1982年最初のビルボードシングルチャートの紹介ですが、年度の第1週目は当時はお休み、この週は年間チャートの紹介をしていて1982年1月2日のチャートは「Frozen Chart」として前週の12月26日のチャートと同順位となっていました。
ということで1982年最初のチャート紹介は1月9日付ビルボード All American Top40、これで通算8週目の1位の歴史的大ヒット、Olivia Newton-Johnの"Physical"。ポップスディスコ調のこの曲で1980年に1位を記録した"Magic"以来のNo.1。1974年の"I Honestly Love You/愛の告白"のNo.1獲得を皮切りにジョン・トラボルタとのデュエット"You're The One That I Want/愛のデュエット"を含めて5曲目の1位獲得です。
2位は前週と変わらずこれでなんと7週目の2位、"Physical"をどうしても抜けず1位になれません、Foreignerの"Waiting For A Girl Like You"。大人気ロックグループForeigner、2位を記録した"Double Vision"に続く通算3曲目のTop3ヒットです。
年末年始はチャートの変動が少なく、この週も1位から6位まで変化がありませんでした。
3位はこれで4週目、Earth Wind & Fireの"Let's Groove"。1975年に1位に輝いた"Shining Star"、1976年に5位を記録した"Sing A Song"、1979年に2位を記録したソウルバラード"After The Love Has Gone"に続く4曲目のTop5ヒットとなりました。
4位は3週目の4位、Daryl Hall & John Oatesの"I Can't Go for That"。数々の大ヒットを持っている大人気デュオ、2週間の1位を記録した"Private Eyes"に続くTop5ヒットです。
5位は4週目の5位、Rod Stewartの"Young Turks"。数多くのヒット曲を持っているRod Stewart、1981年2月に最高位5位を記録した"Passion"に続くTop5ヒットとなりました。
この週18位がJourneyの"Don't Stop Believin'"。最高位は1981年12月19日から3週連続の9位。年間チャートは73位、この時点で最高位4位を記録した"Who's Crying Now"に続く大ヒット曲となりました。
ジャーニーですが、デビューは1975年、ギターのニール・ショーンとキーボードのグレッグ・ローリーを中心として結成されました。しばらくはヒットには恵まれなかったですが、1979年に入ってから"Lovin' Touchin' Squeezin'"が全米16位を記録する初めてのシングルヒット、そして1981年に入ってから発表されたアルバム「エスケイプ」がビルボードアルバムチャートで通算9週間の1位を記録、ついにアメリカンロック界の大スターとなります。
この成功にはもちろん1977年に加入したボーカルのスティーブ・ペリーと、ベイビーズから参加したキーボードのジョナサン・ケインの二人の活躍が大きいですね。スティーブ・ペリーの幅広い音域と伸びのあるボーカルは素晴らしく目立っていますが、決してワンマンバンドではなく、ニール・ショーンのギターソロはかっこいいですし、ほとんどの曲の制作にかかわっているジョナサン・ケインの影響も大きいのでしょう。
結局このアルバム「エスケイプ」は全米で900万枚以上のセールスを記録、先週1981年のアルバム年間チャートを紹介しましたが、アルバム年間チャートでは1981年ではなく、1982年の年間第6位にランクインした大ヒットアルバムとなりました。
このアルバムから2枚目のシングルカット曲がこの曲"Don't Stop Believin'"です。
今週 先週 song / artist
1 1 PHYSICAL / OLIVIA NEWTON-JOHN
2 2 WAITING FOR A GIRL LIKE YOU / FOREIGNER
3 3 LET'S GROOVE / EARTH WIND & FIRE
4 4 I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) / DARYL HALL & JOHN OATES
5 5 YOUNG TURKS / ROD STEWART
6 6 HARDEN MY HEART / QUARTERFLASH
7 8 LEATHER AND LACE / STEVIE NICKS
8 11 CENTERFOLD / J. GEILS BAND
9 14 TURN YOUR LOVE AROUND / GEORGE BENSON
10 10 TROUBLE / LINDSEY BUCKINGHAM
11 12 YESTERDAY'S SONGS / NEIL DIAMOND
12 13 COMIN' IN AND OUT OF YOUR LIFE / BARBRA STREISAND
13 15 THE SWEETEST THING / JUICE NEWTON
14 16 HOOKED ON CLASSICS / ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
