東野圭吾の『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んだ。
|
著名な演出家の次回作舞台のオーディションに合格した7名の男女が、その演出家からの招集で3日間山中のペンションで過ごすことに。そのペンションは雪に覆われて外部と接触できない設定で、外部と連絡をとったものはオーディション合格が取り消しになる。そんな状況で一人がいなくなり、殺人が起こったとの設定。さらに翌日には二人目が・・・。これはお芝居の延長なのか?本当に殺人が行われているのか?疑心暗鬼になる参加者たち。最終日にその真相が明かされるのだが・・・。
いわゆる吹雪の山荘ものの設定の本格ミステリー。二重、三重の構造になってるのがミソでこりゃ読めないよねぇ。なかなかに楽しく読める作品で一気に読了。以下ネタバレを含むので未読の方は読まないように。
オーディションに落ちて失意のまま実家に帰った女性を合格した3人が慰めに来る。そこでの出来事から彼女は半身不随になってしまい、その3人を殺すべくこの集合を企画。殺人を依頼された男は断り切れないが実際に人を殺すわけにもいかず殺人が行われたように偽装する、というかなり面倒くさい展開が真相だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます