ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1989年3月4日付 シーナ・イーストン Sheena Easton - The Lover In Me

2025-03-02 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年3月4日付、2位からアップして1位はDebbie Gibsonの"Lost In Your Eyes"。Hot100には7週目にしてのNo.1です。Debbie Gibsonですが、アメリカの女性ボーカル、シンガーソングライター。デビューシングルの"Only in My Dreams"がいきなり最高位4位を記録、続いて出すシングルが大ヒットを続け、4枚目のシングル"Foolish Beat" が初のNo.1、この曲で、6曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒット、2曲目のNo.1となりました。

2位は4位からアップ、Sheena Eastonの"The Lover In Me"。Sheena Eastonですが、イギリススコットランド出身の女性ボーカリスト。初のヒット曲"9 to 5 (Morning Train)"がいきなりのNo.1、この曲で11曲目のTop40ヒット、3曲目のTop5ヒット、2曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は3週間の1位からダウン、Paula Abdulの"Straight Up"。ポーラ・アブドゥルですが、アメリカカリフォルニア州出身のシンガー、ダンサー、振付師。元々、NBAのチアリーダーから振付師として活躍、歌手としての初めてのヒットシングルが、3週間のNo.1、大ヒットとなりました。

4位は9位からジャンプアップ、Mike + The Mechanicsの"The Living Years"。Mike + The Mechanicsですが、「Mike」とは、Genesis のオリジナルメンバーで、ベース&ギターを担当しているMike Rutherfordのこと、そのMike Rutherfordが主催するソロプロジェクト、初ヒットの"Silent Running"が6位を記録、この曲が4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

5位は7位からアップ、New Kids On The Blockの"You Got It (The Right Stuff)"。New Kids On The Blockですが、アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身のいずれも10代の5人組ボーイズ・バンド。初のヒット"Please Don't Go Girl"が最高位10位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初のTop5ヒットです。

この週2位はSheena Eastonの"The Lover In Me"。最高位はこの1週間の2位。年間チャートは41位。久しぶりのTop40ヒットが大ヒットとなりました。

Sheena Eastonですが、イギリススコットランド出身の女性ボーカリスト。1981年、アメリカでのデビューシングル"Morning Train (Nine to Five)"がいきなりのNo.1を記録。日本でも大ヒット、もちろんみなさんご存じですよね。

その後も、80年代半ばまで、アップテンポのダンスヒットから、スローバラードまで大ヒットを連発します。バラードの"Almost Over You" は名曲でした。こちらをご覧ください→→→

そのSheena Eastonですが、1985年に最高位29位を記録した"Do It for Love"以来、約3年間、Top40から遠ざかっていました。アルバムも出していたようですが、ヒットしなかったようです。

1989年にリリースした彼女9枚目のスタジオアルバム『The Lover in Me』からのファーストシングルがこの曲"The Lover In Me"で、3年ぶりのTop40ヒット、No.1となった初の大ヒット"Morning Train (Nine to Five)"に次ぐ、最高位2位を記録しました。

"The Lover In Me"の曲の作者はKenneth Edmonds、Antonio Reid、Daryl Simmonsの共作、そう、"Babyface" と "L.A." Reid、そしてDaryl Simmonsの共作なんです。プロデュースも"Babyface" と "L.A." Reid。当時大人気のダンスヒットメーカーの作品で、もちろんダンスミュージックでの大ヒットでした。

今週    先週    song    /    artist
1 2 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
2 4 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
3 1 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
4 9 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
5 7 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
6 3 WILD THING / TONE LOC
7 8 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
8 12 RONI / BOBBY BROWN
9 11 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
10 14 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
11 6 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
12 17 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
13 18 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
14 15 A LITTLE RESPECT / ERASURE
15 5 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
16 19 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
17 26 ETERNAL FLAME / BANGLES
18 22 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
19 13 DIAL MY HEART / THE BOYS
20 25 DREAMIN' / VANESSA WILLIAMS
21 24 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
22 10 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
23 27 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
24 16 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
25 31 THE LOOK / ROXETTE
26 30 WALK THE DINOSAUR / WAS (NOT WAS)
27 29 THE LOVE IN YOUR EYES / EDDIE MONEY
28 32 STAND / R.E.M.
29 33 YOU GOT IT / ROY ORBISON
30 39 SHE DRIVES ME CRAZY / FINE YOUNG CANNIBALS
31 35 MORE THAN YOU KNOW / MARTIKA
32 37 SUPERWOMAN / KARYN WHITE
33 20 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
34 23 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
35 38 CRYIN' / VIXEN
36 40 THE LAST MILE / CINDERELLA
37 46 YOUR MAMA DON'T DANCE / POISON
38 21 ANGEL OF HARLEM / U2
39 34 ALL THIS TIME / TIFFANY
40 43 SHE WON'T TALK TO ME / LUTHER VANDROSS

