ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

マイアミ・サウンド・マシーン Miami Sound Machine - Words Get In The Way(1986年の洋楽 Part37)

2022-09-22 22:30:33 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart37は、Miami Sound Machineの"Words Get In The Way"。最高位は9月20日付の1週間の第5位。年間チャートは47位。年間チャートこそ初めての大ヒット"Conga"の40位に譲りましたが、初のTop5入りを果たす大ヒットになりました。

Miami Sound Machineについては、1975年に活動を開始したラテンミュージックグループ、キューバ出身のミュージシャンEmilio Estefanが中心となって結成。ボーカルには、もちろんGloria Estefanが参加します。この二人は、1978年に結婚することになりますが、たまたまラストネームEstefanが同じなのでしょうか。

ファーストアルバムのリリースは1977年、『Renacer / Live Again』になります。それから、毎年のようにアルバムを出すことになりますが、スペイン語のアルバムであり、ワールドヒットにまでには至りませんでした。
初めての英語のアルバムが、8枚目のアルバム『Eyes of Innocence』で、初めてイギリスでチャートインし、シングルも、ダンスチャートですが、アメリカのチャートにも顔を出すようになります。

そして1985年にリリースした彼ら9枚目のアルバムが『Primitive Love』。このアルバムが、英語での2枚目のアルバムになります。
このアルバムからのファーストシングルカット曲が"Conga"。前述のように、最高位10位、ロングヒットで、年間チャートは40位を記録する大ヒットになりました。こちらをご覧ください→→→

このアルバムからは、次のシングル"Bad Boy"も、最高8位、年間チャートも79位を記録するヒットになります。
そして、サードシングルがこの曲"Words Get In The Way"で、アルバムからは、3曲目が、最も高い最高位を記録することになりました。
"Words Get In The Way"の曲の作者はGloria Estefan。アルバム『Primitive Love』の収録曲では、Gloria Estefanが作った曲はこの曲だけになります。

Miami Sound Machineといえば、ラテン系の音楽であり、"Conga"に代表されるような、テンポの良い、ダンスミュージックオンリーだと思っていましたが、この曲には驚きましたし、Gloria Estefan、なんて良い歌、歌うのでしょう、と、この曲で初めて思いました。次のアルバムで1位のとなる"Anything for You"も、Gloria Estefanの作の曲で、こちらも美しいバラードでした。ボーカルも素晴らしい声で歌いますが、いい曲書きますね。
Gloria Estefanですが、その後、事故で大けがをしたりしますが、それでも、ソロで長く活躍することになります。
コメント (30)
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