原田マハの『生きるぼくら』を読んだ。
生きるぼくら (徳間文庫) [ 原田マハ ]
母子家庭で引きこもりの24歳主人公、母親が家出してしまい、困って祖母を訪ねていくのだが・・・。
祖母と、父の再婚相手の連れ子のつぼみと暮らす中での主人公の成長を描く作品。米作りを通じて描かれる主人公たちと周りの人たちの交流もあたたかく描かれていて、最後は泣ける。全てがちとうまくいきすぎな気がしないでもなく、祖母の認知症が急に悪くなったり劇的に改善したりとちとご都合主義的な感はなくもないが、素直に読むと感動できる作品で楽しく読める。
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