15 7 WHY DO FOOLS FALL IN LOVE / DIANA ROSS
16 18 COOL NIGHT / PAUL DAVIS
17 17 TAKE MY HEART / KOOL & THE GANG
18 9 DON'T STOP BELIEVIN' / JOURNEY
19 21 SOMEONE COULD LOSE A HEART TONIGHT / EDDIE RABBITT
20 26 WAITING ON A FRIEND / ROLLING STONES
21 24 SHAKE IT UP / CARS
22 23 I WOULDN'T HAVE MISSED IT FOR THE WORLD / RONNIE MILSAP
23 33 LEADER OF THE BAND / DAN FOGELBERG
24 30 COME GO WITH ME / BEACH BOYS
25 25 STEAL THE NIGHT / STEVIE WOODS
26 28 SHE'S GOT A WAY / BILLY JOEL
27 27 OUR LIPS ARE SEALED / GO GO'S
28 32 YOU COULD HAVE BEEN WITH ME / SHEENA EASTON
29 31 UNDER PREASURE / QUEEN
30 35 TAKE IT EASY ON ME / LITTLE RIVER BAND
31 19 OH NO / COMMODORES
32 42 SWEET DREAMS / AIR SUPPLY
33 20 EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MAGIC / POLICE
34 22 HERE I AM / AIR SUPPLY
35 40 LOVE IS ALRIGHT TONIGHT / RICK SPRINGFIELD
36 36 CASTLES IN THE AIR / DON MCLEAN
37 37 MORE THAN JUST THE TWO OF US / SNEAKER
38 29 MY GIRL / CHILLIWACK
39 34 HEART LIKE A WHEEL / STEVE MILLER BAND
40 41 WORKING FOR THE WEEKEND / LOVERBOY
ということで1982年最初のチャート紹介は1月9日付ビルボード All American Top40、これで通算8週目の1位の歴史的大ヒット、Olivia Newton-Johnの"Physical"。ポップスディスコ調のこの曲で1980年に1位を記録した"Magic"以来のNo.1。1974年の"I Honestly Love You/愛の告白"のNo.1獲得を皮切りにジョン・トラボルタとのデュエット"You're The One That I Want/愛のデュエット"を含めて5曲目の1位獲得です。
2位は前週と変わらずこれでなんと7週目の2位、"Physical"をどうしても抜けず1位になれません、Foreignerの"Waiting For A Girl Like You"。大人気ロックグループForeigner、2位を記録した"Double Vision"に続く通算3曲目のTop3ヒットです。
年末年始はチャートの変動が少なく、この週も1位から6位まで変化がありませんでした。
3位はこれで4週目、Earth Wind & Fireの"Let's Groove"。1975年に1位に輝いた"Shining Star"、1976年に5位を記録した"Sing A Song"、1979年に2位を記録したソウルバラード"After The Love Has Gone"に続く4曲目のTop5ヒットとなりました。
4位は3週目の4位、Daryl Hall & John Oatesの"I Can't Go for That"。数々の大ヒットを持っている大人気デュオ、2週間の1位を記録した"Private Eyes"に続くTop5ヒットです。
5位は4週目の5位、Rod Stewartの"Young Turks"。数多くのヒット曲を持っているRod Stewart、1981年2月に最高位5位を記録した"Passion"に続くTop5ヒットとなりました。
この週18位がJourneyの"Don't Stop Believin'"。最高位は1981年12月19日から3週連続の9位。年間チャートは73位、この時点で最高位4位を記録した"Who's Crying Now"に続く大ヒット曲となりました。
ジャーニーですが、デビューは1975年、ギターのニール・ショーンとキーボードのグレッグ・ローリーを中心として結成されました。しばらくはヒットには恵まれなかったですが、1979年に入ってから"Lovin' Touchin' Squeezin'"が全米16位を記録する初めてのシングルヒット、そして1981年に入ってから発表されたアルバム「エスケイプ」がビルボードアルバムチャートで通算9週間の1位を記録、ついにアメリカンロック界の大スターとなります。
