下川裕治の『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』を読んだ。
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シンガポールにあるユーラシア大陸最南端の駅からロシアにあるユーラシア大陸最北端にある駅まで、タイトル通り鉄道で縦断する旅を綴る。シンガポールからマレーシア、タイ、ミャンマー、中国、モンゴルを抜けてロシアを巡る旅。中国からロシア・サンクトペテルブルクまでは、かつて茶が運ばれたルートと重なっていて、茶を運んだ歴史について調べながら進む旅。この作品の特徴としては、訪れる街や国の歴史的背景についてしっかり語っている。知らないことを教えてもらえた感じで面白いのだが、その分旅の出来事が少ないのでちと物足りない印象、ちと喰い足りないなぁ。少なくともこんな旅をしてみたいとは思わないねぇ。