塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スポンサーが契約選手に望むもの

2013-10-30 21:48:01 | 日記
 ネイマール、マリオ・ゲッツェはナイキ、香川がアディダス、マルコ・ロイスはプーマと、若くしてブランドと契約しCM
出演、契約金で名を馳せる選手は大勢います。

 僕からすればこの契約金の高さが

 「選手を窮屈にさせる要因」

 になりかねないと捉えます。

 以前にもお話しましたが、ナイキが2013年の今でも主力として販売しているバスケットシューズは、マイケル・ジョー
ダンという不世出の名手との契約に端を発しています。

 つまり、ジョーダンはMVPに6回輝くと同時に、故障で戦線離脱した2年目の1986年と初の引退を表明した1994
年以外、常にコートに立ち続けました。

 つまりナイキにとってジョーダンは

 「最高のセールス・パーソン」

 でもあったのです。

 上記の選手たちだけでなく、ブランドのCM、カタログに出演している選手は当然その製品を履いてピッチでの活躍が期待
されますから、故障と無縁でなくてはいけません。

 ですから

 「クラブから支払われる給料に見合った動き」
 「スポンサー料に対する労働」

 この2点を選手たちは実戦しなければ、意味が無くなってしまいます。

 本田圭祐はミズノと契約していますが、もしミラン移籍が本当ならば少なくともロシア時代よりも露出は増えるでしょうか
ら、ミズノにとっても嬉しい出来事でしょう。

 逆に本田には別の責任が派生しますね。

 難しいのはサッカーが接触プレイである以上、自己管理には限界があるということで、僕などはお金に縛られる割合が少な
い方が楽でいいなあと思います。

 ゲッツェが行った

 「ナイキとアディダス取り違え問題」

 なんていうのスポンサーに縛られている1面を示しています。
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野菜栽培から見る育成のむずかしさ

2013-10-30 21:37:16 | 日記
 作物を栽培していると、完全な平等はこの世にないとつくづく実感します。

 例えばミニトマト。

 トマトそのものは少ない水で育つので、太陽光線が一番強い夏に最適な作物であることは間違いなく、胡瓜と共に食卓の
彩を飾ってくれます。

 我が家では畑でけでなく、庭でもミニトマトを栽培しましたが、同じ土地、同じだけの太陽光線を浴びても、完熟した物
もあれば、青いまま地面に落下したものもあります。

 太陽光線は葉の重なりかた、向きで異なるでしょうが、こうも違う物かと絶句し同時に日本に限らず各国の育成状況を考
慮してみました。

 黄金世代とプラチナ世代
 谷間の世代とどん底の世代

 日本のメディアはこうして育成の賛否を簡単に評価しますが、言われている方の選手と指揮官は不愉快で一杯でしょうね。

 近年指摘されている

 「プラチナ世代」

 は既にサッカー・ダイジェストが2012年4月10日号で特集しており、表紙にはアーセナルの宮市を軸にガンバの宇
佐美、アントラーズの柴崎、スタンダールの小野などが掲載されています。

 でも作物が実りある時、そうでない時があるように、人間だって必ずいしも同じように恵まれた人材が突如大量に現れる
わけであありません。

 作物が水と太陽、肥料が育つために大切なように、若手が伸びるには

 1・育った環境とコーチとの巡り合い
 2・勉強にも力を入れる習慣があったのか
 3・親御さんの理解、海外遠征の多さ

 など、比べる材料は幾つもあるわけで、単純に選手のネーム・バリューと残した結果だけで判断することは、正直危ない
と感じます。

 ワールド・サッカーダイジェストは2012年12月20日号で、現在のサッカーは1987年(メッシ)と1992年
(ネイマール)世代が牽引していると伝えています。

 しかし、そこから漏れた世代が肥やし、フロントや監督業務、代理人などで手助けしている面もあると思うのですが。
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転職組と移籍を決意した選手たち

2013-10-30 18:32:57 | 日記
 40台、50代で転職、しかも畑違いの事業に挑む方は本当に度胸があると思います。

 例えば僕もスーパーの仕事を辞めたいと思う事はしょっちゅうです。

 もし将来父親になれば、日曜日の父兄参観に参加する事は難しい上、盆、暮れ、正月、クリスマスは子供と離れなくてはいけ
ません。

 商品不良が露見して謝ることもしばしばですが、それが工場における問題なのか、運送時の問題なのかわかりかねる時もあり、
一方的なサンドバッグ状態になるときもあるますしね。

