me"に続くTop5ヒットになりました。
4位はLaura Braniganの"Gloria"。ソウルの女王ローラ・ブラニガン、この曲が初めての大ヒットです。
5位はNeil Diamondの"Heart Light"。数々の大ヒットを持っていますが、1981年に2位を記録した"Love On The Rocks"以来のTop5ヒットです。
8位からダウンしての23位はAmericaの"You Can Do Magic"。邦題は「風のマジック」。
最高位は10月16日から5週間も続けた8位。年間チャートは65位の彼ら久し振りの大ヒットとなりました。
America、久し振りのヒットと書きましたが、皆さんご存知ですよね、"A Horse with No Name"(名前のない馬)と "Sister Golden Hair"(金色の髪の少女)の2曲の全米No.1ヒットで有名です。この2曲は日本でも大ヒットしました。その他にもTop10ヒットを持っており、この曲"You Can Do Magic"でNo.1ヒット2曲を含め7曲目のTop10ヒットとなりました。
Americaですが、1971年にイギリスで結成された3人組。イギリスですがバンド名は「アメリカ」です。3人ともアメリカ軍関係者ということで、サウンドもまさしくアメリカンフォークロックです。
特に1975年のNo.1ヒット曲「金色の髪の少女(Sister Golden Hair)」、私が洋楽を聞き始めたころの大ヒット曲で大好きな曲でした。70年代を代表する名曲と言っても良いでしょう。真剣に洋楽を聴くようになったきっかけとなった曲の1曲でもあります。
Dewey Bunnell, Dan Peek, Gerry Beckleyの3人組でデビューしましたが、1977年にDan Peekが脱退、この曲がヒットした1982年は2人組でした。
2人組になってからしばらくヒットに恵まれませんでしたがアルバム「View from the Ground」が久し振りにヒット、アルバム収録曲のこの曲もシングルで久しぶりのTop40ヒットになりました。
このアルバムにはSteve LukatherやJeff Porcaro、Mike PorcaroのTOTOメンバーも参加しています。バックボーカルにはChristopher CrossやTimothy B. Schmitの名前も見えます。
"You Can Do Magic"ですが、ソングライターRuss Ballardの作によるもの。澄んだギターの音色が最高ですね。
今週 先週 song / artist
1 1 UP WHERE WE BELONG / JOE COCKER & JENNIFER WARNES
2 2 TRULY / LIONEL RICHIE
3 3 HEART ATTACK / OLIVIA NEWTON-JOHN
4 4 GLORIA / LAURA BRANIGAN
5 5 HEARTLIGHT / NEIL DIAMOND
6 6 WHO CAN IT BE NOW? / MEN AT WORK
7 13 MICKEY / TONI BASIL
8 12 MANEATER / DARYL HALL & JOHN OATES
9 14 STEPPIN' OUT / JOE JACKSON
10 10 MUSCLES / DIANA ROSS
11 7 JACK & DIANE / JOHN COUGAR
12 30 ROCK THIS TOWN / STRAY CATS
13 32 DIRTY LAUNDRY / DON HENLEY
14 36 THE GIRL IS MINE / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
15 19 NOBODY / SYLVIA
16 16 YOU DON'T WANT ME ANYMORE / STEEL BREEZE
17 18 AMERICAN HEARTBEAT / SURVIVOR
18 20 SOUTHERN CROSS / CROSBY STILLS & NASH
19 52 SEXUAL HEALING / MARVIN GAYE
20 22 PRESSURE / BILLY JOEL
21 23 SHADOWS OF THE NIGHT / PAT BENATAR
22 25 IT'S RAINING AGAIN / SUPERTRAMP
23 8 YOU CAN DO MAGIC / AMERICA
24 26 LOVE ME TOMORROW / CHICAGO
25 9 I KEEP FORGETTIN' / MICHAEL MCDONALD
26 11 EYE IN THE SKY / ALAN PARSONS PROJECT
27 31 THE LOOK OF LOVE / ABC
28 34 HEARTBREAKER / DIONNE WARWICK
29 29 GET CLOSER / LINDA RONSTADT
30 33 I.G.Y. / DONALD FAGEN
31 35 MISSING YOU / DAN FOGELBERG
32 40 YOU AND I / EDDIE RABBITT
33 37 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
34 15 THE ONE YOU LOVE / GLENN FREY
35 38 ROCK THE CASBAH / CLASH
36 39 BE MY LADY / JEFFERSON STARSHIP
37 50 AFRICA / TOTO
38 17 LOVE COME DOWN / EVELYN "CHAMPAGNE" KING
39 42 A PENNY FOR YOUR THOUGHTS / TAVARES
40 43 ON THE WINGS OF LOVE / JEFFREY OSBORNE
2位は前週と変わらず、Lionel Richieの"Truly"。Lionel Richieですが、The Commodoresでは数々の大ヒットを持っています。そしてDiana Rossとのデュエットソング"Endless Love"はご存知9週間の1位の特大のヒットでした。
この週は1位から6位まで前週と変わりませんでした。
