『ラメルノエリキサ』（渡辺優）

渡辺優の『ラメルノエリキサ』を読んだ。小説すばる新人賞受賞作。

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主人公の女子高生のりなは夜道を帰宅途中に通り魔に襲われて（切りつけられて）大怪我をする。復讐を誓うりなは、犯人が犯行後につぶやいた「ラメルノエリキサ」という言葉を糸口に警察より早く犯人を見つけようと動くのだが・・・。

ミステリー要素たっぷりで犯人を追い詰めていくお話し。軽い語りとテンポいい展開でそれなりに楽しく読める。が、中身がちと薄っぺらい印象は拭えない。軽く読む分には楽しめる作品だ。