来月のかたつむりネット句会の兼題は、「蝉」。山中湖は今、ひぐらしと油蝉。雨上がり、一斉に蝉が鳴き出すとき、鶯と時鳥もまだ鳴いてる。前回、客観写生とは何ぞや? という勉強をした。客観写生とは、意識してできる物でなく、主観を忘れて何句も何句も写生している内に、季語と自分が一体となって、気づけば写生の中に主観が滲んでいる、そう言う物じゃないかなあ。と言うのが、今の所の私の理解だけど、三十年後の私がこれを読んだら、ああ、若かったなあ、と思うかもしれん。
次回のふらんす堂横浜句会の兼題は「雲の峰」。嵐の様な土砂降りの雨の中で、朝な夕なに雲の峰の句を案じていると、心が晴れるものだなあ。