1985年2月9日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はForeignerの"I Want To Know What Love Is"。Foreignerですが、皆様ご存知ですよね、イギリスとアメリカのロックスターが集まってできたグループ、"Waiting For A Girl Like You"が歴史に残る10週連続の2位を記録しましたが、ついにこの曲で初のNo.1を獲得しました。この曲で6曲目のTop5ヒット、4曲目のTop3ヒットです。
2位は前週と変わらず、Philip Bailey & Phil Collinsの"Easy Lover"。この組み合わせは驚きの異色の組み合わせでした。まずはPhilip Baileyですが、もちろん Earth, Wind & Fireのメンバー、ソロでは初めてのヒットですが、Earth, Wind & Fireではこれまで"Shining Star"のNo.1ヒットを含め4曲のTop5ヒットを持っています。Phil Collinsですが、こちらはGenesisのドラマー兼ボーカル、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"のNo.1ヒットに続くTop3ヒットです。
3位も前週と変わらず、Wham!の"Careless Whisper"。Wham!ですが、初めてのTop40ヒット"Wake Me Up Before You Go-Go"が3週間連続の1位を獲得、2曲連続のTop3ヒットになりました。
4位は5位からアップ、Billy Oceanの"Loverboy"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。次のヒットがこの曲の前のシングル"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"が突然の大ヒットでNo.1を記録、この曲が3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒットです。
5位は6位からアップ、Don Henleyの"The Boys Of Summer"。Don Henleyですが、もちろんThe Eaglesのドラマー兼ボーカリスト。
The Eaglesの活動停止後、ソロとしては1981年にStevie Nicksとのデュエット"Leather and Lace"が6位を記録、ソロでは翌年の1982年に"Dirty Laundry"が3位を記録、この曲で3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒットです。
この週6位はChicagoの"You're The Inspiration"。最高位は1月19日と26日付の第3位。年間チャートは37位。この曲はアルバム『Chicago 17』から3枚目のシングルにして2枚目のシングル"Hard Habit to Break"の年間チャート45位を上回るヒットになりました。
シカゴ、さらにはアルバムの『Chicago 17』については、前シングルの"Hard habit to break"の記事で詳しく載せていますのでこちらをご覧ください→→→
"You're The Inspiration"ですが、曲の作者はPeter CeteraとDavid Fosterの共作。David Fosterは前アルバム『Chicago 16』からシカゴの曲づくりに参加していますが、AORの名手の二人が組んだということで、素晴らしいメロディの曲です。
リードボーカルはもちろんPeter Ceteraに、バックボーカルにBill ChamplinとRobert Lammがついている、AORシカゴの王道路線です。
アルバム『Chicago 17』ですが、プロデューサーは前作『Chicago 16』に続いてのDavid Foster。
最高位は4位ながら年間チャートは21位。アルバムから4曲のシングルが発売され、すべてTop20に入るヒットとなる大ヒットアルバムとなりました。
このアルバムを最後にPeter Ceteraはバンドを脱退してしまい、Peter Cetera、Bill ChamplinとRobert Lammの3人が揃う最後のアルバムになってしまいましたが、このアルバム、AORだけでなく、伝統のホーンセッションの効いた曲もあるなど、質の高いアルバムでした。
ちなみにA面2曲目の"We Can Stop the Hurtin'"にはまだメジャーになる前のRichard Marxがバックボーカルで参加しています。
今週 先週 song / artist
1 1 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
2 2 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
3 3 CARELESS WHISPER / WHAM!
4 5 LOVERBOY / BILLY OCEAN
5 6 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
6 4 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
7 9 METHOD OF MODERN LOVE / DARYL HALL & JOHN OATES
8 10 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
9 7 LIKE A VIRGIN / MADONNA
10 8 I WOULD DIE 4 U / PRINCE & THE REVOLUTION
11 13 THE HEAT IS ON / GLENN FREY
12 14 SOLID / ASHFORD & SIMPSON
13 23 CALIFORNIA GIRLS / DAVID LEE ROTH
14 19 SUGAR WALLS / SHEENA EASTON
15 15 CALL TO THE HEART / GUIFFRIA
16 26 CAN'T FIGHT THIS FEELING / REO SPEEDWAGON
17 22 THE OLD MAN DOWN THE ROAD / JOHN FOGERTY
18 18 OPERATOR / MIDNIGHT STAR
19 20 FOOLISH HEART / STEVE PERRY
20 21 MISLED / KOOL & THE GANG
21 25 MR. TELEPHONE MAN / NEW EDITION
22 17 LOVE LIGHT IN FLIGHT / STEVIE WONDER
23 24 JUNGLE LOVE / THE TIME
24 11 ALL I NEED / JACK WAGNER
25 12 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
26 37 TOO LATE FOR GOODBYES / JULIAN LENNON
27 28 MONEY CHANGES EVERYTHING / CYNDI LAUPER
28 30 TENDERNESS / GENERAL PUBLIC
29 34 ROCKIN' AT MIDNIGHT / HONEYDRIPPERS
30 35 PRIVATE DANCER / TINA TURNER
31 16 JAMIE / RAY PARKER JR.
