Laで会った友達はみな、TVドラマの「トーキョーヴァイス」か「ショーグン」にハマっていた。日本人の私相手だからわざわざ言ったのかもしれない。ショーグン(Disney+)は見れないが、トーキョーヴァイス(Netflix)を昨夜から見始めた。めちゃくちゃ面白い。アンセル・エルゴート君、Rivendellのエルフみたいに美しい。「シティーハンター」の鈴木亮平もかっこいい。チャラい役を演じても誠実さが滲み出るところが彼の魅力。
ダンジョン飯は海外でも大ヒット。特に、劇伴(げきばん:ゲームやアニメ作品の為に書き下ろされた楽曲)が傑作、という評判を耳にするたび、作曲家の光田康典さんご本人に会ったことあるんだよ、と自慢している。その時お渡ししたニックのCDにサインを求められたんだけど、私は貰わなかった。ゲーム界隈に詳しくなくてどんなお方か存じなかった。嗚呼バカな私。後悔先に立たず。
後悔先に立たずと言えば、今回タクシー詐欺に遭った。時差ぼけで、ろくに寝れなくてぼんやりとしてJFK空港に着き、婿のアダムが迎えに来ると言ってくれたのに、「忙しいからいいよ」と断ってタクシーを呼ぼうとした。その時、ナイスな感じの若い南米人が近づいてきて、「タクシーですか? 僕は今キャンセルされちゃって、よかったら乗りませんか?」と荷物を持たれ、ぼんやりとして乗り込んでしまった。長女のアパートの前でお金を払う時、「140ドルです」と言われ詐欺に気づいた。相場は50ドル。「高すぎる」と言った途端、ナイスな男の様子が激変、ねっとりした声で脅してきた。「ポリスを呼ぶ」と言おうとしたが、ガンで撃たれたら犬死に、ここまで来て初孫に会えないと思い、カードで払おうとした。「iPhoneに打ち込むからカードを貸せ」とひったくられ、裏の数字も見られてしまった。嗚呼私のバカバカ。「やっぱキャッシュで払う、お釣りを頂戴」と200ドル渡すと、40ドルしか返さない。「チップを引いといた」という声を背に車から転がりでた。すぐ日本のカード会社に電話したが、営業時間外。日本の朝を待ってカードをキャンセル。その間に、カード番号でダイヤモンドか金の延べ棒買われてたらどうしよう。