塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ユナイテッド、やはり香川の居場所は無いのだろうか。

2013-10-09 22:21:33 | 日記
 急に現れたと考えていた「ヤヌザイ」という選手、ワールド・サッカーダイジェスト2013年9月5日号を読んでいまし
たら、誌面に登場していました。

 識者の間では有名だったのですね。

 彼はベルギーにルーツを持つとのことで、近年右肩あがりで上昇を続けるベルギーの凄さを改めて知らされる形となりまし
た。

 一方でヤヌザイが5年以上の居住経験を持ちイングランド代表招集の可能性があるということで、アーセナルのジャック・
ウイルシェアがこの招集案を一蹴しています。
 
 それも彼が飛びぬけた存在価値を秘めている証なのでしょうが。

 イタリアでは古くから

 「ふたりのプレイ・メイカーの存在」

 が議論されてきましたが、イングランドではどうでしょうか。

 古くはマッツオーラとリベラ、近年はバッジョとデルピエロ、そしてトッティの起用法新が様々語られてきましたが、イン
グランドもジェラードとランパードの併用、言い換えれば

 「適切なポジション」

 を見出せないまま、2013年を迎えてしましました。

 これらの議論から今後の展開を推測するならば、実直であるデビッド・モイーズがヤヌザイと香川の共演を示唆するとは思
えず、後者の立場はより窮屈になった印象があります。

 ではドルトムントはどうなのか。

 それではムヒタリアンの加入に意味がなくなりますし、マルコ・ロイスもいますしね。

 クロップ監督も悩んでしまうでしょう。

 ユナイテッドは守備陣の高齢化が叫ばれ、逆に攻撃陣は停滞と故障が問題視されています。

 ファン・ペルシは故障の多いことで有名ですし、ルーニーも冬の移籍市場でどう出るかが理解できない今、ユナイテッドを
救うのは香川ではなく、ヤヌザイなのかもしれません。
 
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ローマ、開幕から無敗の要因とは

2013-10-09 22:04:07 | 日記
 ASローマにとってリュディ・ガルシアは「棚からぼた餅」の指揮官だったのか、それとも意中の人選だったのか気になり
ます。

 恐らく後者の方に信憑性はあるのでしょうが。

 過去2年のASローマは招聘した指揮官、ルイス・エンリケ、そしてズネスク・ゼーマンが短期で頓挫しており、新指揮官
招聘は急務でした。

 同時に

 1・ゼーマンとダニエレ・デロッシの諍い
 2・昨シーズンのコパ・イタリア決勝は、よりによってラツィオに敗れ優勝を逃す

 という痛みを味わう形となりました。

 ローマ首脳陣はこの痛みから抜け出すため、マッシミリアーノ・アレグリに的を絞り交渉、アレグリもローマ移籍で心中は
決まっていると周囲は捉えていました。

 ガッリアーニは2011シーズンのスクデットに導いたアレグリを信用していましたが、ベルルスコーニの糾弾が尋常では
無かったためです。

 ガルシアが同じ2011シーズン、リールを1953-54シーズン以来のフランス王者に導いたのは単なる偶然なのか、
それとも自分の立場を欧州全土に知らしめる要因になったのか。

 ミランとしてはこの優勝経験を保障にしたのは間違いないでしょう。

 ジェルビーニョの獲得も頷けますね。

 ジェルビーニョがアーセナルに移籍する事になったのも、ガルシア政権でリーグ1優勝を置き土産にすることができた
為でしたから。

 ローマが開幕から無敗なのは当然トッティの存在もあるでしょうし、補強と選手の噛み合いが良かったという側面が考え
られます。

 僕は彼らの試合を観ていないのですが、オランダ代表のストロートマンが活躍しているのでしょうし、PSGに移籍した
マルキーニョスの離脱がさほどではなかったと予想します。

 もし首都のクラブが2001シーズン以来のスクデットを得たならば。

 トッティは神格化され、ガルシアに握手を求めるファンが列をなすはずです。
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今僕たちが問われるサッカーへの気持ち