この成功にはもちろん1977年に加入したボーカルのスティーブ・ペリーと、ベイビーズから参加したキーボードのジョナサン・ケインの二人の活躍が大きいですね。スティーブ・ペリーの幅広い音域と伸びのあるボーカルは素晴らしく目立っていますが、決してワンマンバンドではなく、ニール・ショーンのギターソロはかっこいいですし、ほとんどの曲の制作にかかわっているジョナサン・ケインの影響も大きいのでしょう。
結局このアルバム「エスケイプ」は全米で900万枚以上のセールスを記録、先週1981年のアルバム年間チャートを紹介しましたが、アルバム年間チャートでは1981年ではなく、1982年の年間第6位にランクインした大ヒットアルバムとなりました。
このアルバムから2枚目のシングルカット曲がこの曲"Don't Stop Believin'"です。
今週 先週 song / artist
1 1 PHYSICAL / OLIVIA NEWTON-JOHN
2 2 WAITING FOR A GIRL LIKE YOU / FOREIGNER
3 3 LET'S GROOVE / EARTH WIND & FIRE
4 4 I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) / DARYL HALL & JOHN OATES
5 5 YOUNG TURKS / ROD STEWART
6 6 HARDEN MY HEART / QUARTERFLASH
7 8 LEATHER AND LACE / STEVIE NICKS
8 11 CENTERFOLD / J. GEILS BAND
9 14 TURN YOUR LOVE AROUND / GEORGE BENSON
10 10 TROUBLE / LINDSEY BUCKINGHAM
11 12 YESTERDAY'S SONGS / NEIL DIAMOND
12 13 COMIN' IN AND OUT OF YOUR LIFE / BARBRA STREISAND
13 15 THE SWEETEST THING / JUICE NEWTON
14 16 HOOKED ON CLASSICS / ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
15 7 WHY DO FOOLS FALL IN LOVE / DIANA ROSS
16 18 COOL NIGHT / PAUL DAVIS
17 17 TAKE MY HEART / KOOL & THE GANG
18 9 DON'T STOP BELIEVIN' / JOURNEY
19 21 SOMEONE COULD LOSE A HEART TONIGHT / EDDIE RABBITT
20 26 WAITING ON A FRIEND / ROLLING STONES
21 24 SHAKE IT UP / CARS
22 23 I WOULDN'T HAVE MISSED IT FOR THE WORLD / RONNIE MILSAP
23 33 LEADER OF THE BAND / DAN FOGELBERG
24 30 COME GO WITH ME / BEACH BOYS
25 25 STEAL THE NIGHT / STEVIE WOODS
26 28 SHE'S GOT A WAY / BILLY JOEL
27 27 OUR LIPS ARE SEALED / GO GO'S
28 32 YOU COULD HAVE BEEN WITH ME / SHEENA EASTON
29 31 UNDER PREASURE / QUEEN
30 35 TAKE IT EASY ON ME / LITTLE RIVER BAND
31 19 OH NO / COMMODORES
32 42 SWEET DREAMS / AIR SUPPLY
33 20 EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MAGIC / POLICE
34 22 HERE I AM / AIR SUPPLY
35 40 LOVE IS ALRIGHT TONIGHT / RICK SPRINGFIELD
36 36 CASTLES IN THE AIR / DON MCLEAN
37 37 MORE THAN JUST THE TWO OF US / SNEAKER
38 29 MY GIRL / CHILLIWACK
39 34 HEART LIKE A WHEEL / STEVE MILLER BAND
40 41 WORKING FOR THE WEEKEND / LOVERBOY
「ホイール・インザ・スカイ」といえばジャーニーがまだメジャーになる前、スティーブ・ペリーが加入して初めてのアルバム『インフィニティ』に入っていた初期の名作ですね。スティーブ・ペリーのボーカル、素晴らしいです。
そうですか、"Open Arms"はキャッシュボックスでは1位になったのですね。
ビルボードでは残念ながら1位になれませんで、1位になるのを阻んだのはJ. Geils Bandの"Centerfold"とJoan Jett and The Blackheartsの"I Love Rock and Roll"でした。3曲とも大好きな曲で、楽しいチャートでした。
私も洋楽のカラオケは時々歌いますが、アップテンポの曲は歌詞についていけなくってバラード中心です。
