ミセスローゼンの上人坂日記

雨ながら青き姿や秋の富士


サー・ネヴィル・マリナーが逝かれた。今年大阪フェスティバルホールのコンサートを見に行った時の写真。あの時は怪我の直後しかも風邪を召しておられたのに、青年のような振りっぷりであった。レディ・マリナーもお優しくて、LA室内楽50周年フェスティバルに来たらどう、とニックに言って下さった。私達が結婚した後、ロンドンのお宅にお訪ねした時は、サー・ネヴィルと三人で夜の街へ繰り出した。サー・ネヴィルが青年なら、ニックは少年みたいな態度で、私は真ん中に座っているのが夢みたいに楽しかった。これなら百まで指揮なさるであろう、と楽観していた。ルジェロ・リッチー、サー・ネヴィル・マリナーという偉大な音楽家にじかに会って、楽しくお話しできたのは、私の人生のハイライトだ。忘れられない印象だ。ありがとうございました。どうか安らかにお眠り下さい。
昨夜はまだ訃報を知らず、ピアノトリオコンサートを目前に来日、山中湖入りしたヴァイオリニストのポールと、我が家でカクテルちびちび飲みながら、旧交を温めていたら、気づくと十時を過ぎてた。今日からリハが始まる。
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