久しぶりに、山歩きの杖を探して引っ張り出して使っている。膝を固定する装具も捨てないで置いといてよかった。なんなら、入院中シャワーを浴びる膝装具カバーも置いてある。
というのも、昨日自転車で退勤中、持田付近のワッフルアトリエムエルと小麦工房カパラティーノの間辺りを走ってて、幼稚園児がバスから降りて来たので徐行したら、背後を走っていた自転車が、園児と私の間をすり抜けて通ろうして、私の自転車の後尾にコツンと当たった。かすった程度だがバランスを失うのには十分。園児と違う方へ倒れようとして車道側へ転倒。幸い幼稚園バスの背後で、他の車は来ず。園ママ達が助け起して歩道へ戻れた。掠った自転車は一瞬も止まらず走り去った。
嫌な話は書きたくないが、仔細を書いておけば後日役立った経験がある。日赤の救急でレントゲンを取った時も、ブログの昔の記事を見ながら膝の病歴を話せた。
「2010年、ニューヨークのスキー場で転倒して膝を怪我。当時は離婚して保険が無く医師にかからず。2018年、北海道のスキー場で再度転倒、同じ膝を怪我。この時は保険があったのだが、前十字靭帯損傷は時既に遅く修復不能、関節鼠除去術のみ。今回も同じ膝を傷めたと思われます。」
(後日MRI検査にて、陥没骨折と診断された。)
二つ言っときたい。
一、幼稚園バスを見たら自転車も徐行!
二、目の前で人が転倒したらまず救助!
私が間違ってる?
昨夜一晩中膝は痛いわ、左手親指も突き指して疼くわ、ムカついてたが、これを書いて、一句詠んで、気持ちは一件落着。
膝のメンテナンスの良い時期だったかもしれん。長い目で見たら、カス逃げ自転車に感謝するやもしれん。人生何があるかわからん。
「句集野路菊より」
病院を抜け出しあざみ野に立ちて 信野
帰ったかと尋ねてくれる春の雨 信野
この二句のストーリーを私は知らないが、なんとなく、亡き父の入院中の思い出のような気がする。帰ったか、と尋ねる口調も父の様な気がする。遺影の父と話しているのだろうか。