塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本とスペインが抱える同じ問題

2013-10-07 19:02:27 | 日記
 コンフェデレーションズカップ決勝でブラジルに敗れた後、スペイン代表監督ビセンテ・デルボスケは

 「私を満足させるFWはまだ存在しない」

 と発言しました。

 この発言、そっくりそのまま日本代表にも当てはまる事柄ですが、ザッケローニ監督が批判的な口調、もしくは意図的に奮起を
促すために乱暴な言葉を用いるとは思えません。

 トーレス、ビジャ、ジョレンテにネグレド。

 スペインの1トップはその人選において確実に日本代表を凌駕しますが、サンティ・カソルラ、ベニャ、イスコ、そして遂に初
招集を受けたミチュのように、MFの人選の方が確実に難しいのも確かです。

 日本もMFの人選は1トップを選ぶよりも困難であり、それはFWとして育ってきた選手、例えば久保裕也がクラブではMFと
して起用されている事も影響しています。

 本日のスポーツナビで中田徹氏がVVVに在籍する大津の姿を執筆しています。

 その彼もまた

 「VVVの背番号10」

 ということで、FWとは異なりますね。

 例えばサザンプトンの李が2011年アジアカップで見せた当時と同じだけのコンディションが戻れば、再起用を求めても良い
でしょうし、森本は度重なる移籍と故障で停滞しています。

 僕は案外

 「平山相太」

 は大穴かと思っていますが、同僚の米本も招集されておかしくはないと考えています。

 豊田もそうですが、サイズを伸ばすことはそんな名伯楽でもできませんし、2013年の医学をもってしても不可能です。

 本田、柿谷のいずれかを1トップで起用する案はまだ消えないでしょうが、どうしてスペインと日本はMFに素材が凝縮するの
か、不可思議に思えます。
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ジャージから振り返るクラブの歩み

2013-10-07 18:47:58 | 日記
 マクロンの迷彩デザインはともかく、近年のサッカージャージにおけるデザインは意表を突いたものが多いですね。

 しかしデザイナーと供給するブランド側は、クラブが歩んできた歴史にヒントを得ており、何も突飛な代物では無い事を
理解した上で発売しています。

 「過去をサンプリングする」

 というのは、何も戦術だけでは無いのですね。

 例えばナイキ。

 長友がチェゼーナから移籍して日本でも大きな注目を集めた2011シーズン、アウェー用ジャージにはクラブの象徴と
して知られる大蛇が青い形で描かれていました。

 これは「ビショーネ」と呼ばれており、この年に勝ち取ったクラブ・ワールドカップの黄金の盾のマーキング効果もあり、
好調な売れ行きを示しました。

 またユナイテッドのアウェーモデルで青を見かける時がありますが、あの1968年当時は実際に同様の青を着用してい
たと聞きました。

 ですから新作ジャージのデザインは、時に

 「ファンですら忘れているような過去の遺産」

 を思い出させてくれる特効薬でもあるのです。

 逆にアントラーズで採用したボーダーや、バルセロナで用いたグラデーションなどは、ブランドとデザイナーからの提案
という側面が強いでしょうね。

 例えばパルセイロも今季のアウェー用では、クラブの象徴である獅子をデザイン・モチーフにしています。

 それは今季から契約を結んだデュエロが、パルセイロをより印象づける為に知恵を絞った証と言えますし、契約初年度と
言う事もあり、ファンへの認知という意味もあったと思います。

 昔と比べて頻繁にジャージのデザインが変更される今だからこそ、デザイナーはクラブの価値観を損なわない提案に躍起
なのでしょう。
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ナポリで人気爆発のジャージデザインとは?

2013-10-07 01:50:10 | 日記
 ナポリのテクニカル・スポンサーと言えばマラドーナ時代のエネーレの他、ディアドラ、ロット、そしてナイキと様々なブラ
ンドが浮かびます。

 現在は「マクロン」が手掛けているそのジャージですが、今季のアウェー使用が何と

 「カモフラージュ(迷彩)」

 である事が大きな反響を呼んでいます。

 (ワールド・サッカーダイジェスト9月5日号の105ページを参照)

 カモフラージュ柄というのは勿論「軍事」におけるデザインとして登場したわけですが、今は普通にファッション分野でも取
りいれられています。

 僕は今手許にひとつもカモフラージュ柄の服はありません。

 しかし大学時代、アメリカの靴ブランド、バンズの迷彩柄のスニーカーを所有していてよく履いたものです。

 マクロンがどんなブランドなのかはわからないのですが、セリエAではボローニャとプーマとの契約を終えたラツィオも契約
を交わしています。

 イタリアではどうしてもロットとディアドラの印象が強いのですが、エレアのように地道な活動をしているブランドもありま
す。

 僕が思うににサッカー史上初めて迷彩柄をジャージに取り入れたのは、マクロンだけでしょうし採用を受け入れたのもナポリ
だけだと思います。

 ただサッカー・ダイジェストの記事によれば、ファンの評判はすこぶるく完売店が相次いでいるようです。

 専門サイト「フットボール・マックス」では、このマクロン製品を大きく取り扱っており、特にナポリの商品は売れ筋の様子
です。

 大手だけが独占状態にある中で、イタリアではこうした中小ブランドが頑張っているのを見ると凄く面白いですし、世間の
流行を顧みず3バックの人気が高いのは、イタリアがルネサンス時代より

 「ファッションを意識してきた」

 証拠と言えそうです。
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