3位はこれで3週目の3位、Olivia Newton-Johnの"Heart Attack"。"Physical"をはじめ数々の大ヒットを持っている彼女、5位を記録した"Make a move on me"に続くTop5ヒットになりました。
4位はLaura Braniganの"Gloria"。ソウルの女王ローラ・ブラニガン、この曲が初めての大ヒットです。
5位はNeil Diamondの"Heart Light"。数々の大ヒットを持っていますが、1981年に2位を記録した"Love On The Rocks"以来のTop5ヒットです。
8位からダウンしての23位はAmericaの"You Can Do Magic"。邦題は「風のマジック」。
最高位は10月16日から5週間も続けた8位。年間チャートは65位の彼ら久し振りの大ヒットとなりました。
America、久し振りのヒットと書きましたが、皆さんご存知ですよね、"A Horse with No Name"(名前のない馬)と "Sister Golden Hair"(金色の髪の少女)の2曲の全米No.1ヒットで有名です。この2曲は日本でも大ヒットしました。その他にもTop10ヒットを持っており、この曲"You Can Do Magic"でNo.1ヒット2曲を含め7曲目のTop10ヒットとなりました。
Americaですが、1971年にイギリスで結成された3人組。イギリスですがバンド名は「アメリカ」です。3人ともアメリカ軍関係者ということで、サウンドもまさしくアメリカンフォークロックです。
特に1975年のNo.1ヒット曲「金色の髪の少女(Sister Golden Hair)」、私が洋楽を聞き始めたころの大ヒット曲で大好きな曲でした。70年代を代表する名曲と言っても良いでしょう。真剣に洋楽を聴くようになったきっかけとなった曲の1曲でもあります。
Dewey Bunnell, Dan Peek, Gerry Beckleyの3人組でデビューしましたが、1977年にDan Peekが脱退、この曲がヒットした1982年は2人組でした。
2人組になってからしばらくヒットに恵まれませんでしたがアルバム「View from the Ground」が久し振りにヒット、アルバム収録曲のこの曲もシングルで久しぶりのTop40ヒットになりました。
このアルバムにはSteve LukatherやJeff Porcaro、Mike PorcaroのTOTOメンバーも参加しています。バックボーカルにはChristopher CrossやTimothy B. Schmitの名前も見えます。
"You Can Do Magic"ですが、ソングライターRuss Ballardの作によるもの。澄んだギターの音色が最高ですね。
今週 先週 song / artist
1 1 UP WHERE WE BELONG / JOE COCKER & JENNIFER WARNES
2 2 TRULY / LIONEL RICHIE
3 3 HEART ATTACK / OLIVIA NEWTON-JOHN
4 4 GLORIA / LAURA BRANIGAN
5 5 HEARTLIGHT / NEIL DIAMOND
6 6 WHO CAN IT BE NOW? / MEN AT WORK
7 13 MICKEY / TONI BASIL
8 12 MANEATER / DARYL HALL & JOHN OATES
9 14 STEPPIN' OUT / JOE JACKSON
10 10 MUSCLES / DIANA ROSS
11 7 JACK & DIANE / JOHN COUGAR
12 30 ROCK THIS TOWN / STRAY CATS
13 32 DIRTY LAUNDRY / DON HENLEY
14 36 THE GIRL IS MINE / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
15 19 NOBODY / SYLVIA
16 16 YOU DON'T WANT ME ANYMORE / STEEL BREEZE
17 18 AMERICAN HEARTBEAT / SURVIVOR
18 20 SOUTHERN CROSS / CROSBY STILLS & NASH
19 52 SEXUAL HEALING / MARVIN GAYE
20 22 PRESSURE / BILLY JOEL
21 23 SHADOWS OF THE NIGHT / PAT BENATAR
22 25 IT'S RAINING AGAIN / SUPERTRAMP
23 8 YOU CAN DO MAGIC / AMERICA
24 26 LOVE ME TOMORROW / CHICAGO
25 9 I KEEP FORGETTIN' / MICHAEL MCDONALD
26 11 EYE IN THE SKY / ALAN PARSONS PROJECT
27 31 THE LOOK OF LOVE / ABC
28 34 HEARTBREAKER / DIONNE WARWICK
29 29 GET CLOSER / LINDA RONSTADT
30 33 I.G.Y. / DONALD FAGEN
31 35 MISSING YOU / DAN FOGELBERG
32 40 YOU AND I / EDDIE RABBITT
33 37 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
34 15 THE ONE YOU LOVE / GLENN FREY
35 38 ROCK THE CASBAH / CLASH
36 39 BE MY LADY / JEFFERSON STARSHIP
37 50 AFRICA / TOTO
38 17 LOVE COME DOWN / EVELYN "CHAMPAGNE" KING
39 42 A PENNY FOR YOUR THOUGHTS / TAVARES
40 43 ON THE WINGS OF LOVE / JEFFREY OSBORNE
これもまた懐かしい。Americaだけど、メンバーが英国出身だと知ったときは驚きました。てっきりウエストコースト系かと思ったら、違うんですよね。
「風のマジック」はよくオンエアされてましたね。後に発表したライブ盤も良作でした。
ところでラス・バラードってメンバーでしたっけ??
