宇賀神修の『フェルメール・コネクション』を読んだ。いつまで待っても文庫化されないのでハードカバーを購入。
フェルメール展開催中の日本で、フェルメールの真作と思われる未発見の絵が見つかった。新聞記者がこの絵の謎について調べていくと驚愕の事実が・・・。
フェルメールの未発見の真作だけでも驚きなのだが、とにかく驚きの連続。江戸時代のオランダとの交流からフェルメールにつながり、そこからナチス・ドイツ、そして現代へ。『ダ・ヴィンチ・コード』みたいなすごい展開でついていくのが精一杯。はなしが大きすぎてうまく説明できないが、うまく話をつないでるなぁという印象のサスペンス・ミステリー。軽く読む分には楽しく読める。