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ミセスローゼンの上人坂日記

立春のロボツト回る寿司の店



初めて「すしえもん」へ行く。寿司は回っていなくて、注文したら届く。飲み物やデザートはR2D2ぐらいのロボットが運んでくる。茶碗蒸し、枝豆、フライドポテト、鶏軟骨、中トロ、マグロ、ハマチ、つぶ貝、宇和島の鯛などを食す。くら寿司は皿の回収口があるが、すしえもんはガンタイプのスキャナーで皿を数える。南米からはるばるお越しのクラスメートのお母様も、初回転寿司を楽しんでおられた。








コンクールの思い出」

ニックの話。
僕が16歳で初めてチャイコフスキーコンクールに行った時、決勝の一曲目に「ヴィクター・ハーバートチェロ協奏曲」を弾いた。腕試し的な挑戦だったので、アメリカ(帰化)人のコンチェルトをモスクワで弾く事に意義を感じていた。指揮者のロジュジェストヴェンスキーは、その時初めて楽譜を見たそうだ。その場で数ヶ所僕に弾かせ、一回通して、即本番となったが、指揮は完璧だった。クラリネット奏者が念の為ソロのキューを出して下さいと頼んでいた。リハの時、ロジュジェストヴェンスキーは指揮台から降りて、彼女の目の前までツカツカと歩いて行き、「今!」と指揮棒を突きつけた。オーケストラの団員は笑っていなかったと思う。

私「二度目の挑戦の決勝一曲目は何を弾いたの?」
ニック「二度目はメダル獲りに行ってたんだぞ、ドヴォコンに決まっとるやろ!」



「現代音楽を弾く意義」
ある記者がハイフェッツに聞いた。
「現代音楽を演奏する意義は?」
ハイフェッツが答えた。
「作曲者を後悔させ、どれだけ自分がベートーヴェンを好きか思い知る為だ。」



「サン=サーンスにご注意。」
ふとニックに、「一回目の心筋梗塞を起こした時はコンサートで何の曲を弾いてたの?」と聞いてみたら、「サン=サーンスだ」と答えた。二回目も同じ曲だった。サン=サーンスチェロ協奏曲恐るべし!







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