32 39 LOVERGIRL / TEENA MARIE
33 33 MISTAKE #3 / CULTURE CLUB
34 36 ONLY THE YOUNG / JOURNEY
35 38 RELAX / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
36 40 NAUGHTY NAUGHTY / JOHN PARR
37 46 KEEPING THE FAITH / BILLY JOEL
38 42 OOH OOH SONG / PAT BENATAR
39 45 I WANNA HEAR IT FROM YOUR LIPS / ERIC CARMEN
40 47 HIGH ON YOU / SURVIVOR
2位は前週と変わらず、Philip Bailey & Phil Collinsの"Easy Lover"。この組み合わせは驚きの異色の組み合わせでした。まずはPhilip Baileyですが、もちろん Earth, Wind & Fireのメンバー、ソロでは初めてのヒットですが、Earth, Wind & Fireではこれまで"Shining Star"のNo.1ヒットを含め4曲のTop5ヒットを持っています。Phil Collinsですが、こちらはGenesisのドラマー兼ボーカル、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"のNo.1ヒットに続くTop3ヒットです。
3位も前週と変わらず、Wham!の"Careless Whisper"。Wham!ですが、初めてのTop40ヒット"Wake Me Up Before You Go-Go"が3週間連続の1位を獲得、2曲連続のTop3ヒットになりました。
4位は5位からアップ、Billy Oceanの"Loverboy"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。次のヒットがこの曲の前のシングル"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"が突然の大ヒットでNo.1を記録、この曲が3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒットです。
5位は6位からアップ、Don Henleyの"The Boys Of Summer"。Don Henleyですが、もちろんThe Eaglesのドラマー兼ボーカリスト。
The Eaglesの活動停止後、ソロとしては1981年にStevie Nicksとのデュエット"Leather and Lace"が6位を記録、ソロでは翌年の1982年に"Dirty Laundry"が3位を記録、この曲で3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒットです。
この週6位はChicagoの"You're The Inspiration"。最高位は1月19日と26日付の第3位。年間チャートは37位。この曲はアルバム『Chicago 17』から3枚目のシングルにして2枚目のシングル"Hard Habit to Break"の年間チャート45位を上回るヒットになりました。
シカゴ、さらにはアルバムの『Chicago 17』については、前シングルの"Hard habit to break"の記事で詳しく載せていますのでこちらをご覧ください→→→
"You're The Inspiration"ですが、曲の作者はPeter CeteraとDavid Fosterの共作。David Fosterは前アルバム『Chicago 16』からシカゴの曲づくりに参加していますが、AORの名手の二人が組んだということで、素晴らしいメロディの曲です。
リードボーカルはもちろんPeter Ceteraに、バックボーカルにBill ChamplinとRobert Lammがついている、AORシカゴの王道路線です。
アルバム『Chicago 17』ですが、プロデューサーは前作『Chicago 16』に続いてのDavid Foster。
最高位は4位ながら年間チャートは21位。アルバムから4曲のシングルが発売され、すべてTop20に入るヒットとなる大ヒットアルバムとなりました。
このアルバムを最後にPeter Ceteraはバンドを脱退してしまい、Peter Cetera、Bill ChamplinとRobert Lammの3人が揃う最後のアルバムになってしまいましたが、このアルバム、AORだけでなく、伝統のホーンセッションの効いた曲もあるなど、質の高いアルバムでした。
ちなみにA面2曲目の"We Can Stop the Hurtin'"にはまだメジャーになる前のRichard Marxがバックボーカルで参加しています。
今週 先週 song / artist
1 1 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
2 2 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
3 3 CARELESS WHISPER / WHAM!
4 5 LOVERBOY / BILLY OCEAN
5 6 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
6 4 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
7 9 METHOD OF MODERN LOVE / DARYL HALL & JOHN OATES
8 10 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
9 7 LIKE A VIRGIN / MADONNA
10 8 I WOULD DIE 4 U / PRINCE & THE REVOLUTION
11 13 THE HEAT IS ON / GLENN FREY
12 14 SOLID / ASHFORD & SIMPSON
13 23 CALIFORNIA GIRLS / DAVID LEE ROTH
14 19 SUGAR WALLS / SHEENA EASTON
15 15 CALL TO THE HEART / GUIFFRIA
16 26 CAN'T FIGHT THIS FEELING / REO SPEEDWAGON
17 22 THE OLD MAN DOWN THE ROAD / JOHN FOGERTY
18 18 OPERATOR / MIDNIGHT STAR
19 20 FOOLISH HEART / STEVE PERRY
20 21 MISLED / KOOL & THE GANG
21 25 MR. TELEPHONE MAN / NEW EDITION
22 17 LOVE LIGHT IN FLIGHT / STEVIE WONDER
23 24 JUNGLE LOVE / THE TIME
24 11 ALL I NEED / JACK WAGNER
25 12 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
26 37 TOO LATE FOR GOODBYES / JULIAN LENNON
27 28 MONEY CHANGES EVERYTHING / CYNDI LAUPER
28 30 TENDERNESS / GENERAL PUBLIC
29 34 ROCKIN' AT MIDNIGHT / HONEYDRIPPERS
30 35 PRIVATE DANCER / TINA TURNER
31 16 JAMIE / RAY PARKER JR.
