遂にハオジェとミシェルが結ばれた。長い長い披露宴。
ニックのスピーチ。
「教え子の結婚式の全てに招待されるわけではないし、例え招待されても全てに列席する訳でもありません。ハオジェ君は私が日本に住んでいる事を(多分ウィキペディアか何かで)知り、マ教授のツテを頼り、日本語学校のヴィザを取り、東京にアパートを借り、私のレッスンを受ける為に、毎週末山中湖に通って来ました。語学学校の期間が終わり、日本語は殆ど上達しないまま、チェロの進歩はめざましく、上海に帰ってからも、スカイプによるヴィデオレッスンを続けて居ます。また彼の母校である上海音学院のチェロ・フェスティヴァルに私を招き、コンサートやマスタークラスをプロデュースしてくれました。その情熱に応えたくて我々は今ここに居ます。彼は私の大切な弟子であり、彼と新婦のミシェルは私達夫婦の大切な友人であり、彼らの家族はまるで私達の家族のように感じています。私自身も、この歴史ある大都会上海を訪れ、優秀な音楽院の生徒達にレッスンをし、演奏を披露する事に大きな意義と情熱を感じます。」
ニックとハオジェのデュオ「トロイメライ」
新郎新婦思い出ヴィデオの中にもニック登場。
両親のご挨拶に、日本人以上に親子・家族の絆を大切にする民族なのだと実感した。
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