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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太ったボンジョビ ( ´Д`)=3)
2025-03-02 21:22:55
この後にマドンナがおりゃー!と新譜を出して来るまでの89年初頭、私のハイライトはこの曲でありました。
とにかく曲調が派手で音もゴツゴツ、しかし雰囲気はクサクサ、最高であります。
賛否両論のビデオについてはまた明日、とにかくストラット以来の強いイントロ、イモーショナルなBメロも間奏部のサキソフォンも好きです、が一番キテいたのはラストの「イヒュトーカバウト…」以降の言葉の連発!あれがサイコーでした。
LPバージョン(買いました☺️)だとさらに言葉がリフレインされるので、オーラスにカタルシスを感じ入る嬉しさ、FENでも頻繁でしたので良かったですな~😃
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幅広いヴォーカル (hannah)
2025-03-02 21:40:22
星船さん、こんばんは。
85年のPrinceの♪Sugar Walls♪に続いてBabyfaceによるダンサブルな楽曲ですね。
すっかりダンスヴォーカルのS.Eastonのイメージですが、星船さんが書かれていたようにバラードも、もしろんポップな曲も、幅広いヴォーカルに間違いないですね。
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Unknown (音時)
2025-03-02 22:24:34
https://neverendingmusic.blog.jp/archives/32096013.html
この頃のシーナ、来日して日本のTVによく出ていたようです。僕のブログ記事に和訳とともに動画を貼り付けましたので見て楽しんでください!笑
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素晴らしい歌手 (星船)
2025-03-02 22:29:39
太ったボンジョビさんこんばんは。
そうそう、この曲、"Strut"などのダンサブルな曲でのヒットでしたね。シーナ・イーストンさん、素晴らしいのは、元々ポップな曲、そしてバラードでのヒット、80年代半ば以降になるとダンサブルな曲と、様々な曲を高いレベルで歌ってくれます。素晴らしい歌手ですね。
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幅広い曲で (星船)
2025-03-02 22:32:55
hannahさんこんばんは。
そうですよね、太ボンさんへのコメントにも書きましたが、シーナ・イーストンさん、ポップ、バラード、ダンスと、幅広い曲で楽しませてくれますよね。流行りのBabyfaceの曲まで歌いこなすとは、ビックリでしたが。
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サービス精神旺盛で (星船)
2025-03-02 22:44:41
音時さんこんばんは。
この頃のシーナ・イーストンですが、もう、アメリカを代表する女性ボーカル、大スターですよね。動画見ましたが、サービス精神旺盛で、まじめな良い方ですね。好感が持てました。ダンサブルソングもいいけど、“Follow My Rainbow”は良かったなぁ。歌い上げる曲がシーナには合っているとは思います。
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Unknown (太ったボンジョビ (;´A`)(;´A`))
2025-03-03 20:01:06
「いやー、シーナイーストンの今のヤツ、FENでよくかかってるけど、あれはもう素晴らしいなあ、CD💿️買っちゃったよ~😃」
「えへへへ、あれさー、シンディローパーみたいなDJにクソミソにけなされてたよ、マジで可哀想だったなー🤣ビデオ買ったんだよね~、オレ深夜録画してたから貸したげるよ~😆」
いやー、ホントにダンスや左右のヘコヘコ歩き、上から目線、赤のコスチューム……ヒドいコキ降ろされようで、泣いてしまいました。
( ´-ω-`)
でもまあ確かにその時初めて見たのですが、赤の服のときは確かにそうかも。
でも後半のウーマンインブラック(フォリナーです)、これはナイスでしょー?とてもグッと来ますよね😃
踊り子さんには触れないでください、からの上の脱ぎ捨て、これは80年代ビデオの中でもトップクラスですよ❗シーナはもともと巨乳派だったのが、あんな鍛えられた腹筋まで見せてくれるなんて後光が差しておりましたな☺️
全英のモダーンガールでのデビューが80年。9年経ってセックスシンボル、顔はキツく綺麗で圧倒的。
ちょい前のフォックスさん、これからのニックスさんよりこのときのシーナさんが💯でありましょう。
ではお聴きください、ノー・デポジット・ノー・リターン。これもちょっとイイのであります😃
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80年代を走り続けて (hannah)
2025-03-03 21:41:11
星船さん、こんばんは。
♪9 To 5(Morning Train)♪が1位になったのは81年のちょうど今頃でした。
それから映画のテーマがヒットしたり、ダンサブルな曲がヒットしたり、85年からのブランクはありましたが、80年代をずっと走り続けてきたSheenaでした。
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存在感ありました (星船)
2025-03-03 22:02:15
太ったボンジョビさんこんばんは。
シーナ・イーストンですが、1959年生まれ、"9 to 5 (Morning Train)"のNo.1ヒットの時はまだ22歳でした。で、この曲の時は30歳、存在感ありましたね。
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幅広い様々な曲での大ヒット (星船)
2025-03-03 22:13:07
hannahさんこんばんは。
そうですね、80年代のシーナ・イーストン、輝いていましたね。ポップスからバラード、ダンスミュージックまで、幅広い様々な曲での大ヒットをたくさん出して楽しませてくれました。
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