32 39 LOVERGIRL / TEENA MARIE
33 33 MISTAKE #3 / CULTURE CLUB
34 36 ONLY THE YOUNG / JOURNEY
35 38 RELAX / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
36 40 NAUGHTY NAUGHTY / JOHN PARR
37 46 KEEPING THE FAITH / BILLY JOEL
38 42 OOH OOH SONG / PAT BENATAR
39 45 I WANNA HEAR IT FROM YOUR LIPS / ERIC CARMEN
40 47 HIGH ON YOU / SURVIVOR
この曲はメロディもいいのですが、僕は"きみがインスピレーション"と歌ったこのタイトルが痺れました。普通、相手に"インスピレーション"なんて語は使いませんよね(少なくとも日本では)。さすがに邦題で"きみはインスピレーション"なんて付けるわけにもいかず、「君こそすべて」となりました。
◆"Inspiration"を辞書で引いたら、大きく4つの意味がありました。
1.(突然の)すばらしい閃き[着想](idea).
2.激励, 鼓舞, 感化する人[物]
3.霊感, 神感, 神霊感応
4.吸気, 息を吸い込むこと
日本語でのインスピレーションは「1」もしくは「3」ですかね。この曲の場合はどれが近いんでしょうか。いずれにしても、相手と出会えて、グッと?いやピンと?何かがキタ~!ってことなんでしょうね。
調べてみると、ピーターはミケランジェロの作品を見てこのタイトルを考えたそうです。そして、もとはケニー・ロジャースにプレゼントする予定の曲だったようですが、ケニーが要らないと言った(本当にそう言ったかどうかは定かではない)ので、自分で歌ったようですよ(^▽^;)。
♪Chicago17♪からの3曲目のシングル、1stはややロック系の曲、2ndはじっくり聴かせるAOR、そしてこの曲も80'sのChicagoの王道を行く曲です。
70's終盤から低迷していましたが、D.Fosterと組んでAOR系バンドとして生まれ変わった♪Chicago16♪の路線ですね。
Jefferson Starshipとともに老舗バンドが頑張ってくれるのは、うれしい限りです。
J.Fogertyも頑張っています。
そうだったんですか、ケニー・ロジャースの曲になったのかもしれない曲なのですね。でもケニー・ロジャースよりもシカゴ、というかピーター・セテラの方が合っていた曲だとは思います。
"Inspiration"というとやっぱり「1」でしょうか。「君こそすべて」の邦題は曲のイメージともぴったりのなかなか良かったですね。
70年代のシカゴから、AORも取り入れた80年代のシカゴになって、アルバム『Chicago 17』は大ヒットしましたし、良い曲が沢山ある素晴らしいアルバムでした。
この時のチャートですが、シカゴに、フォリナー、イーグルスのメンバー、REOなど、70年代から活躍したアーチストの曲が沢山入った面白いチャートでした。
そうですよね、ケニー・ロジャースよりもシカゴにはぴったりの曲でした。
変調部もないし、お手軽なAORとしか思えず、そしてこのときには前シングルのハビットにも不平があった頃でして。
しかーし何度も言ってますが、フィリピンパブでは大人気。私が歌えるものとマウントしてきて、チョまてょ、あわあわあわ、とイントロスタート。
これが歌えるし、ハモれるし、一番二番の違いもこなせるし、で結構オラオラになってしまいました、そーです、自慢です。
以来「エンドレスラブ、デュエットオネガイシマース!」
「うんにゃ、チカゴのインスピレーションならえーよ」
「オォー、オカイャ、オカイャ、ワタシダイスキー」
と助けてもらいましたよ。
結局私が歌いたいのは
イシワナビンフェイスフォー
ウィリュスチルランミー
ハビット(一番高さがシンドイです)
なんですが、彼女たちは
インスピレーション
イヒュリーミナーゥ
アドワナリーウィザウチョーロー
であり、このあたりはなかなか熾烈でした。
一番やりたいのは16のワッチョーミッシンなんですが、売れなかったのでカラオケにない!凄く悔しいであります。
この曲がChicagoでのP.Cetera最後のヒットになってしまいました。
Chicagoはどうなるかと思いましたが、次のアルバムの1stシングルは♪25 or 6 to 4♪のリメイクでズッコケたものの、♪Will You Stilll Love Me♪で後継のJ.Sheffのヴォーカルで大ヒットとなり、ホッとしました。
なお、僕はカラオケではエビバディ ニズ ア リト タイメアウェイを得意としていますが、ハド ハビトも歌いたいを思っています。
おお!フィリッピンパブでこの曲とは、なかなか良いじゃあないですか。
「ワッチョーミッシン」というのは"What You're Missing"のことですね。結構ハードなAORじゃない方のシカゴですね。歌うのは難しそうではありますが。