伊坂幸太郎の『クジラアタマの王様』を読んだ。
菓子メーカーに勤める岸が、会社のお菓子の異物混入事件をきっかけに、議員の池野内(のちの大臣)や人気ダンスユニットのメンバーの小沢ヒジリと出会い、十数年後、彼らとともに新型インフルエンザによるパンデミックと戦うお話し。夢の中で闘う描写もあって、そのシーンは挿絵があるちょっと変わった作品。夢の中での闘いの結果が、現実での生活にいい影響や悪い影響を与えるという仮定ですすむお話しだが・・・。
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コロナ禍みたいなパンデミックのお話しなのだが、コロナ禍以前に書かれたと知ってびっくり。著者の陰謀論的なお話しは好みじゃないけれど、相変わらずの伊坂節で楽しく読める作品だ。
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