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ミセスローゼンの道後日記

黒南風や因島までひと走り







『瀬戸内し・ま・の・音楽祭(https://setouchi-festival.com/)』の音楽監督で指揮者の豊嶋和史(カズ)さんと、音楽家の息子さん豊嶋博満(ヒロ)さんと仲間たちが、因島の図書館で室内楽を弾かれるという。カズさんとは函館で共演し、ニックが帰りの飛行機の中で倒れて、大阪の病院に搬送されるまでついてて下さり、私達が松山へ帰る飛行機に乗るまでチェロを預かって届けて下さり、ひとかたならぬお世話になった。その間に長年の友人のような間柄となった。

朝私のリハビリを済ませ、そのまましまなみ海道を走って、午後2時に島へ到着した直後からシューベルト、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンなどの弦楽四重奏、五重奏をニックと彼らは夜の10時まで弾きまくった。翌朝、民宿のリビングでチェックアウトまで弾き続けた。気の合う仲間とカルテットを楽しみたいというニックの夢が叶った。







ゲストハウス『がみがみ』https://xxxgamigamixxx.com/


「僕の人生は完璧だ。ありがとう。」

帰り道にニックが言ってくれた。私だって楽しんだ。これほどのプログラムをこれほどたっぷり聞けたのだ。海に囲まれた小さな島で柔らかな潮風に包まれて、上質のクラシックを聞くという経験は何にも変えがたい喜びなのだ。カーネギホールで聴くのとは全く違う。セントラルパークの野外ステージで聴くのともまた違う。ニックと友人達がアラスカのシトカ島で音楽祭を始めたのも、同じ理由だっただろう。海と音楽は切っても切れない絆がある。




ここからは私の寝言みたいなもん。

音楽家の心は愛と理想に溢れている。そんな彼らが音楽祭をビジネスとして運営するのは大変な苦労だろう。手弁当にもボランティアにも限りがある。しまなみ海道に観光客を誘致したい企業が公共団体の後押しを得てプロジェクト化し、音楽家は音楽を提供する。そんない〜い形が出来ればいい。どこにどんなご縁が転がっているか人生わからない。素敵な音楽祭がいつまでも続いていきますように。ニックがカルテットを心ゆくまで弾く日が又きますようにと帰り道、島の神様にお願いして来た。







とにかく甘党なカルテットのメンバー。はっさくソフトやはっさく大福をぱくぱく食べては、甘〜いドルチェレガートを弾いていた。ブラボー!! 

























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