電動自転車で走り回って楽しかった。一日目終わって自転車を返し、二日目も同じ場所の同じ自転車を借りて返却した。ニックが、「こんなに楽しいのだから会員カードを作っておこう。」というのでウェブサイトにいって色々見ている内に、大変な事が発覚した。自転車の返却は、鍵をカチッと閉めただけでは駄目、Enterボタンを押して、画面に「返却」の文字を確認するまではレンタル料が発生し続けるという。急いでチェックすると、一日目の料金が1人3780円になっている!2人で7560円! さっき返した自転車は今なおこの瞬間もレンタル料金を支払い続けている、そして明日のこの時間まで払い続けるのだ。
がーん! がーん!
リハへ行く仕度をしていたニックに打ち明けると、手に持った櫛を振り振り、「だから取説をまず全部読め、といつも言ってるじゃないか! 」と、私を叱った。アイフォンでコツコツと、ワンデイレンタル画面に、ニックの個人情報、パスワード、私の個人情報、パスワード、カード情報といちいち一人ずつ打ち込んでやったのに、楽しい時間を過ごさしてやったのに、いざ失敗となると私を責めるか。私はプイと部屋を出て、料金を止める為に自転車のレンタル場所へ走った。しまったスニーカー履いてくりゃよかった、もう遅いエレベーター来ちまった。ジミーチュウの靴はたとえフラットでも歩く為には作られてないんで、それで走ったら泣くしかない。公園の蔦若葉が刈り取られ地獄のような臭いを放つ中を泣く泣く駆けて行き、Enterボタンを押して、画面に「返却」の文字を確認した。足を引きずりながら帰っていると、ニックから電話で、「リハの迎えの時間に間に合わなければ、車で拾って貰ってやるから大通りを歩くように。」と言う。むっかー。感謝なし?労いなし?お前だけに苦労かけて済まないねの一言もなし? 私はプッツンと電話切って、フットサルしてる公園を突っ切ってホテルへ泣く泣く走って戻り、手早く喧嘩。五分後、ニックが感謝し、労い、私に謝ったところで、お迎えの車が来た。これからレンタル電動自転車借りる人にはこの悲劇を繰り返して貰いたくないんで、恥を忍んで敢えて書いた。
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