 例えばギャレス・ベイル、アンドリー・シェフチェンコ、そしてカカ。

 クラブ間で莫大な金が動いて移籍した選手たちが、突如前とは異なる動きに終始し、周囲の落胆を味わうことがあります。

 フェルナンド・トーレスのように

 「チェルシーは無駄金を叩いた」
 「このスペイン代表は、チェルシーは混乱させただけ」

 と罵られ続けてきましたが、これで自尊心を維持できる方が不思議で、冒頭でお伝えした転職組も同じ不安は抱えていたと思
います。

 低迷の要因として浮かぶのは

 1・移籍前、前の職場の方法論と仕事の進め方に慣れきっているため、新しい動きを身に着けるのに時間が必要
 2・メカニズムの違いが把握できていない
 3・前の職場で体力を思っていたよりも消費しており、環境の変化に体がついていけなかった

 という3例があるでしょう。

 ベイルとカカの例は「3」、シェバとトーレスですと「1」と「2」が当たると思います。

 でも、移籍するだけの勇気があることは、それだけでも凄いことではあると思うのです。

 しかしこれだけのお金が動く今、やはりファンとしては不振の選手をみるだけでやり切れない気持ちになるのでしょうが。
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Jリーグの拡大と弊害を考察する

2013-10-30 14:28:12 | 日記
 ヴァンフォーレ甲府の存在は、地方クラブにとって最適のモデルケースと言われます。

 それは借金返済が終了し、右肩上がりに観客動員が上昇し、遂に念願のクラブハウスが用意できたという、プラスの内容が
大きい為です。

 しかし一番大切なのは

 「降格、昇格関係なく、ヴァンフォーレが甲府、山梨県にあって嬉しい」

 とファンが思える存在になった為ですね。

 僕が山梨学院在籍時、ヴァン君のようなマスコットは存在せず、市内に設置されている自動販売機の売り上げをクラブの為
に用いたいという考え、ファンにもフロントにも無かったでしょう。

 甲府に出かけると岡島百貨店、今は違いますがディスカウントショップ「トポス」があったビル、即ち甲府市の中心もどこ
か寂しげな雰囲気が漂うと感じます。

 それでもサッカーが、僕たちを照らしてくれている。

 そう思える方が増えたのでしょうね。

 J2の経営が厳しいのは、Jリーグそのものの拡大路線がやはり急だった点はあるでしょう。

 でも拡大しなければ、私たちにもJリーグをという熱意にこたえることが出来ないという側面があったでしょうし、拡大し
たからこそ底辺が拡大した反面、安易な解雇が増えると言う悪循環も生まれてしまいました。

 J3が加わることで、J2とJ1にも新しい動きがあると思います。

 それはJ2の選手がJ3、JFLに落ちることでプロではなくアマチュアとなり、練習と試合、そして仕事を掛け持ちする
という形が増えるかもしれません。

 逆に東南アジア各国から選手を引き抜くだけでなく、J3という廉価な日本人選手を獲得すると言う麺も増えるでしょう。

 プロが増えるのか、逆にアマチュアが増えるのか。

 今はまだわかりかねますが、拡大したために起こる弊害は、やはり事前に調査と報告をすべきでしょう。
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サッカークラブはどうして多い?

2013-10-30 12:54:04 | 日記
 アビスパ福岡が経営難を宣告する中、スポンサーは今以上の資金注入を行わないことを発表します。

 それはアビスパが降格と昇格を繰り返すエレベーター・クラブであることと、ソフト・バンクホークスのような優勝争い
に絡む活躍が出来ていない、この2点が関係しているはずです。

 残念ながら、これ以上お金をつぎ込んでも得られるものが無い、言い換えれば

 「クラブの魅力」

 が見つかりにくいのかもしれません。

 サッカーというのは不思議な物で、ひとつのクラブの運営、強化方針に納得できなければ自分たちで興す事が可能です。

 例えば長野県はお世辞にも静岡県のようなサッカーどころでは無い為、山雅とパルセイロがいっそ合併してひとつとなっ
た方が

 1・観客動員が増し、例えば南長野の改修工事のような大規模な資金を削減できる
 2・山雅ならエプソン、パルセイロなら八幡屋磯五郎など、大口スポンサーがひとつに集約できるため、経営基盤の確立
   が今以上に進む。
 
 という声もありました。

 そう、野球やバスケットならば県にひとつの割合であれば、それは本当に凄いことなんですよね。

 でも日本に限らず、欧州と中南米でもサッカークラブは都市を軸に構えていますから、一つ以上あるのがむしろ普通とい
う見方もできます。

 長野県はパルセイロと山雅以外にも活動しているクラブは幾つもあり、彼らがこの2クラブから退団した選手の受け皿に
なっているのは間違いありません。

 もし合併が可能でも

 「なんで合併する必要がある!」

 という批判的な考えの方が圧倒的でしょうし、松本と長野の温度差を踏まえても無理でしょうね。

 F・マリノス、カターレ富山のように、活動していたふたつのクラブが手を組んだ例もありますが、やはり稀有な例と
して見るべきでしょうか。
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