2013-10-09 02:04:00 | 日記
 スマップに「君色思い」という歌があります。

 これは香取慎吾さんが声優を務めたアニメ「赤ずきんちゃちゃ」の主題歌として知られ、まだスマップが駆け出しの頃の曲
です。

 うろ覚えで申し訳ないのですが

 「ずっと君色思い、今も眠れない夜に(中略)もっと心の中をふたり見せ合えたなら」

 というフレーズがあったと記憶しています。

 この君色思いの「君」を、僕たちは恋人ではなくサッカーに置きかえることができると思うんです。

 サッカーは確かに性別と年齢、そして地域を超越して親しまれている反面、今も昔も政争の道具になり、時には暴力行為で
ファンと選手が傷を負う事があります。

 「もっと心の中をふたり見せ合えたなら」

 というこの言葉は、サッカーという競技とそれを取り巻く僕たちの心が、もっと寄り添うことが出来たならと思える、そんな
印象を受けます。

 ガリンシャのように識字が出来ず、ボタフォゴを筆頭に契約したクラブ全てから低賃金で酷使され、名声に合わない死に方を
した選手もいれば、

 「モンキーチャント」

 で憤慨する選手も後を経ちません。

 逆に東日本大震災のチャリティでゴールを決めたカズ、ダニ・ハルケへの愛情をワールドカップ決勝で示したイニエスタのよ
うに、この競技と出会った人間に敬意を払う選手もいます。

 サッカーという競技の本質は変わりません。

 本質が問われるのは、僕たちのような周囲の人間であり、サッカーを人気取りの一種として考えている協会関係者や政治家な
のでしょうね。

 僕たちはサッカーから数多くのもらい物をしています。

 そのもらい物をサッカーそのものに還元する事が、今後問われていくはずです。
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中村俊輔の代表復帰、それは夢物語なのか

2013-10-09 01:51:59 | 日記
 もし中村俊輔が代表招集を受け、2014年のブラジル・ワールドカップで本田、香川と共演する。

 これは僕の夢物語なのでしょうが、少なくともアブシン・ゴトビとF・マリノスファンは、この考えを日ましに強めているは
ずです。

 「どうして中村は日本代表に招集されないのだ?」

 と疑問を抱いたのがこの清水エスパルス指揮官であり、もしF・マリノスがサンフレッチェとの鍔迫り合いを制し、J1王者
に輝いたならば。

 「日本代表復帰」

 が現実になるかもしれません。

 欧州では仮にワールドカップに出場できなくとも、抱く胸の痛みは以前よりも和らいでいると聞きます。

 それは既にチャンピオンズ・リーグの実力がワールドカップを凌駕しているためであり、出場選手からすればオセアニアやア
ジアなど、他の地域、レベルの劣る国と対戦しても意味は無いと考える為です。

 その考えを覆したのが2010年のニュージーランドなわけですが、あれはイタリアの考えられない不振という状況もありまし
たが。

 今注目を集めるムヒタリアンのように、母国がワールドカップに出場できる力が無い国、ボスニアやカメルーンのように組織
が巧く構築できていない国からすれば、やはり

 「チャンピオンズ・リーグ」

 はかけがえのない存在です。

 しかし、日本は2014年の切符を手にしており、2006年、2010年共に中村がこの舞台の為、懸命に体調維持をはかっ
たものの、皮肉にも風邪と足首の痛みで万全では無かったことを、僕たちは知っています。

 カズのように選ばれなかった選手も苦しみがあります。

 しかし、中村のように出場して苦渋を味わった選手はもっともがいているはずです。

 正直、現状で中村の選出は無いでしょう。

 ただ時に流れが追い風となり、今のコンディションを来年まで維持できたなら、日本だけでなくスコットランドのファンも心
から中村を祝福する時間が訪れる。

 そんな気がします。
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