確か「Open Arms」はCASH BOXで1週だけ№1になったと思います。
この曲もカラオケでよく歌っています。
最近は洋楽のカラオケも増えてきてうれしいですね。
Journeyですが、80年代に入ってから87年頃までコンスタントにヒット曲を出す大活躍でした。
そんな中で"Open Arms"が最大のヒット曲で、ビルボードでは確か6週間連続の2位で残念ながら1位を逃しました。キャッシュボックスでは1位になったのでしょうか?このアルバムから3曲目のシングルで1位になり、アルバムも大ヒット、一躍スーパースターになりましたね。
ジャーニーは特に音楽評論家から評判が悪かったですね(ミミズク?というのは知りませんでした^^;)
やっぱりスティーブ・ペリーの音域が広く力強いボーカルの存在は大きかったですね。
私もジャーニーのコンサート行けばよかったです。
この曲歌詞が良い曲ですよね。メロディとともに聴くと元気になる名曲です。
ライブの終わりもまたかっこいい!同感です。
今年も1982年に売れた曲はもちろん、日本ではほとんど話題にならなかった曲も併せて紹介しますのでまたコメントいただけるとありがたいです。今年もよろしくお願いします。
この曲は最高位9位でしたが、次の3rdシングル「Open Arms」がついに№1になりますね。
ちょうど「Escape」「Fronteers」あたりがJourneyが最もヒットした頃でした。
「Fronteers」は曲作りがちょっと大げさな感じでしhたが、その次の「Raised On Radio」シンプルな曲作りでした。
一番好きなのがジャーニーです。
80年代の学生の頃、ライブに行ってたらと思うと残念でなりません。
アーネルになってから、もうひとつ盛り上がりに欠けてるし、スティーブペリーのジャーニー復活して欲しいです。
これから82年チャートですね♪
Journeyの「Don't Stop Believin'」、もう曲そのものがカッコいい!しかも
元気が湧く、年代問わず背中を押してくれるような名曲だと思います。
ライブではDon't Stop!で終わるのもなかなかよいなー。
そうそう、車のCMは良い曲使用しますよね^^
オリビアの「Physical」、強かったんですね~。懐かしい良い曲並びますねぇ。
とは言え当然知らない曲もあり、82年の曲紹介もまた楽しみにしています。
今年もよろしくお願いします(^^♪
ジャーニーでは気が合いましたね^^
産業ロックとは言われましたが、その「産業ロック」の中には明るくポップで聞きやすい、素晴らしい曲がたくさんありました。中には見え見えのヒット狙いで本筋を外したような曲を作ってしまったアーチストもありましたが、「産業ロック」の中には名作がたくさんあり大好きでした。「エスケイプ」素晴らしいアルバムでしたよね。
70年代、80年代のアーチストが新しい名作を生み出すのは大変かもしれませんが、これからも頑張ってほしいものです。
そうですか、邦題は「愛に狂って」だったのですか。めったさんの和訳を拝見すると素晴らしい歌詞で、「愛に狂って」はないでしょう。1976年のエルビン・ビショップのヒット"Fooled Around and Fell in Love"の邦題が「愛に狂って」だったです。
エルグランドのCMは覚えています。テレビからジャーニーの名曲が流れてくるのは良いものでした。
偶然にも私もjourneyを取り上げました。
曲が違っていてよかったです^^;
この時期のサウンドは当時ロック評論家の頂点に立っていた、渋谷陽一氏が「産業ロック」と名付けて批判していたのを思い出します。まさにポップなハードロックをヒットチャートに押し上げたのがこのjourneyでした。
最近、再結成して、スティーブ・ペリーそっくりさんのボーカルで一時盛り上がったのですが、その後はぱっとしません。やっぱり新作での名曲がないからでしょうね。クラシックロックのスーパースターが50代、60代で活躍しているのは嬉しいのですが、新しく名曲を作るのは無理なのでしょう。
やっぱりミュージシャンの旬は20代、30代ですね。
この曲シングルになる前のアルバム「Escape」では「愛に狂って」の邦題でした。(笑)
今から10年以上前でしょうか、日産エルグランドのCMで使われていました。「Open Arms」が映画海猿で使われたこともあり、Journeyが話題になるかと思いましたが、そうでもなかったですね。
車のCMといえば、最近B.Joelの「Uptown Girl」が使われていました。例のジョークボックスでは特に冒頭が「おっちゃんが~」に聞こえると。確かに。
ホントこの曲名曲ですよね。"Any Way You Want It"に並んで大好きな曲です。歌詞も良いですし、ギターがかっこいい!
私は残念ながらカラオケでは歌いたいけど難しくて歌えません^^;
この曲歌詞が素晴らしい!
めったさんのブログで2015年の1曲目だったのですね。
「信じる気持ちを忘れるな!灯りはきっと見つかるはずさ!」
新年にふさわしい前向きな曲ですね。
1982年最初の曲紹介で「Don't Stop Belivin'」ありがとうございます。
「君は小さな田舎町の少女。。。」の静かな歌い始めの序盤からギターリフを経て情景が浮かぶ中盤、そしてギターソロの後の最後の盛り上がり部分と、構成が見事な名曲です。
車のCMでも使われていました。
今でもカラオケでよく歌ってますよ!