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ミセスローゼンの上人坂日記

これからの介護人生富士薊

ニックの介護まであと10年は好きなことやっていられると思ったが、急きょ、LAの93歳のグランマの世話をしに行くかもしれんということになった。アメリカの病院は人手が足りなくて、骨盤骨折程度の高齢者はほったらかしにされているらしいのだ。自力でトイレに行けず、コロナの面会謝絶で友人に会えず、「ここでじわじわ死にかけている気がするよ。」と涙のSOS。どこかマシなリハビリ病院へ転院できればいいのだが、今はどこも同じ状態。私の少ない経験上だけど、アメリカのナースは態度はデカイが、友人か家族のように親身に世話してくれた。それが、どうも話を聞いてると、コロナのせいでひどい事になってる、手を貸してくれればトイレに行けるのに紙オムツをあてがわれてる、とグランマは憤慨。これも私だけの感じ感なんだけど、それって日本の老人リハビリ施設では結構当たり前の事かも。アメリカは無制限に移民を受け入れてきたせいで、そういう人手がコロナまでは足りてた。いくらでも手厚い介護が受けられてた、と私は思う。グランマは割合とお金持ちだけど、今じゃリーズナブルな料金で家に住み込んでくれる介護人などいない。
ニックと私はすぐ出発する事にしたが、向こうに着いても2週間自己隔離しなきゃいけないので、すぐにはグランマに会えない。向こうの親戚がまず動いて私達が行くまで面倒を見てくれればいいが、と願っていたら、元ナースの友人がリハビリ施設に掛け合ってくれて、とりあえずほったらかし状態が改善された。このままいけばよいし、最悪の場合、私一人でグランマの家へ観光ビザの期限一杯介護しに行く覚悟は出来た。仕事も持ってく。美味しいデリバリーピザを食べまくる。アジアンはコロナに強いらしいし、かぼちゃんを何ヶ月も預ける財力が今無いし、ニックには介護なんて到底無理だしね。私しかないなら、行かねばなるまい。(杉山久子節。)

コメント一覧

朗善
カタヤマユキさん。コメントありがとうございます!寝る前本読んで下さって嬉しいです。その一言でだけで、“You made my day”(おかげで良い日になりそう)なのに、グランマの事まで励まして下さり感謝です。いつき組の方ですよね? もう一度ありがとう❣️
カタヤマユキ
はじめまして。初めてのコメントでご家族の介護問題に何か申し上げるのも失礼かと思いましたが、読んでしまったら何か言いたくて。お義母様へのやさしさとフットワークの良さがあなたらしいと思いました。あなたらしい、というのは『寝る前に読む〜』を読ん私なりの思い込みです。色々もろもろ、うまくいくことを祈っています。
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