Russ Ballardの作曲によるBillboardHOT100入りシングルはこの"You Can Do Magic"でちょうど10枚目になるのですが、"So You Win Again"(Hot Chocolate)や"Since You Been Gone"(Rainbow)、"Winning"(Santana)、さらには翌1983年にヒットした元ABBAの"I Know There's Something Going On"(Frida)、"Can't Shake Loose"(Agnetha Faltskog)も彼の作品なんですよね。
明るい"You Can Do Magic"と重い"I Know There's Something Going On"、同じ作者の作品とは到底思えませんね~
Russ Ballard作のBillboardチャートインシングル
Liar-Three Dog Night(1971年・7位)
Come And Get Your Love-Roger Daltrey(1975年・68位)
So You Win Again-Hot Chocolate(1977年・31位)
Since You Been Gone-Head East(1978年・46位)
Since You Been Gone-Rainbow(1979年・57位)
Since You've Been Gone-Cheri and Marie Currie(1979年・95位)
Free Me-Roger Daltrey(1980年・53位)
On The Rebound-Russ Ballard(1980年・58位)
Winning-Santana(1981年・17位)
You Can Do Magic-America(1982年・8位)
I Know There's Something Going On-Frida(1983年・13位)
Can't Shake Loose-Agnetha Faltskog(1983年・29位)
僕もAmericaがイギリス出身とは知りませんでした。僕がBillboardを聴くようになってから初めての彼らのヒットです。もちろん♪A Horse with No Name♪とか♪Sister Golden Hair♪はよく聴きましたが、この曲も彼ららしいさわやかな曲です。「風のマジック」の邦題もピッタリです。
ところで、今週12位、13位、19位の大幅アップは驚きです。
有名なAmericaがイギリス出身だと聞いた時には驚きました。音楽もアメリカンフォークロックそのものです。
すみません「メンバーの」→「ソングライターの」でした。なぜかメンバーと打ってしまいました^^;
素晴らしい曲を作るソングライターですね。
Russ Ballardですが、素晴らしい曲を作るソングライターですね。彼のことはAce Frehleyの"New York Groove"の記事で皆さんに教えていただきました。こちらを→https://blog.goo.ne.jp/mou-at40-billboard/e/7bfe794586f6a7c7365ad2c81b73d85b、ということで、13位を記録したキッスのAce Frehley"New York Groove"も彼の作品ですね。追加をお願いします^^
グループ名もそうですが、曲もどこから聞いてもアメリカンフォークロック、ブリティッシュっぽいところはどこにもありませんね。爽やかな良い曲です。
この3曲すごい勢いでチャートを駆け上がってきました、が、3曲とも1位にはなれませんでした。STRAY CATSは最高9位でした。わからないものです。
72、3年ころのラジオで”エレキギターでロックをやりたかったが、買えなかったのでアコーステックなフォークになって大ヒットした”とか、言っていました(AJP20で高橋冴子さんだったかな?みのもんた←敬称略、ではなかったはず)。名前のない馬の間奏のギターはなにか”頑張れ”と応援したくなりました(笑)
ロンリー・ピープルとマスクラット・ラブも大好きです。
Ace Frehleyの"New York Groove"..えっ、databaseに不備が、と思って再検索してみたら、Russ Ballardではなく「R.Ballard」で入力していました。R.Ballardで登録してあったのは"New York Groove"の他、
The Border/America(1983年・33位)
I Did It For Love/Night Ranger(1988年・75位)の2曲。このためRuss Ballard/R.Ballardの作品でBBHOT100にエントリーしたのは15曲となります。少し、ホッとしました。
ソングライラーR.Ballardのことは知っていましたが、これほどバラエティに富んだ曲を作っていたのはしりませんでした。
RainbowとAmericaの曲を同じソングライラーが書くのはにわかには信じがたいです。
それにしてもAce Frehleyの♪New York Groove♪。メンバーそれぞれがソロアルバムを同じくしてリリースしました。懐かしいですね。4人のソロアルバムでは彼が一番ヒットしました。
日本に住んでいたのですか!知りませんでした。いつ頃なのでしょう。日本で音楽作成などしていたのでしょうか?
「マスクラット・ラブ」ってあのキャプテン&テニールで大ヒットした曲ですよね。そのヒットの前にアメリカがシングルを出していたのですか。YouTubeで聴きましたがキャプテン&テニールバージョンとはアレンジがだいぶ違いますがこちらもなかなか良いですね。気に入りました^^